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難し過ぎる本を読んだ時に起こる消化不良3つのデメリット【専門書】

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「この本難しいなあ」

「作者のレベルが高すぎてついていけない」

 

そんな風に思うことはありませんか?私はあります。

 

難しすぎる本に出会い、消化不良になった時、3つの大きなデメリットがあります。

 

①読書を楽しめない
②自信喪失による行動力低下
自己批判によるモチベーション低下

 

難しすぎる本では、これらの問題が起こります。

 

難しすぎる本に出会った時の、定番の対処法は「繰り返し読む」です。しかし、正直いって無理に読む必要はありません。

 

本を読むということはトレードオフ。1冊の本を手に取った時、あなたはそれ以外全ての本を読む時間を代償に捧げることになります。

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難しすぎる本を読むと消化不良になる

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そもそも、難しすぎる本を読むと消化不良になります。

 

つまり、情報を自分の脳みそや知識、経験で理解(消化)できずに、モヤモヤします。

 

文字を追うだけになったり、読み切ったのに何も頭に残らない時があります。

 

また、専門的過ぎる本では、読者の知識が追い付かず「何を言っているかわからない」状態になります。

 

そんな時が、このエントリーで定義する「消化不良の状態」と認識して、読み進めてください。

難しすぎる本を読んだ時の3つのデメリット 

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まずは、難しすぎる本や専門的過ぎる本を読む場合のデメリットについてご紹介します。

 

もちろん、全ての高難易度本や超専門的な本を否定するつもりはありません。あなたにその本が必要なら、何としても読み切るべきです。

 

しかし、そこまでの必要性や緊急性が無いなら無理に読む必要は無い。と考えています。

 

本を読む時は、こういった理由で読書していると思います。

・仕事で使う
・私生活の問題を解決したい
・教養を身に付けたい
・アイデアが欲しい

 

その場合なら、適度な難易度の本を読むべきです。

 

1冊の本に一ヶ月かけるなら、10冊の本を読んだ方が得られる知識は多いと思います。

①読書を楽しめない

以前、こちらでもご紹介したように「読書を楽しめること」は才能です。

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難しすぎる本を読む時は、読書を楽しむことができない可能性があります。

 

その場合は、読書で一番大切な才能である「好き」を失います。あくまで仕事以外の全ての余暇は「楽しめるか」「好奇心を満たせるか」が重要なポイントです。

 

読書を楽しめなくなるような本なら、無理に読む必要はありません。

②自信喪失による行動力低下

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このパターンは特にこんな本を読んだ場合に起こります。
・超一流の人の本
・プロフェッショナルの書いた本

 

例えば、自分が読書好き。だと思っていて、読書に関する本を読んだとします。

 

その時に、自分のレベルよりも遥かに高いレベルを標準として語られている場合があります。

 

その時は、自分に自信が無くなって、こんな気持ちになります。

 

「この程度で得意だと思っていたのか」
「こんな読み方じゃダメなのか」
「これでは、読書を好きだと言えないんだな」

 

そんな風に思ってしまうと、自信が無くなり、行動力が低下します。

 

せっかく読書に関する本を読んだのに、読書をしなくなったら本末転倒です。

 

ちなみに、自信喪失はどんな人にも起こります。(特に初期)それを乗り越えるための方法については、こちらから。

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自己批判によるモチベーション低下

最後に、自己批判によるモチベーション低下です。

 

・買った本を読み切れない
・書かれている内容が理解できない
・意味やロジックがわからない

 

そんな時、つい自分を否定してしまうことがあります

 

「自分は頭が悪い」
「こんなことも理解できないのか」
「作者は、簡単に言うとと言っているのに、簡単じゃない」

 

そう考えて、自己批判をします。しかし、本を書く人はその道のプロです。

 

プロとアマでは基準値が大きく異なるので、レベルが違うのは当たり前です。それでも、その差を感じると自己批判をしがちです。

 

難しすぎる本を読む努力をしているのに、自己批判をしてしまったら意味がありません。

 

あくまで作者と競争しない方が良いでしょう。

難しすぎる本に出会った時の対処法【サンクコスト】

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では、難しすぎる本や、専門的過ぎる本に出会った場合はどうすれば良いでしょうか。

 

道は3つあります。

1.全力で読み切る
2.諦める
3.読み飛ばす

 

おすすめは②と③です。繰り返しになりますが「どうしても読む必要がある」場合は、全力で読み切ってください。

 

その場合は、一度流し読みしてから読むと若干読みやすくなります。他にも、付箋を貼りながら読むのもおすすめです。(重要点だけを読み込む)

難しすぎる本は諦めるのがベスト

難し「過ぎる」と感じた本については、諦めて構いません。

 

こちらでもご紹介したように、買ったからといって読み切る必要は全くありません。

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その理由は3つあります。

①サンクコストだから(取り戻せないなら、諦めるべき)
②もっと面白いと感じる本は無限にあるから
③乱読はたくさんのメリットがあるから(読書量は正義)

 

難しい。と感じるくらいの本なら、知識も手に入れられますし、読解力も身に付きます。

 

しかし「過ぎる」はおすすめしません。過ぎたるは及ばざるが如しだからです。

 

※読書量が多い事のメリットはこちらから。(ひらめきは読書量から)

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難しすぎる本は読み飛ばすのがベター

「せっかく買った本だし、出来れば読みたい」
「自分に必要な情報が入っているのはわかってる」

 

そんな人は、読み飛ばしがおすすめです。

 

そもそも、読書は読み飛ばしで効率が上がります。※読書の楽しさは低下するかもしれません。

 

また、読みにくいと感じるところや、理解できない場所を読み飛ばすことで、読書の躓きが減ります。

 

こちらで、5つの読み飛ばし方法を解説しています。宜しければ、ご覧ください。※基本は、各章の数行を読んで興味があれば読み進める。

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難し過ぎる本を読んだ時に起こる消化不良3つのデメリット【まとめ】

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今回は、難しすぎると感じた本を読んだ時に起こる、消化不良のデメリットを3つご紹介しました。

 

①読書を楽しめない
②自信喪失による行動力低下
自己批判によるモチベーション低下

 

読書含め、何事も楽しんだもん勝ちです。

 

・楽しみながら知識を手にするか
・苦労して成果が上がらないか。

 

逃げる・諦める・辞めるという選択肢は、決して悪いものではありません。

 

逃げられる。という勇気は、もしかしたら人の強さの一つかもしれません。

 

今日のおすすめ本はこちら。

「勇気の科学」

「乱読のセレンデピティ」