人の話を聞くのは難しいな。と思いませんか?
そんな人は、たった一つの方法を心がけてください。もしかしたら、人間関係が変わるかもしれません。
人の話を聞く時は、こんなことに気を付ける必要があります。
・集中して聞く必要がある
・適切に質問をする必要がある
・相槌を適度にする必要がある
・適度に目を見て聞く必要がある
・否定しない相槌をする方が良い
このなかで、最も難しいのが「否定しない相槌」です。否定しないツッコミではありません。
「時には議論をすることも大切」
そんな風に思いますが、相槌に関しては「否定しない」が基本的には正解だと思います。(理由は後述)
他人、職場の人、恋人、家族などあらゆる人間関係において、なんだかんだコントロールがしにくいのが、相槌だと思います。
テクニックやノウハウがあっても、相槌だけは普段の態度が出やすいからです。
今回は、そんな「否定しない相槌」について思うことについて、考察をします。
- なぜ否定しない相槌が難しいのか
- なぜ、相槌に関しては否定しない方が良いのか
- 相槌と自分の意見を言うタイミングはどうやって見極めるか
- 否定しない相槌は、良い人間関係を作れる
- 否定しない相槌で良い人間関係を築く方法「まとめとおすすめ本」
「私は会話が苦手だ。」そう思う人は、こちらをご覧ください。ノウハウとおすすめ本を整理しています。(場所だけでコミュ力が強化されたり、弱体化したりします。)
なぜ否定しない相槌が難しいのか
まずは、このエントリーのテーマ。否定しない相槌が難しい理由です。
・自分の意見を言いたい
・意見の相違を指摘したい
・間違っていることを間違っていると言いたい
その理由についてご紹介します。
自分の意見を言いたくなる
まずは、自分の意見を言いたくなることです。
たとえ、相槌で否定しないことが大切だとわかっていても、つい自己表現をしたくなります。
「わかる。でも俺は○○の方が好きだな」
「昔はそうだけど、今は逆のことが流行っているらしいよ」
そのように、自分の意見や情報を相手に伝えたくなります。結果的に、否定をする相槌をしやすくなります。
意見の相違を早く指摘したい
意見が異なっている時、ついつい「自分は違う」と言いたくなります。
「今の若者は努力しないよね」
「昔の人は頭が固いよね」
そんな会話の時、自分が全く逆の意見を持っている場合、素直に相槌を打つのが難しくなります。
「そんなことないよ。それは人によって違うでしょ」
そう言いたくなります。
間違っていることは間違っている
最後に、間違っていることをそのままにしたく無くなることです。
「空が青いのは、青の波長が長いからだよね」
そんな風に言われたら、即座に「逆だよ」と言いたくなると思います。
このように、間違った意見や発言に対しては、相槌を打つ前に否定をしたくなります。
なぜ、相槌に関しては否定しない方が良いのか
そんな、否定しやすい相槌ですが、なぜ否定しない方が良いのでしょうか。
それは、「相手の話をちゃんと聞いていることを伝えるため」です。
会話の途中で割り込んだり、最後まで話を聞かずに否定をすることで、「この人は自分の意見を言いたいだけ」と思われてしまいます。
人は、一度拒否反応を示したことに対しては一貫して拒否反応をします。(一貫性の法則)
どんなに良い意見でも、相手に聞く気が無ければ意味がありません。まずは、聞いてもらえる環境や関係を作る必要があります。
だからこそ、相槌に関しては否定しないこと。が最も重要です。
もちろん、議論は大切です。しかし、相手の話や言い分は最後まで聞くべきです。
相槌とは「話を聞いている最中の行動」です。そのため、否定しない相槌を打つことは、どんな場合でも必要です。(交渉は除く)
相槌と自分の意見を言うタイミングはどうやって見極めるか
ここまで書くと、相槌と、自分の会話ターンのタイミングが良くわからないな。と思うかもしれません。
確かに、会話に明確なターンの交換は無く、判断が難しいです。
そのため、毎回毎回会話のターン待ちをしていると、会話のテンポが悪くなり、盛り上がりに欠けます。
対策としては「否定をしたい時だけ」相手が黙る瞬間を待つことです。
言いたいことを言い終われば、間が空きます。その間を確かめてから意見を言うことがおすすめです。
確実に正解がわかっているような問題であれば、ここまで気を遣う必要はありません。
しかし、人によって意見が異なる内容については、相手が言いたいことを全て聞いてから、意見を伝えると魅力的な人に見えると思います。
相槌については「うん」「はい」「なるほど」「あー」「ほー」などを使い分けて会話しましょう。
否定しない相槌は、良い人間関係を作れる
否定しない相槌を身に付けることができれば、自然と良い人間関係が作りやすくなります。
「あの人は最後まで話を聞いてくれる」
「私のことを理解しようとしてくれる」
「傲慢な人でない」
否定しない相槌を身に付けることで、このような評判を得ることができます。
逆に言えば、「距離を置きたい人」に対しては、否定する相槌が効果的です。
もちろん、怒らせてはダメです。しかし、何を言っても「でも○○だと思うな」「私はそれ好きじゃない」そう言えば、会話がつまらなくなります。
人と距離を置きたいか。それとも親密になりたいか。によって、相槌は使い分けることができます。
否定しない相槌で良い人間関係を築く方法「まとめとおすすめ本」
今回は、否定しない相槌の難しさと、そのメリットについてご紹介しました。
たかが相槌、されど相槌です。
人との距離を取るためにも、距離を縮めるためにも使える相槌。
身に付けて損しないテクニックだと思います。
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