人間関係に悩みのない人はいません。(いたら教えてください。)
いろいろと、人間関係に関する本を読んだり、自分で試しながら今に至ります。しかし、人間関係はどうしても正解がわからない。
正解がわからない。というよりは、正解が無いのが正解だと思っています。
もともと内向的な私ですが、社交的に振る舞うことはできるようになりました。
しかし、考えれば考えるほど、人間関係術は難しいです。そして、社交的に振る舞えても失敗をすることは多々あります。
今回は、そんな私の悩みを割と赤裸々に吐露します。
・人間関係術ってなんで難しいのか
・自分にあった人間関係術とはなにか
・どうやって、正解が無い正解に折り合いを付けるか
この3本立てです。最後におすすめ本もご紹介します。
- 人間関係術にはある程度の正解がある
- 統計外の人に出会うと大変
- 人間関係術には、人それぞれ適正がある
- 全てを求めることはできない「万人に好かれる人は居ない」
- 前向きに好かれることを諦める【人間関係への悩み対策】
- 人間関係に関するおすすめ本
人間関係術にはある程度の正解がある
そもそも論でいえば、人間関係を作るための正解に近い方法はあります。
詳しくは、このエントリーをご覧いただきたいのですが、特におすすめの方法はこちらです。
・自分らしく振る舞える場所で会話する
・共通点を探し出す
・弱みをさらけ出す
こういったことを心がけるだけで、ある程度人と良い関係を築くことができます。
統計外の人に出会うと大変
先ほど、人間関係には「ある程度」正解がある。という表現をしました。ある程度という表現をしたのは、統計外の人がいるから。です。
「この表現をすれば完璧」
「誰とでも信頼関係が築ける」
そんな方法はありません。いくつかの選択肢の中で、最も可能性が高い方法があるだけです。
だからこそ、人間関係術を勉強してチャレンジしても失敗する場合があります。
人はそれぞれ違いますし、シチュエーションや気分によっても変動します。
人間関係術には、人それぞれ適正がある
人間関係術と一言でいっても、そのアプローチは多々あります。
・共感をメインに、人を否定しない
・率直な意見を述べて、リーダーリップを発揮する
・与える人になり、感謝される
など、人間関係を築く方法はたくさんあります。
では、あなたや私はどんな方法を取るべきでしょうか?
答えは「自分の長所や特徴を活かす人間関係術を採用する」です。
つまり、内向的でお人よしの人が
・強くて頼りがいのある、マッチョな人
を目指すのは非常に難しいです。
マラソンランナーが、相撲をしているようなものです。
何かに優れている。ということは、何かに劣っています。
結果「なりたい自分」と「自分の特性」とのギャップに苦しむ。ということが、人間関係術を知っているほど陥る症状です。
トレードオフが悩ましい
人間関係術に、複数のアプローチがあり、その適正は人それぞれ。ということをお伝えしましたが、それ以外にもトレードオフ。という問題もあります。
例えば
・強い人=部下には慕われるが、同僚とは距離が出来る
・優しい人=たくさんの人に愛されるが、自己主張がしにくい
など、どの選択肢(人間関係のアプローチ)を選んでも、必ず失うものがあります。
何かを選べば何かを失う。トレードオフは人間関係においても付きまとう問題です。
全てを求めることはできない「万人に好かれる人は居ない」
つまり、人間関係において、全てを求めることは出来ません。
たとえ、みんなの憧れの人でも、心のどこかで孤独を抱えています。
それは、100人の村だとしたら、99人に好かれても、1人には好かれない。という現実があるからです。
どの選択肢を選んでも、誰かに好かれない。それが事実。
美人で仕事が出来る人は嫌われる?
目を見張るような美人。仕事も出来る。そんな人はかっこいいですよね?
しかし、統計的には美人でバリバリ仕事が出来る人は
・傲慢
・わがまま
・鼻持ちならない
などという、感想を持たれる場合があります。(不思議です。)
理由として想像できるのは、未だに女性は献身的で、他人を支えるのが理想。と思っている人が一定数存在するからです。
見た目も、脳みそもハイスペックでも、人に嫌われることがあります。
※この辺の悩みを持つ人は、この本が支えになるかもしれません。
それでも、僕は嫌われたくない
そんな現実を知っている(知識をしてある)私ですが、それでも人から嫌われたくないな。みんなに好かれたいな。と思うことがあります。
合理的な思考と感情は相いれない存在です。
全てのものが壊れることを知っていても、お気に入りの車や服が傷んだ時は悲しい気持ちになります。
それと同じように、手にすることができないとわかってる、好感についても同様です。
つまり、僕は嫌われたくないという感情を捨てられない。という悩みを持っています。
前向きに好かれることを諦める【人間関係への悩み対策】
最後に、対策です。
人に嫌われるのが怖い私ですが、前向きに諦めることにしています。
世界中の人から好かれることができなくても、好きな人から好感を持たれなくても、それでも私たちは誰かから愛を受けています。
それは、親かもしれないですし、パートナーかもしれません。学生時代の友人や後輩、職場の先輩かもしれません。
トレードオフは、失うことばかりに着目してしまいますが、確実になにかを得ています。
私たちに必要なのは、失ったもの(好感)を数える代わりに、目の前にある友人の優しさやぬくもりを感じること。
私はそう思っています。
その代償として、人に嫌われているとしても、それでもいいんじゃないかな?
幸せは感じるものでは無く、見つけるモノ。何事にも、良いところを探す。
難しすぎる人間関係について、今の結論はそれです。
人間関係に関するおすすめ本
最後に、おすすめ本のコーナーです。
悩みごとに、5冊ご紹介します。(もちろん、全ての本を読み、おすすめできると判断しています。)
人間関係術を知りたい「最強の人間関係術」
人間関係術については、幅広く知れます。統計的に裏付けのある情報が多いので、懐疑的になりがちな人におすすめ。
雰囲気だけの人間関係術本とは、一線を画す本です。
内向的な自分や繊細な自分に悩んでいる「鈍感な世界に生きる敏感な人たち」
内向的だったり、繊細過ぎる人。そんな人は、自分が繊細なのではなく、周りが鈍感。
そんな風に考えることもできます。
精細さを活かしつつ、鈍感な社会で生きるヒント。
女性ならではの人間関係やキャリアに悩みがある「LEAN IN」
女性のキャリアウーマンが書いた本。※フェイスブックCOO
女性ならでは、大変さ。女性がどうやって男社会で生きていくか。そんなことへのアイデアをもらえる本。※男性も読むべき。
オンラインの人間関係が苦手「オンラインでの伝え方ここが違います」
オフラインの打ち合わせが減っているからこそ、重要な本。
オンラインならではの人間関係術を知れます。仕事でweb会議をする人は、読んで損しない本。
オンラインコミュニケーションスキルが必要な3つの理由【オフラインの人間関係術】 - ようの読書記録
嫌われたくない「嫌われる勇気」
言わずと知れた、嫌われる勇気。人に嫌われるのは、自分らしく生きている証拠。
嫌われたく無くても、どうせ嫌われることがあります。
なら、その現実に立ち向かう勇気と知識を持つ方が効率が良いでしょう。