今回は、残酷すぎる人間法則の書評です。
以前読んで面白かった「残酷すぎる成功法則」を書いた、エリック・バーカーさんが出版している本です。
残酷すぎる人間法則では、人間関係でこれまで明かされていなかった様々な情報をエビデンスベースで学ぶことができます。
「人は1日200回嘘をつく」
「犯罪プロファイリングの信頼性はほぼゼロ」
「傾聴に効果が無い相手がいる」
「自分が相手のこころをわかる。は勘違い」
こんな事実がこの一冊で分かります。
人との関係性のつくり方、人間関係の意味については様々な研究である程度正解が見えてきました。
その多くをたった一冊の本で知れる"残酷すぎる人間法則"。さっそくレビューしていきます。
残酷すぎる人間法則の感想
まずは、この本を読んで感じた感想からご紹介します。
それは
「人間関係こそ、人生の価値を決める。」
ということです。
人は多くのモノを求めます。
・お金
・地位
・別荘
・車
これらは、思いのほか私たちを幸せにはしてくれません。
結局人は、他人から求められる。ということで自分の存在意味を感じれます。
そのために必要なのは、科学でも統計でも無く「だたの人間関係」と言うことがわかりました。
書評:残酷すぎる人間法則「面白いポイントを5つご紹介」
ここからは、残酷すぎる人間法則を読んで「面白い!」と思った点を5つご紹介します。
サクっと紹介するので、詳しくは実際に読んでください。(内容が濃すぎてブログでは紹介しきれない。)
1.ハーバードが見つけた長寿で幸せな人生に必要なもの
あのハーバード大学が80年かけて見つけた法則があります。
それは「人生においてはただひとつ、本当に重要なものは他者との関係だ。」
ということ。
私たちが充実感を感じる瞬間には、いつも誰かが必要です。
まずは、この大前提を頭に入れてから、残酷すぎる人間法則を読むと良いでしょう。(もちろん、本の前半に書かれています。)
2.第一印象の精度は約7割
第一印象が大切。
これはもはや常識ですよね。
それもそのはずで、実際に第一印象は約7割正しいようです。
凄いと思いませんか?
実際に、ある調査では被験者が初めて見る人の笑顔を見ただけで、その人の性格特性のほとんどを当てることができたようです。
ですが、見逃してはいけないのが「3割外れる」ということです。
その3割の修正方法についても、残酷すぎる人間法則では学ぶことができます。
3.友達と遊べる喜びは大金を得るのと同じくらいの満足度がある
「友達と遊べる。」ということに私たちはもっと喜ぶべきかもしれません。
具体的には、友達と遊べることは私たちの年収が1,300万円分UPしたのと同じくらいの効果があるようです。
ちなみに、職場の上司を「友達」をみなせる人は、仕事を楽しめる確率が2.5倍上がるようです。(そんな人は20%しかいないらしいが。)
あなたが上司の場合は、部下から「友達みたいに思える」と思ってもらうのが、仕事の満足感を上げるのに最適かもしれません。
「友達づきあいがめんどくさい。」
「家でゴロゴロしている方が楽。」
そう思うかもしれませんが、長期的にあなたの生活を向上させてくれるのは友情のようです。
4.45分で親友を作る魔法のレシピ
あなたに親友はいますか?
こう聞くと、最も多い答えが「0人」だったりします。
たしかに、親友を作るのはとても難しい。
自分が親友と思っていたとしても、相手からしたらたくさんいる友達の一人。というケースもあります。
ですが、そんなあなたでも45分で親友を作る方法があります。
それは「自分の弱さをさらけ出すこと」です。
具体的には、こんなイメージ。
「真っ暗だと怖くて眠れない。」
「実は、インスタで赤ちゃんの写真を見て赤ちゃん言葉で話しかけてる。」
「ジェットコースターに怖くて乗れない。」
「仕事でミスした時は、ライバーに励ましてもらってる。」
人に言うのは少し恥ずかしい。もしばれたら馬鹿にされそう。
そう思うことを正直に伝えてみましょう。親友が作れます。(人格がヤバい人には効果無しです。)
なぜなら相手への信頼を伝えることができるから。
5.離婚につながる4つの地雷
離婚につながる4つの地雷があります。
もちろん、これはカップルなどの関係性でも同じです。
この4つの地雷を踏むだけで、関係性はどんどん悪化していきます。
「いつの間にか会う頻度が減った。」
「楽しく話す時間が減って、険悪なムードになる。」
それは、こんな理由からです。
- 人格否定をしている
- 拒絶をしている(無視する)
- 自己防衛(責任転嫁・いいわけ)
- 軽蔑
無意識にこういった行動を取っている場合は、黄色信号です。
人間関係とは、絶えず上書きをしていくものです。
これまで、4つの地雷を踏んでいる場合は、悪い記憶や過去を良い経験で上書きしていきましょう。(お互いの良い物語をつくりましょう。)
「書評」残酷すぎる人間法則レビュー。まとめ
今回は、残酷すぎる人間法則のレビューでした。
この本も、「後でもう一度読みたい。」と思わせる面白い本でした。
前著の残業時間過ぎる成功法則。では、あらゆる成功に関するデータが目白押し。という形でした。
本作は、どちらかと言うと、じっくり人間関係の間違いや正しい付き合い方について整理されているように感じました。
人生で最も重要な人間関係。
たった一冊の本に投資するだけで、大きく変わります。
ぜひ、あなたも一度自分自身の人間関係を見つめ直すきっかけとして、一読してみてはいかがでしょうか。
おすすめです。