「家を買いたい。」
昔からそう思っていました。
やっぱりマイホームには憧れがあります。
・庭が持てる
・駐車場や駐輪場が自分専用
・所有感
・細かなところを自分好みに出来る
家を買ってやりたいことはたくさんあります。
しかし、最近ではマイホームの購入に対して「怖いなあ。」と思うことが増えました。
最近では周りから、こんなことを言われる頻度が増えました。
「そろそろ家は買わないの?」
「俺は家を買ったよ。」
「ローンの返済期間が厳しくなるよ。」
たしかにその通りで、就労年数を考えるとマイホームを購入するなら判断は早い方が資金繰りの点では有利です。
それでも、私は今マイホームを持つ。ということに前向きになれません。
今回は、その5つの理由をご紹介します。
- 家を買うことにメリットがある事は理解しているつもり
- それでも家を買うのが怖い5つの理由
- 家を買うには、人生の不確実性を減らすことが必要になりそう。
- 適齢期になったのに家を買うのが怖いと思う5つの理由。「まとめ」
家を買うことにメリットがある事は理解しているつもり
家を買う。ということにはたくさんのメリットがあります。
・戸建てなので、騒音の悩みが減る
・完全にプライベートな場所を確保できる
・家賃を払う必要無し
・インテリアを好みに出来る
・長く家具や家電を使いやすい
などなど、家を買うことにはたくさんのメリットがあります。
バーベキューしたり、庭でくつろいだりもできますしね。
それでも家を買うのが怖い5つの理由
メリットがある事は理解しているつもりですが、それでも家を買うのが怖いです。
家を買う怖さやリスクを低減する方法としては
・きちんとした建築会社を選ぶ
・キャッシュフローを明確にする
・ローンの金額設定を正確に行う
・専門家への相談を行う
などの方法が考えられます。
しかし、私が「家を買うのは怖い」と思っているのはそういった対処法では解決しにくい問題です。
【家を買うのが怖い5つの理由】
- 職業選択肢が減る
- 学校の選択肢が減る
- 投資額が大きすぎる
- 気候の変化に対応できない
- 地域住民とのコミュニティが心配
それぞれもう少し詳しくご紹介します。
1.職業選択肢が減ることは怖い
まずは、職場の選択肢が減ります。
マイホームを手に入れたあと、引っ越しをすることは難しい。
そのためマイホームの近く(車や電車で通勤できる範囲)に職場を探す必要があります。
統計的には、自宅と職場が近い方が仕事の満足度が上がるようです。
※参考書籍は下記
そのため「転勤したから、毎日1時間以上通勤している。」という事態になることが怖いです。
2.こどもの学校の選択肢が減るのが怖い
こどもが学校に完璧に適応できるか。というのは運に大きく左右されます。
「どうしても転校したい。」
「こどもの友人環境を変えたい。」
そう思った時、マイホームは大きな枷になります。
私立の学校や通信制の学校もあるので、多少の選択肢は残ります。
それでも、職場と同じで自宅から一定の距離圏内。という縛りは残ります。
3.投資金額が大きすぎて怖い
家を買うには非常に大きなお金が必要です。
ユニバーサルホームによると、全国平均で4,400万円程度の予算が必要になるようです。※土地代も含む。利息分は計算していない。
憧れのマイホーム購入!予算の相場と平均費用はどうなっている?|イエばな|注文住宅のユニバーサルホーム
これだけの大きな投資をして「やっぱりやーめた。」という判断をするのは難しい。
借金というレバレッジを効かせて家を購入しているので、マイホームは買い物というよりは、投資に近いと考えることもできます。
※自宅を買うと借金できる金額は減る。
これだけの大きな投資をするのはやっぱり怖いです。
4.気候変動が起きた時に怖い
地球温暖化が大きく進んだ場合、日本で最も涼しい場所は沖縄になる。というデータがあるようです。
これは、海に囲まれている方が温度が上がりにくいから。ということみたいです。(北海道じゃないのに驚き)
もちろん、地球温暖化がどのくらい進むか。ということは未知数な部分もあります。
それでも、地球温暖化以外にも気候変動が起きた時「生活がしにくい地域」に縛られるのも、マイホームのリスクと考えることができます。
逃げる。という選択肢を減らすのは怖いと感じます。
5.地域住民とのコミュニティが怖い
最後に、地域住民とのコミュニティが怖い。ということもあります。
昨今の感染症問題で自治会の活動は減少傾向にあるようですが、それでも地域の人間関係の枠に組み込まれるのは少し怖いです。
もちろん、普段の生活では関係を持てないような人脈が出来ることはメリットなので、こちらは一長一短と考えることができます。
とはいえ、こちらも「お試しで」ということが難しいのはリスクに感じます。
家を買うには、人生の不確実性を減らすことが必要になりそう。
ということで、家を買うことが怖い。というのは「人生の不確実性が怖い。」と考えることができます。
先ほどご紹介した5つの怖さ。
- 職業選択肢が減る
- 学校の選択肢が減る
- 投資額が大きすぎる
- 気候の変化に対応できない
- 地域住民とのコミュニティが心配
これらはこのように言い換えることができます。
- どんな仕事をするかわからない
- こどもが学校に合うかわからない
- リスクが起きた時の選択肢が減る
- 気候変動が予測できない
- 人間関係がどうなるかわからない
つまり、不確実性が高い。ということに怖さを感じます。
もちろん、全ての選択においてゼロリスクを目指すのは無理筋です。
どこかでリスクを取る必要はあります。
そのためには、自分の人生の不確実性を下げることが必要になりそうです。
2軒目を建てる道筋があれば、リスクは大きく下がる
「人生の不確実性を下げる。なんて難しすぎる。」
私はそう思っています。
そう考えると、ベストな対応は「2軒目を建てる余力を持つ。」ということになるでしょう。
方法は2つあります。
1.収入と貯蓄を増やす
2.安く家を買う
最初に家を買う時はどちらかの対応を行うと安心です。
適齢期になったのに家を買うのが怖いと思う5つの理由。「まとめ」
私の感情としては「家が欲しい。」という気持ちが優位です。
しかし、理性としては「家を買うのは怖い。」と思っています。
とはいえ、選択肢がいつまでもある訳ではないので、どこかで判断が必要になります。
そのために
・安く家を手に入れる方法を考える。
・収入と貯蓄を増やす
これらについてもう一度考えてみたいと思います。
あなたも、今一度自分の人生の不確実性と取れるリスク(家の購入金額)について、考えてみてはいかがでしょうか。
「みんなやっている。」で判断するのはリスキーですよ。
こちらの本もおすすめ。
↑こちらのリンクも是非。