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時間を買う以上のライフハックは無さそう。「満足感が上がる買い物」

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時間を買う。

 

という選択肢はとても魅力的です。

 

なぜなら、買い物の満足感が上がるから。

 

時間に追われていると感じている人は、その瞬間を生きる(マインドフルネスに生きる)ことが難しくなります。

 

反対に、時間がたっぷりある。と感じている人は運動をしたり、ボランティアをする人が増えるようです。

 

時間を買う。

 

これは、余暇の時間を増やす。ということ以上に「時間があると感じれる。」ということが大切。

 

今回は、時間を増やすための行動(消費)がお金の使い方として優れている理由についてご紹介していきます。

実は、現代人忙しくない説

嘘だと思うかもしれません。

 

しかし、ロチェスター大学とシカゴ大学の研究で、1日(1,440分)に行った行動を測定した結果では、こんな結果が出ています。

 

現代のアメリカ人は1960年代の人々よりも毎週4時間、レジャーの時間が多かった。

 

ちなみに、労働時間はほぼ同じくらいだったようです。

 

「では、なぜ私たちは忙しく感じているのか?」

 

その疑問の答えは、経済の繁栄が理由です。

 

経済的に繁栄している、稼ぎの多い人ほど、より時間に追われている感覚があるようです。

 

その理由としては、自分の時間の価値を高く評価しているから。

 

たしかに、1日働いて8,000円稼ぐ人と、1日働いて5万円稼ぐ人では、時間を重要と感じる度合いが異なりそうですよね。

時短は最悪のソリューションである?

時間を増やそう。と思った時、最初にするのは「時短」でしょう。

 

同じ行動と成果を、短い時間で実現できれば最高のソリューションに思えます。

 

しかし、時短にはいいことばかりではありません。

 

・時短によって楽しみが減る
・ファーストフード店はヤバい

楽しみの時間まで、時短している時がある

「あなたにとって、楽しみはなんでしょうか?」

 

私にとっては、読書や散歩、コーヒーを飲む時間です。

 

ですが、読書の効率化で速読をした場合、読書を楽しめる時間が減ります。※速読はほぼ不可能。

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早歩きや自転車では、散歩の楽しみを味わうことができません。

 

時短のために、料理をしなくなると、料理を作る楽しみや美味しい食事の機会を逃します。

 

時短=最適解ではありません。

ファーストフード店はヤバい

ファーストフード店には、安くて早くて美味しいものがたくさんあります。

 

実際、自分で材料を買って作るよりも美味しくて安いケースも多々あります。

 

しかし、トロント大学の研究では、ファーストフード店のロゴを見るだけで、人はせっつかれた気分になるようです。

 

また、最後にファーストフード店で食事したことを考えるだけで、もっと時短製品が欲しくなるようです。

 

つまり、ファーストフード店で時短をすると、時間が増えるのに時間に追われた感覚になる可能性があります。

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じゃあ、どうしたらいいか。答えは人助け

・時短はヤバい
・ファーストフードもヤバい

 

であれば、私たちはどうしたらいいのでしょうか?

 

忙しい人必見の方法は「人助け」です。

 

「忙しいのに人助け?」
「人助けでメリットがあるのは、助けられた人だ。」

 

そう思うかもしれません。

 

しかし、人助けをすると時間にゆとりがある。と感じれるようになります。

 

これは人の論理的な思考回路がなす技です。

 

・人を助ける
・人を助ける時間を使った
・人を助ける時間のゆとりが自分にはある

 

このように考えることが理由として考えられています。

 

他人も喜び、自分にもメリットがあります。人助けは自分助け。

 

できれば、1日にまとめて行った方が満足感が上がるようです。

お金を使う時、最も意識したい3つのこと「時間を買う」

では「お金を使う。」という観点では、どうしたらいいのでしょうか?

 

優先順位を高めるべき3つのことをご紹介します。

通勤時間は短ければ短いほど良いらしい

通勤時間に何をしていますか?

 

もしかしたら、家族が居る人は「通勤時間だけが自分の時間」と思っているかもしれません。

 

ですが、統計的には(統計外の人もいます)通勤時間が短いと人生の満足度が上がるようです。

 

逆に言えば、通勤時間が伸びるほど、人生に満足できなくなります。

 

具体的には、こんな事例があります。

 

・通勤時間が片道1時間かかると失業と同じくらいのダメージ
・通勤時間が0⇒22分になった場合の不幸を相殺するには給料が1/3増える必要がある

 

ちなみに、アメリカ人は1年間のうち、2週間以上を通勤に使っているようです。

 

通勤時間を減らす。と言うことは、1年を長くすることにもつながります。

 

・給料が高い
・知名度が高い

などの理由で会社を選ぶよりは、自宅の近くに住む。もしくは、会社のそばに住みやすい場所がある事の方が重要です。

 

可能であれば、電車通勤もおすすめです。自動車での通勤よりは、ダメージが少ない傾向にあります。

お金の使い方2:テレビを買う前に考えるべきこと

テレビって、面白いですよね?

 

今回ご紹介する調査では、テレビがテーマになっていますが、他の動画配信サービスでも同じような結果になると思います。

 

アメリカ人は1年のうち、かなりの時間をテレビを見ることに費やしています。

 

どのくらいだと思いますか?

 

答えは、2か月です。私たちが想像する以上に、テレビは人生のかなりの部分を占めています。

 

テクノロジーの進化や、所得の向上により、実は私たちが自由に出来る時間は伸びています。

 

しかし、その自由時間のほとんどはテレビに消費されてしまっています。

 

テレビにはこんな残念な研究があります。

・1日あたり、30分以上テレビを見る人は30分未満の人よりも、人生の満足度が低い。

 

実際、テレビ以上に安く時間をつぶせる行動はほとんどありません。

 

それでも、テレビを重視する生活はおすすめできません。

 

「テレビ以外に何をしたらいいか。」

 

そんなことを考えながら生活してみてはいかがでしょうか?

 

まずは、食事中のテレビを辞めてみましょう。

お金の使い方3:友人や家族と過ごす意義

最後のお金の使い方は「人と過ごす時間」です。

 

人は、家族や友人と過ごしている時、最も前向きな気持ちになるようです。

 

「久しぶりに友人にあったら、頑張っていたから自分も頑張る。」
「昔の前向きな気持ちを思い出した。」
「疲れたけど、仕事のことを忘れることができた。」

 

こんな経験をした人も多いでしょう。

 

しかし、自宅でお酒を飲む費用と比較して、飲み会にかかる費用は莫大です。

 

家でカップラーメンを食べれば、200円以下の出費ですみます。しかし、友人と食事をしてコーヒーを飲めばその10倍くらいの費用が必要です。

 

それでも、一人で過ごす時間よりは誰かと過ごす時間を大切にしましょう。

どうやって、お金を捻出したらいいのか?

お金の使い方について整理していくと、思わず「そのお金はどこから出るの?」と思ってしまいます。

 

たしかに

・給料よりも通勤時間
・テレビ以外の余暇を過ごす
・友人と会う時間をつくる

 

などの行動は、お金が必要ですよね。

 

答えはシンプルで「モノを買わない。」ということです。

 

・高級な家
・高い車
・ブランドバック
・高級時計
・歴史のある革靴

 

などの消費はなるべく控えましょう。

 

サラリーマンで億万長者になる人がものに使う費用はこのくらいです。

 

・安い車(高くても500万くらい)
・安い時計(高くて3万くらい)
・安い家(年収の3倍ちょっと)

 

車にかける費用が高そうですが、10年以上乗るのが当たり前。と考えると億万長者としては控えめでしょう。

 

※このへんの情報は、こちらの本がおすすめです。

時間を買う以上のライフハックは無さそう。「まとめ」

今回は、お金の使い道として「時間」にフォーカスしました。

 

何を買うか、何を消費するか。

 

お金の使い道ではこのように考えがちです。

 

ですが、実際は「どんな時間を過ごすか」について考えた方が有意義でしょう。

 

最後に参考書籍に触れて結びです。

 

「幸せをお金で買う」5つの授業

 

関連リンクはこちらから。

【正しく使う】満足感が上がるお金の使い方「モノより経験編」 - ようの読書記録

満足感を上げる買い物をするためにはご褒美が大切。「好きなモノほど頻度を下げる」 - ようの読書記録