今回は、コミュ障でも会話が楽になる「場所」と「話題」についてご紹介します。
当たり前のことですが、本を読むだけで人間関係が得意になることはありません。しかし、確実に「前に進んでいる感覚」は得られると思います。
「コミュニケーションが苦手」
「人と会話するのがへたくそ」
そんな風に思ってしまうのは、そもそも自分の得意な場所で会話をしていないからです。
「ありきたりな会話になる」
「盛り上がりにかける会話になる」
その理由は、適切な話題を知らないからです。たった3つの話題を使うだけで、これまでよりも「会話した感」の残るコミュニケーションが取れると思います。
今回の参考本はこちら「CAPTIVATE 最強の人間関係術」です。知人に読まれたくない本NO.1です。(こいつ、この本マネして会話しているな。と思われたくないので)
他にも、会話が楽になるおすすめ本をご紹介します。
ちなみに、コミュニケーションが得意な人でも、普通の人でも効果的な方法です。全ての人のコミュニケーション能力が底上げできる内容だと思います。
私も、場所によってはコミュ障になる時があります。だからこそ、この本やここに書かれている内容の価値を感じています。
※比較的長文なので、宜しければブックマークして何度かご覧ください。
- コミュ障でも会話が楽になる場所とは【人によって得意な場所がある】
- コミュ障でも会話が楽になる話題選びとは【たった3つを意識するだけ】
- 会話に悩む人におすすめの本5冊
- コミュ障でも会話が楽になる場所選びと3つの話題【まとめ】
(注)このブログでは、「CAPTIVATE 最強の人間関係術」を基に、個人の経験や考察が入っています。本の内容と完全に一致しませんので、ご容赦ください。
(注)統計的な根拠を確認したり、もっと詳しく知りたい人は、是非、「CAPTIVATE 最強の人間関係術」を読んでください。このブログの100倍価値のあることが書かれています。
コミュ障でも会話が楽になる場所とは【人によって得意な場所がある】
まずは、場所選びです。
コミュニケーションが苦手だと感じている人は、たいてい最初で躓いています。
・パーティ
・結婚式の二次会
・大人数の飲み会
このような場所は、一部のコミュニケーションエリートの戦場です。コミュニケーションが苦手な人には向きません。
※もちろん、「CAPTIVATE 最強の人間関係術」を読んで、実践することができれば、目指すことは可能です。
人によって、会話のしやすい場所と、会話のしにくい場所は異なります。
・人目が気になる人
・静かな場所で会話が苦手な人
・うるさい場所で会話が苦手な人
・少人数の会話が得意な人
様々な人が居ます。大切なのは、自分のコミュニケーションがしやすい場所を選ぶことです。
では、コミュ障でも会話が楽になる場所を探しましょう。
コミュニケーションに場所が重要な意味を持つことがわかったところで、次は、あなたにとって最適な場所を探しましょう。
コミュニケーションのしやすい場所がわかれば、なるべく自分で得意な場所で、人と合ったり、苦手な場所に近寄らなかったりできます。
クジラが陸上で最弱なのも、ライオンが海の中で最弱になるのも、場所選びに失敗しているからです。
どんな人でも、得意な場所なら自分の魅力を人に伝えることができます。苦手な場所なら、誰しもコミュ障です。
こちらの中で、あなたの「得意な場所」「普通の場所」「苦手な場所」でカテゴライズしてください。
全ての判断が難しい人は、「得意な場所」と「苦手な場所」を2,3メモしましょう。
・遊園地
・自宅
・友人の家
・職場
・車の中
・散歩道
・図書館
・喫茶店
・レストラン
・静かな飲食店
・バー
・居酒屋
・カラオケ
・大きな飲み会
・小規模な飲み会
・クラブ
・映画館
・コンサート
・公園
・山
・イベント
・ジム
・運動場
・祭り
・電子メール
・SNS
・電話
・オンライン飲み会
ここで選んだ場所が、あなたの魅力が活かせる場所です。
友人と会う時、初対面の人と合う時、商談、デート。あらゆる場面で場所は大切です。
戦も花火もオセロも場所取りが大切です。それなのに、コミュニケーションの場所がどこでも良い訳ありません。
場所については、実際に何度か体験した後に、修正や見直しをすると、なお良しです。
コミュ障でも会話が楽になる話題選びとは【たった3つを意識するだけ】
ここまでで、あなたの魅力を発揮する場所が決まりました。では、ここからは、コミュ障でも会話が楽になる、3つの話題をご紹介します。
どんな時でも、3つのことを心がけるだけで、会話が楽になります。また「これを話そう」と思うだけで、気持ちが楽になると思います。
フリースタイルの会話は高難易度です。ある程度制約がある方が、コミュ障には楽なはずです。
会話の着火剤を使う
まずは、会話のスタートです。なんだかんだ、コミュニケーションで一番苦手なのは「何から話すか」だと思います。
一度会話が流れれば、比較的楽に話せると思います。
そんな会話の着火剤としては、こんな質問がおすすめです。
「最近面白い仕事はありましたか」
「今日、何かいいことありましたか」
「個人的に熱心に取り組まれていることはありますか」
「次の土曜日(休暇)はどう過ごしますか」
「気分転換には、どんなことをしていますか」
「あなたの人生の信念はなんですか」
これらの会話が着火剤としておすすめです。2016年に300人を対象とした調査にて、確認されている内容です。
あなたの話しやすいように、アレンジして活用してください。
統計的に、ある程度会話が盛り上がる可能性のある質問なら、試しやすいと思います。もちろん、統計から外れる人はいるので、試しながら使うことを忘れないでください。
共通点を3つ以上探す【共通点は最強】
「他県の人だと思ったら、同じ市の出身だった」
「好きな芸能人が、同じ学校を卒業していた」
「実は、同じアイドルが好きだった」
「同じ作者の本を持っていた」
そんな共通点が見つかる会話をすると、一気に親近感がわいた経験はありませんか?
共通点の多さは、安心につながります。人は自分と同じものや記憶を共有している人に、親近感をいただきます。
全くバックボーンの異なる人よりは、自分に近い人の方が、安心して会話ができます。
外国人の人と初めて会話してみたら「実は、留学であなたの県に1年住んでいて、同じ飲食店で良く食事をしていた」を聞いたら、いきなり安心できたりしませんか?
それと同じです。
人は誰しも共通点や共感を探しているし、共通点のある人を好きになる
・Twitterで「リツート」する
・はてなブログで「ブックマーク」する
・パーティで独りぼっち同士が出会って意気投合する
これらは、共通点を探したい気持ちから生まれます。
「わかるわかる!」
「これ、ためになった。他の人にも知ってほしい」⇒良いと感じたものを、他の人にも良いと感じて欲しい。
このように、共通点が嫌いな人はほとんどいません。
また、ある研究では
・同じようなファッションをしてる(スーツとスーツ・パーカーとパーカー)
・似ていないファッションをしてる(スーツとパーカー)
上記の2人が困っている時に、助けるかどうか。を実験しています。
結果は、同じようなファッションをしてるの方が、助けてもらいやすかったようです。
たかが、服装でも同じ服装をしていれば、親近感がわき、人から助けてもらいやすくなります。
共通点を3つ探す理由と方法
共通点はある程度多い方が良いです。たった一つの共通点よりは、何個も共通点がある方が、共感を得られます。
一方、初対面の人と15分の会話で10個の共通点を探すには、弾丸のように質問をする必要があります。
そのため、「実現できそうな数」で「親しみを持ってもらいやすい数」として、3つがおすすめです。
もちろん、上手くいくときは、4つでも、5つでも共通点を見つけてください。
共通点を探すには、4つのことを心がける必要があります。
①共通点を探そうとする(私は違うとなるべく言わない)
②共通の知り合いを探す
③共通の状況を探す
④共通の趣味を探す
具体例です。①は会話の心がけなので、②から具体例を挙げます。
②さっき、Aさんと会話してたと思いますが、どこで知り合ったんですか
②今日の主催者とはいつ出会ったんですか
③ここには良く来ますか
③ここに住んでどのくらいですか
③いい場所ですね。(今会話している場所を示して)
④いいペンですね。(私も持っています)
④テニスをするんですか(私もします)
④休暇はなにをしていますか
④については、会話相手の特徴を見て、自分と類似する場所があれば、そこを指摘しましょう。
「よく赤い色の服を着てますが、好きなんですか?私も赤が好きで、赤い車に乗っています」
「革小物をたくさん持っていますが、好きなんですか?私も好きで、革靴を5足持っています」
このように、相手とあなたの共通点がある事を、言葉で示します。
きらめきのある会話をする【会話が盛り上がる王道の話題】
最後に、きらめきのある会話をしましょう。きらめき=盛り上がりです。
「盛り上がる会話がわかれば、コミュ障になっていない」
そう思うと思います。ですが、安心してください。盛り上がる会話には「法則」があります。
その法則とはこちら
・人をドキドキさせる
・新しい話をする
「いやいや、それが出来たら苦労しないよ」
そう思います。なので、具体例を出します。
「3月4日は何をしている」
「昨日の夕食は何を食べたの」
「人生で一番の失敗はなに」
「フェチはなに」
「明日から1週間休みになったら何をする」
このように、普段は聞かれないような質問をすることです。少しでも、ユニークさを発揮することができれば、ドキドキします。
人は、びっくりした時に記憶力が高まります。そのため、少し驚きのある質問をしてみましょう。※もちろん、相手に失礼にならない範囲を目指してください。
また、先ほどご紹介した「会話の着火剤」を使うのも効果的です。
さらに、会話をしている中で、相手が最も食いついた内容があれば、それを深堀りしてください。
「この人、スポーツやライブには関心が無いけど、本の話は好きそうだな」
そう思ったら、最近どんな本を読んだか?読みたい本はあるか?感銘を受けた本はあるか?聞いてください。
相手の「目の開き」「表情」「声のトーン」などから、判断してみましょう。
会話に悩む人におすすめの本5冊
最後に、おすすめ本です。知識は力なり。知識は会話力なり。です。
ご紹介する5冊は全て読みましたが、どれから読んでもためになり、面白い本です。
コミュ障でも5分で増やせる超人脈術
人脈というと、仕事で使る人とのコミュニティのイメージがあります。
しかし、この本では、人と良い関係を築くための方法について学べます。心理学の観点から、人との会話を伸ばしたい人におすすめです。
読みやすく、統計的な情報に裏付けされた知識を手にできます。
内向的型人間の違い
そもそも、コミュ障を自分で思ってしまう人は、内向的な人が多いです。
内向的な人は、豊かな想像力や粘り強さがあります。そんな内向的である事を、良い事だ。と思える本です。
会話で苦戦するのは、自分の劣等感だったりします。また、会話では特に「内気であること」を恥じる気持ちがある場合もあります。
しかし、内気であることの強みを知れば、内向的な人でももっと堂々とできます。
・内向的な人の特徴
・外向的な人の特徴
・内向的な人の魅力
・内向的な人が楽に生きるヒント
こういったことが知れる、価値のある本です。
影響力の武器
人の心理が、与える影響力について知るなら、この本がベストです。
あらゆる心理的な法則について知ることができます。
・返報性の法則
・社会性の法則
・一貫性の法則
・フットインザドア
・ドアインザフェイス
法則を知れば、会話が楽になります。
仕事でも、プライベートでも活用できる心理学が、一冊の本に全て詰まっています。
また、人に影響を与える方法を知るということは、人から、むやみに影響を受けなくなることにもなります。
人の心理を悪用する人に立ち向かう武器にもなる本です。
空気を読む脳
難しいイメージのある「脳科学」を一般の人にもわかりやすくかみ砕いてくれる人。それが、脳科学者の中野信子さんです。
空気を読む脳では、特に、日本人の特徴である「空気を読む」について知ることができます。
脳みそが空気を読み、不可解な行動を取ったり、一貫性のある行動を取ったりします。
・なぜ、キレイな負け方が称賛されるのか
・なぜ、不倫をバッシングする人がたくさん居るのか
・なぜ、男性はキャバクラに行くのか
・ほめる経験が失敗を隠す温床になる理由
など、脳科学の観点から教えてくれます。また、この本は、日本人に合わせて書かれた本なので、共感できたり、なるほど。と思える場所が多いのも魅力です。
難しそうな脳科学。この本なら、いままでより少し、脳科学に親近感を覚えることができます。
CAPTIVATE 最強の人間関係術
人間関係に関しては、今のところこの本が最強です。このブログで紹介した内容以外にも
・会話のフックを作る方法
・相手の性格を見極める方法
・相手の性格に合わせたコミュニケーション
・感謝の魅力
・相手に頼ることの魅力
・弱みをさらすことの強み
・やっかいな人とのコミュニケーション
・人気者の秘密を真似る方法
など、人間関係に必要なことが網羅されています。10P読んで、この本と出会った偶然に感謝したくなりました。一押しです。
コミュ障でも会話が楽になる場所選びと3つの話題【まとめ】
今回は、コミュ障でも会話が楽になる場所選びと、3つの話題についてご紹介しました。
コミュ障は、自分の苦手な場所で会話をして、有効な話題を知らない人です。
もちろん、繊細な人、内向的な人は居ると思います。超外向的なコミュニケーションの化身のような人にはなれないと思います。(私も努力しましたが、難しそうです。)
とはいえ、自分史上最強の会話力を身に付けることは出来ます。
コミュニケーションが苦手でも大丈夫です。適切な本を読み、少しずつ練習をすれば、今より進歩することは出来ます。
誰も教えてくれない、人間関係術。だからこそ、自分で学ぶ人は、一生使える優秀なスキルを手にすることができます。
正直、私を含む内向的な人は「毎日人と会話するのは大変」と思うかもしれません。しかし、会話が楽になれば、今よりは楽しく人とコミュニケーションができると思います。
熱が入り、長めの文章となりました。ここまでお付き合いいただいた人に感謝です。ありがとうございます。