人はもともと、狩猟民族だよなー。と思うのが、恋愛テクニックにおいて
・新しい出会いを良くする
・友人⇒恋人になる方法
・モテるテクニック
などの方法ばかりが人気なことです。一度夫婦という関係になった相手と、良い関係を築くための情報は少ない。
ですが、人生で「異性と恋愛関係を作る時間」よりも、「夫婦で過ごす時間」の方が、圧倒的に長いです。つまり、重要です。
恋愛上手な人、モテる人を見ると「いいなー。」と思います。でも、本当にうらやむべきは「パートナーとの関係性が良い人」です。言い切れます。
今回は、そんな夫婦関係を良くするための方法について、ご紹介したいと思います。
・今パートナーが居る人
・今後、パートナーが欲しい人
どちらも、必見の内容になっています。人生で最も長い間一緒に過ごす人と、良い関係が作れれば、幸せです。
前回同様、参考書籍はこちら。
他には、こちらの本も参考にしています。
結婚はゴールイン?それともよーいドン?
そもそも、結婚=幸せが成り立たないのは、冷静に考えればわかります。
日本でも、3組に1組(35%)が離婚をしています。永遠の愛を誓ったとしても、3分の1で離婚しているのが現実です。※2019年厚生労働省の調査
つまり、結婚とはライフステージが変わったにすぎません。
個人の意見としては、結婚とは幸福と不幸の上下限を大きくする行為だと思っています。
・一人の時よりもずっと幸せ
・1人の時の方がずっとマシ
そのどちらもあり得るのが結婚です。
たった数年の恋愛関係で判断をしている
ほとんどの人は、結婚を数年の付き合いで決めています。
2008年のゼクシィの調査では、約半数が交際3年未満で結婚をしているようです。
たった数年だけで、相性を見極めることは難しい。
・マイホームの購入
・子育て
・介護
・離職
など、人生における大きなイベントのほとんどは「結婚してから」発生します。
本当に大変な時に、パートナーがどうなっているか。を知るのは、結婚してからです。
夫婦関係を良くするにはどうしたらいいか
さて、ここまで
・結婚=幸せは成り立たない
・相手のことを完璧に理解する前に結婚している
という、少し寂しい話だったので、ここからは結婚後の関係を良くする方法について、ご紹介します。
飽きない恋は無いと知る
恋愛ホルモン分泌は3年で止まる。と言われています。
では、恋愛ホルモンの分泌が止まったら、相手を好きじゃなくなるか。というとそれは違います。
約3年で、恋⇒愛に変わります。具体的には、安心感や安定感に変わります。
ここで、安心感=飽き。感じる人は、結婚後の幸福度が下がる傾向にあったようです。
もちろん、逆のパターンの人もいます。
そういった人は「相手がいることを当たり前だと思わない」という傾向があるようです。
個人的には、3年以内に惚れ直している夫婦こそ、最高の関係だと思います。
相手の家事に文句を言わない
統計的に、相手の家事に対して文句を言ってしまう人の方が
「もういい、自分でやった方が早いし上手。」
と思って、家事負担が増えすぎてしまうようです。
・仕事
・育児
・家族関係
・勉強
など、やるべきことはたくさんあります。相手の家事のミスや不出来については、長い目で教育して上げてください。
この辺については「LEAN IN」がおすすめです。
夫婦仲が良くても、阿吽の呼吸は無理
夫婦の関係性が良い事にもリスクがあるのをご存知でしょうか?
それは「言わなくてもわかっている。」です。
「いちいちお礼を言わなくても」
「悪いと思っていることは伝わっているだろう」
「相手は自分をわかっている」
家族でも(遺伝子が近くても)当然、他人です。パートナーとは、遺伝子が近くない完全な他人です。
感謝やお詫びは言葉にしましょう。残念ながら、阿吽の呼吸は幻想です。
褒めて欲しいと思ったら伝える
家事あるあるだと思いますが、せっかく自分が掃除や家事をしても、喜んでもらえない時がありますよね。
「今日はお風呂の壁まで掃除しよう」
「シャツのアイロンがしっかりできた」
そんな時は、素直に「どう?いいでしょう。褒めて!」と伝えましょう。
相手に自分の思いは伝わっていない。もちろん、相手が頑張った時は、全力で褒めましょう。
会話ができる場所に行く
夫婦で過ごしていると、会話ができる機会はたくさんあります。
でも、あなたはちゃんと会話ができていますか?
普段の生活では、真剣に相手に向き合って会話をすることは少ないです。
だからこそ、会話ができる場所(会話しかできない場所)に行きましょう。
・ドライブ
・カフェ
・公園
など、どこでも良いです。注意点は、スマホなどの気が散るものは遠くに置いておくことです。
愚痴をいう時は宣言する
私もついついやりがちで、反省ですが、愚痴に対してアドバイスしたくなりますよね?
特に、女性は「共感」によって、ストレスが解消されるようなので、愚痴に対して解決策を求めない時があります。
しかし、男性はついつい「問題解決力がある事」を示したいので、アドバイスします。
それを無くすためには「愚痴を言うから、アドバイス無しね。」と事前に伝えてから会話してみましょう。
褒めるは上から目線
嫌われる勇気の書評でも紹介しましたが、褒める=評価=上から目線。となる場合があります。
もちろん、褒めるのは大切ですが、評価の匂いがしないように気をつけましょう。
「この料理、上手にできてるじゃん」
こういった発言は、評価です。
「この料理美味しい。どうやって作ったの?」
このように、感想を伝えるようにしましょう。もちろん、お礼もセットで。
夫婦と親でもめたらどうする?
例えば、奥さんと自分の親がもめたらどうしますか?
こちらの本では「どっちつかずでは無く、どちらか選ぶ」ことが推奨されています。
奥さんも親も、どちらも家族です。しかし、どっちつかずはどちらも傷つけます。そして、あなたが見放されます。
だからこそ、正しいと思う方を選びましょう。
「そんなこと言っても、無理。」
わかります。では、あなたが悪者になりましょう。選択肢は3つです。「選ばない」は選択肢にありません。
子どもを巻き込まない
「パパの帰り遅くて寂しいよねー」
「ママに怒られちゃうから、掃除しようねー」
こういった会話はおすすめできません。
もちろん、お子さんも含めて冗談と理解できていれば良いです。
しかし、これが、お子さんを経由した悪口だと問題です。
夫婦関係だけではなく、お子さんとの関係性も悪くなりますし、傷つけます。
他の家族と比べない
先日のエントリーでも紹介しましたが、幸福感は人それぞれです。
誰かが手本を示してくれるモノではありません。どんな時に幸せを感じても良い、完全に自由な感情が幸福感です。
「隣の家の子供留学したらしいよ」
「○○さんはベンツ乗ってるらしいよ」
そんなことは関係ありません。自分たちが満足できることをしましょう。
して欲しいことは、先にする
心理学では「返報性の法則」と呼ばれています。
最初に相手に恩を与えると、そのままでは申し訳ないので「お返し」をしたくなります。
・年賀状
・お歳暮
・商品サンプル
などなど、なじみのある法則です。
もし、相手にしてほしいことがあったら、先にやってみましょう。
離婚も選択肢の一つ
前半でもお伝えしましたが、結婚とは良いことも、悪いことも一人でいる時よりも大きくなります。
もちろん、良い夫婦関係を作るために努力をする必要はあります。
しかし、離婚=結婚に失敗した。という考え方はナンセンスです。
変わらないものはありません。宇宙だって、いつかは崩壊します。
そして、離婚という「終わり」があるからこそ、「結婚」という今を大切にできるとも思っています。
恋愛テクニックより大切な夫婦関係を良くする11の方法【まとめ】
今回は、夫婦関係を良くするための方法をご紹介しました。
ほとんどの関係は、努力によって改善できます。
まずは、自分が良いパートナーになる。その後、夫婦で話し合いをして、より良い関係づくりに励んでみましょう。
このエントリーが、より良い夫婦関係への一歩目になれば幸いです。
ちなみに、人間関係については、こちらの本がおすすめです。