今回は"愛を伝える5つの方法"の書評です。
目からうろこが落ちる本です。国によって使う言葉が異なるように、愛を伝える方法(言語)も人によって異なるようです。
「愛を伝える」というと、少し重たい言葉のように感じるかもしれません。
しかし、それは友人であっても、家族でも、同僚でも必要なこと。
あなたを思っている。ということを伝えるのは、社会で生きる限り必ず発生する場面ですし、重要でもあります。
「相手に愛を伝えているのに、良い関係にならない」
「相手から愛を感じることができなくなった」
それは、相手の愛情が冷めているからだ。そんな風に思うかもしれません。
しかし、実際は、使っている愛の伝え方が間違っているだけ。の可能性もあります。
エチオピア人に、日本語で「愛している」と伝えても伝わらないように、愛情表現も、相手に刺さる方法と、刺さらない方法があるようです。
・なぜ、あなたの愛情表現が刺さらないのか
・愛情を伝える5つの方法とは
・相手が求める、愛情表現とは
この3つをメインテーマとして"愛を伝える5つの方法"の書評を行っていきます。
- 愛を伝える5つの方法を読むべき人
- なぜ、あなたの愛情は相手に刺さらないのか
- 愛情を伝えるには5つの方法がある
- 相手が求めている愛情表現の探し方
- 「愛を伝える5つの方法 書評」愛の言語は人それぞれ「まとめ」
愛を伝える5つの方法を読むべき人
まずは、愛を伝える5つの方法を読むべき人をご紹介します。
・恋愛関係を持つ可能性がある人。
・すでに恋愛(婚姻関係を含む)をしている人。
あなたが思っているほど、相手に愛は伝わっていないかもしれません。
愛を伝えることを何度繰り返しても効果が無いのは、愛情表現が、相手にあっていないから。
100%の愛情を100%伝えるには、ニーズに合わせた愛の伝え方が必要です。
それを知るために、愛を伝える5つの方法。という本があります。
なぜ、あなたの愛情は相手に刺さらないのか
では、なんであなたの愛情は相手に刺さらないのでしょうか?
それは、相手のニーズに合っていないからです。
例えば、一緒に過ごす時間を一番大切にしている女性がいるとします。
その女性を喜ばせるために、男性がやることはこちら
・仕事を頑張って、良い家に住めるようにする
・喜んでもらいたくて、相手の車をピカピカにする
・働いた給料を使って、高価な指輪をプレゼントする
さて、どう思いましたか?
「そんなんじゃ、相手は喜ばないよ。一緒にいて欲しいんだから。」
そう思いますよね?
しかし、それが出来ている人は少ないと思います。
あなたは、パートナーが何を一番求めているか。どんなことに期待しているか知っていますか?
私は、正直自信がありません。
愛情を伝えるには5つの方法がある
では、正しく愛情を伝えるには、どうしたら良いでしょうか?
まずは、愛情の伝え方のバリエーションを理解し、相手が行為を感じるスイッチを探す必要があります。
愛情表現のバリエーションはこちら。
1.肯定的な言葉
2.意識的に一緒に過ごす時間
3.プレゼント
4.サービス行為
5.スキンシップ
それぞれの項目について、愛を伝える5つの方法でわかることを、簡単にご紹介します。
1.肯定的な言葉
ご想像のとおり、相手に対して正のフィードバックを行うのが、肯定的な言葉です。
・愛しているよ
・いつもありがとう
・凄く頼りにしている
そんな言葉が肯定的な言葉です。
2.意識的に一緒に過ごす時間
一緒に過ごす時間は大切ですよね。しかし、これには落とし穴があります。
それは、意識的に過ごす。ということが大切な点です。
・スマホを見ながら会話する
・レストランで食事を取る
・テレビを一緒に見る
これは、意識的に一緒に過ごしているわけではありません。一緒に居るだけです。そこに、意識的という単語は介入しません。
つまり
・相手と見つめ合って会話する
・会話を目的に喫茶店に行く
そんなことが大切です。個人的には、ドライブや静かな喫茶店に行くと、意識を邪魔するものが少なくて、会話に集中できる気がします。
もちろん、スマホはカバンにしまっておきましょう。机の上に置いておくだけで、集中力が妨げられます。
3.プレゼント
プレゼントは基本現金が良いよ。ということをおすすめしている私ですが、プレゼントが愛情表現として有用な場合もあるようです。※詳しくは、こちら。
相手から贈り物を贈られることに、愛情を感じる人はもちろん存在します。
贈り物を愛情表現をして感じる人は「何をもらうか」よりも「もらうことそれ自体」が喜びになるようです。
相手が悩んで、一生懸命考えたモノや、手作りを喜ぶのは次にご紹介するタイプかと思います。
4.サービス行為
サービス行為というと、少しわかりにくいかもしれません。これは、相手があなたのために、時間と労力を割く行為です。
具体的には
・手作りの料理を作る
・マッサージをしてあげる
・車を洗車してあげる
などが、サービス行為となります。
イメージでいえば、尽くす人がやりがちな愛情表現です。ちなみに、私は、サービス行為で愛情を感じる派です。
5.スキンシップ
最後は、スキンシップです。
これは、親密性の高いモノから、低いモノまで含みます。
とはいえ、相手によって、どの程度の親密性の高さが良いのか。また、どこをスキンシップすれば良いのか。は異なります。
つまり、同じスキンシップでも
・腕を組んで歩く=嫌
・ソファーで肩を寄せ合う=好き
などの場合があるので、会話をしたり、相手の表情から読み取る努力は必要です。
どんな関係性でも、相手が嫌がる場合があるのがスキンシップ。重要ですが、難しさもあります。
相手が求めている愛情表現の探し方
では、パートナーが求めている愛情表現の表し方をどうやって見つけるか。それが問題ですよね?
どんなに、愛情表現の方法を知っていても、相手に合わせて表現できなければ意味がありません。
探し方は3つあります。
1.相手があなたに与えてくれるモノ
2.相手から直接頼まれていること
3.与えないと悲しまれるモノ
1.相手があなたに与えてくれるモノ
まずは、相手があなたに与えてくれるものは何か?を考えます。
人のために何かをする時、たいていの人は「自分がされてうれしい事」をします。
こどものころ、親から自分がされて嫌なことをしてはいけません。と言われた経験があるかと思います。
その印象もあるのか、人に好意を示すとき、自分がされてうれしいことをする場合が多いです。
つまり、相手がいつも肯定的な言葉で愛を表現しているなら、あなたからも肯定的な言葉を伝えることで、喜んでもらえる可能性があります。
2.相手から直接頼まれていること
深い関係にある場合、相手から直接頼まれることがあると思います。
「たまには、二人で散歩をしようよ」
「もっと、家事を手伝ってよ」
「何かプレゼント買って」
こんな風に言われた経験がある人も多いと思います。
少し考えてみて、そういえばこんな依頼が多いな。と思ったことがあれば、それが相手の求める愛情表現の可能性があります。
3.与えないと悲しまれるモノ
相手が喜ぶことの反面、相手が悲しむことも、適切な愛情表現を確認するためには活用できます。
例えば、一緒に誕生日プレゼントを買いに行く約束をしていたのに、体調を崩して自宅でデートをしたとします。
こんなタイプは、意識的に過ごす時間が大切です。
「一緒に過ごせたから、全然良いよ。」
一方、少し悲しい顔をしているタイプの人は、プレゼントが愛情表現になるかもしれません。
家の近くで、ちょっとしたプレゼントを買ったり、花を買ったりすると喜んでもらえる可能性があります。
「愛を伝える5つの方法 書評」愛の言語は人それぞれ「まとめ」
今回は、愛を伝える5つの方法。の書評でした。
私は、これまで愛を伝える方法として、ご紹介した5つの方法自体は認知していたと思います。
しかし、どの愛情表現をするか。というのは、場当たり的でした。
この、愛を伝える5つの方法を読んで、相手に合わせた(愛情を感じれる)方法を使わないと、あまり意味が無いことを知りました。
そして、同時に、これまでパートナーのことをそういった目線で観察しきれていないことに驚きました。
愛を伝えるために「何をすべきか」という方法はありません。しかし「この人には、この方法が良い」ということはわかります。
ぜひ、今一度あなたの愛情表現と、相手の喜びの量を調査してみてください。
もちろん、相手が愛を感じる方法は一つとは限りません。
1つの人も5つの人もいますし、それぞれ愛情の感じ方の度合いがあると思います。
それを理解して、行動が取れれば、愛情表現の選択の精度が上がります。
そして、きっと、人間関係が変わると思います。