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誰でも読めば読むほどセレンディピティが起きる理由【読書量は絶対】

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読書量が増えれば増えるほど、起きる出来事があります。それは、「セレンディピティ」です。

 

読書している人でも、こんな悩みのある人がいると思います。

 

・本を読む価値がわからない
・読書量をこのまま増やせば良いかわからない

 

実際のところ、読書量が増えるほど知識が増えますが、それ以上に「ひらめき」も増えます。

 

今回は、そんな読書量を増やすことで、誰でも起こせるようになるセレンディピティについてご紹介していきます。

 

読書量を増やすためには、「読み切らない」「読み飛ばす」「いろんな場所で読む」ことが重要です。

 

その方法については、こちらをご覧ください。

一度買った本を読み切らなくて良い理由
読書量を増やす「正しい」読み飛ばしの方法
読書量が誰でも増える、本を読むのにおすすめの場所

 

セレンディピティとは

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セレンディピティとは、「偶然の発見」のことです。つまり、たまたま出会った幸運な出来事などのことです。

 

企業に置き換えると「3M社」のポストイットが有名です。

 

接着剤を開発していた3M社が、失敗作の中で「張り付きは良いが、すぐ剥がれる」ボンドを見つけました。

 

最初は失敗作だったこの接着剤ですが、この「張って剥がせる点」を活用したのがポストイットです。

 

偶然の失敗作から、良い発明が生まれるような出来事をセレンデピティと呼びます。

 

もちろん、個人ではここまで大きな発見が珍しいです。しかし、仕事やプライベートで、小さくてもセレンデピティが生まれれば、生活が変わるかもしれません。

 

なぜ、読書量が増えるほどセレンデピティが起きるのか

では、なぜ読書量が増えるとセレンデピティを起こせるのでしょうか?

 

セレンデピティに欠かせない要素は「予想外の組み合わせ」です。

 

考えているだけでは、セレンディピティは起こせない

本を読む女性

どうしても人は、知っている知識と知識を掛け合わせることや、自分の常識に縛られてしまいます。

 

例えば「バナナ」と「釘」があったらどんなアイデアが浮かびますか?

 

おそらく、「バナナを凍らせて釘を打つ」と思った人が多いと思います。これが、自分の常識に縛られている状態です。

 

ここからはみ出すアイデアを努力して導き出すのは難しいです。そのため、常識を飛び越えるアイデアには、セレンディピティが最適です。 

読書量=知識量=セレンディピティ

読書量が多くなればなるほど、知識量が増えます。他にも「他者目線での考え方」や「多様な思想」を身につけることができます。

 

その結果、セレンディピティを起こすことができます。

 

セレンディピティに必要なのは「偶然の組み合わせ」ですが、偶然の組み合わせを実現するのは、組み合わせ数です。

 

2個の知識しか無ければ、1つの組み合わせしかありません。しかし、知識量が増えれば増えるほど、組み合わせの数はどんどん増えていきます。

 

つまり、知識が多ければ、偶然の組み合わせがたくさんできるため、セレンディピティを多く生み出すことができます。

 

たくさん本を読むことのメリットや、セレンディピティについて詳しく知りたい人は、この本がおすすめです。

「乱読のセレンディピティ

 

ちなみに、読書量の目標は「月4冊」です。その理由はこちら(日本人の読書量のトップクラスを目指せます。)

 

セレンデピティ(アイデア)をより良いモノにする方法

そんなセレンディピティによって、生まれたアイデア。これをより良いものにする方法があります。

 

それは、「イデアを精錬すること」です。

 

ひらめいた時は「これは凄い!」と思うようなアイデアでも、1日経つと陳腐に見えるものです。

 

そんなアイデアですが、アメリカの広告業界の偉人「ジェームス・W・ヤング」さんの名著。「アイデアのつくり方」では、このようなステップが推奨されています。

 

1.周辺知識を取り込む
2.情報に手を加える
3.ひらめくまで待つ
4.ひらめく
5.アイデアを現実的なモノに変換する

 

5番目については、アイデア自体が、進化する特徴があるようです。つまり、生まれたアイデアを大切にしながら、現実性を付加するのが良さそうです。

 

これを読書に置き換えると

1.本をたくさん読む
2.本で読んだ内容を考察する
3.あえて考えない時間をつくる
4.ひらめく
5.アイデアを現実的なモノに変換する

 

つまり、ほぼ同じステップとなります。読書をたくさんすることは「知りたいことを知る」だけでは無く、アイデアを作るステップでもあります。

 

そんなアイデアをより良くするには「情報量を増やす(たくさん本を読む)」と「ひらめいたアイデアを捨てずに育てる(進化を待つ)」ことです。

 

このステップにより、アイデアの進化が期待できます。 

読めば読むほどセレンディピティを誰でも起こせる理由「まとめ」

今回は、読書量を増やすほどセレンディピティが生まれる理由について、ご紹介しました。

 

読書をしていると「このままで本当に価値があるか」と不安になることがあります。

 

しかし、本を読めば読むほど、あなたのひらめき量(セレンディピティ)も増加しています。

 

知識量と読書量を信じて、これからも本を読むモチベーションの一つになれば幸いです。