今回は、コーヒーに関する小説をまとめます。
・コーヒーが好きな人
・日常系の小説が好きな人
そんな人におすすめの小説です。ちなみに、日常系小説と漫画については、こちらで14冊ご紹介しています。
ただ、意外にも?コーヒーに関する本は少ないです。また「これは面白い!」という本も個人的には少ない印象です。
おすすめは、最初にご紹介する「珈琲店タレーラン」と番外編の「全ては一杯のコーヒーから」です。
- 珈琲店タレーラン
- 満月珈琲店の星読み
- 月とコーヒー
- 珈琲屋の人々
- 3分で読める!コーヒーブレイクに読む喫茶店の物語
- コーヒーが冷めないうちに
- 本日のコーヒー。ショートで。
- コーヒーと恋愛
- 【番外編】全ては一杯のコーヒーから
- コーヒーに関する小説まとめ
珈琲店タレーラン
大好きなシリーズ小説。シリーズ小説については「こちら」でご紹介していますが、こんなメリットがあります。
①長編になるので、広く深い世界観の物語が構築できる
②前段階の説明が要らないので、テンポよくストーリーが進む
③好きなキャラクターや世界観を長く楽しめる
京都の喫茶店を舞台に、「小さな」謎解きをしていく心温まるミステリーです。
喫茶店オーナーの女性と常連客の男性の2人が主人公です。他のキャラクターも人間味があって、素敵です。
特に最初の3作は面白いです。
満月珈琲店の星読み
満月の夜だけに現れる「満月珈琲店」マスターと店員は猫。
訪問客の星の動きを詠むことで、人々を導いていく物語。
占星術に興味があったり、ファンタジーが好きな人におすすめできるかもしれません。表紙の絵がキレイです。
月とコーヒー
短編が24篇入っています。
・隙間時間での読書
・夜寝る前の読書
・コーヒー片手に読書
そんな時におすすめです。短編好きにはおすすめです。
珈琲屋の人々
東京の小さな商店街にある、喫茶店「珈琲屋」での物語。過去に大きな罪を犯した主人と、常連客が語る人間ドラマ。
少し切なくて、心温まるストーリー。
人気作のようですが、私はあまり没入できませんでした。
3分で読める!コーヒーブレイクに読む喫茶店の物語
25の短編が盛り込まれています。
このブログでもご紹介した、「珈琲店タレーランの事件簿」の作者。岡崎琢磨さんの作品もあります。
3分程度でも読める、短編集。まさに、コーヒーブレイクに読むのにおすすめの一冊です。
コーヒーが冷めないうちに
過去に戻れる。という噂のある喫茶店。
実際に過去には戻れるが、それには5つのルールがある。
①過去に戻っても、この喫茶店に訪れたことのある人にしか会えない
②過去に戻って、どんなに努力しても現実は変わらない
③過去に戻れる席には先客がいる(先客が帰ったら、その席に座れる)
④過去に戻っても、席の移動はできない
⑤過去に戻れるのは、コーヒーが冷めるまでの間だけ
そんな制約条件があるからこそ、登場人物像が鮮明に描けるのかもしれません。
こちらも私は没入できず。
本日のコーヒー。ショートで。
タリーズコーヒーを舞台に繰り広げられる、恋愛物語。
電車男のようなフォーマットで書かれた、ブログのような恋愛ストーリー。
いつもと違った、恋愛小説は読んでいて新鮮な気持ちになるかもしれません。
コーヒーと恋愛
恋愛ユーモア小説。
昭和の時代が舞台背景にあるので、最初は戸惑うかもしれません。
逆に言えば、レトロな雰囲気の本が好きな人にはおすすめです。
過去に思いをはせながら、コーヒーに関する本を読むことも、贅沢な時間の過ごし方だと思います。
読む人を選びます。
【番外編】全ては一杯のコーヒーから
ジャパンタリーズコーヒーを作った人の本。
熱意と勇気、チャレンジ精神で日本にタリーズコーヒーを持ち込んだ人の話です。
コーヒーが好きで、アメリカで何度もコーヒーを飲み、気に入ったお店が「タリーズコーヒー」
日本への出店の権利を勝ちとり、一大コーヒーチェーンを作るまでの道のりが記されています。
・コーヒーが好きな人
・タリーズコーヒーが好きな人
・飲食店経営に関心がある人
これらの人には、興味深く、学ぶべきところが多いと思います。
最初は喫茶店の椅子を「布地」にして、失敗した話(お客さんがこぼした時に、椅子が使えなくなる。)やコーヒーを飲み過ぎて胃が痛みながらも、喫茶店を巡った話は面白いな。と思いました。
もし、私が飲食店を経営することになったら、もう一度読みたいと思う本。
コーヒーに関する小説まとめ
今回は、コーヒーに関する小説を8作まとめました。(番外編の1冊を除く)
個人的に、こちらの記事でもご紹介したように、コーヒーと読書は相性が良いと思っています。
コーヒー片手に読書をする。その本の内容が「コーヒーに関する本」だと、より一層楽しめると思います。
繰り返しになりますが、私個人のおすすめはこちらの2冊です。
全ては一杯のコーヒーから