そろそろお風呂に入ったり、シャワーを浴びた後、暑くないですか?
「せっかく汗を流したのにまた汗をかいた」
「熱いからお風呂に入りたくない」
「夏バテで疲れた」
そんな時におすすめの入浴法があります。
・アンチエイジング効果が期待できる
・ガス代の節約になる
・疲労回復効果がある
・風邪をひきにくくなる
・入浴後の汗が気になりにくい
ウソっぽいですよね?
ですが、科学的には信頼性の高い入浴法です。そんな夏に最適なシャワーの浴び方をご紹介します。
もちろん、夏以外でも積極的に取り入れてください。私は一年以上、この入浴法を使っています。最後に参考書籍も併せてご紹介します。
科学的に正しい入浴法【シャワーの浴び方】
では、さっそく正しいシャワーの浴び方をご紹介します。
それは、温かいお湯と冷たい水を交互に繰り返す方法です。
たったこれだけで、これらの効果が期待できます。(効果の詳細については、後半で。)
・アンチエイジング効果が期待できる
・ガス代の節約になる
・疲労回復効果がある
・風邪をひきにくくなる
・入浴後の汗が気になりにくい
3つのパターンをご紹介します。時期や気分に合わせて選んでくださいね。
①最後に冷水を浴びる方法
まずは、お風呂やシャワーを浴びた後に30秒だけ冷水のシャワーを浴びる方法です。
これは、「古代ローマ式の入浴法」と呼ばれています。
体の芯まで温まった後に、30秒以上冷水を浴びます。
エビデンスです。オランダの大学病院で下記の4パターンで比較をしました。
・熱いお風呂⇒30秒冷水シャワー
・熱いお風呂⇒60秒冷水シャワー
・熱いお風呂⇒90秒冷水シャワー
・熱いお風呂のみ
結果は、こちらです。
・冷水を浴びたグループは29%病気で会社を休まなくなった
・女性の方が会社を休む比率が高かった
・冷水を浴びる時間は30秒も90秒も効果の差が見られなかった
さらに、運動を行っている場合は病欠の確率が29%⇒54%になったようです。
これは、体に適度なストレスがかかることにより、体が丈夫になった可能性が予測されています。
筋肉と同じように、適度なストレスは体を丈夫にする可能性があります。
この方法が紹介されているのは、こちらの本です。
②交互浴(お風呂と冷水シャワー)
やり方はこちら
①冷水シャワー一分(10℃~15℃)
②温かいお風呂30秒(38度くらい)
③冷水シャワー30秒
④②と③を10回繰り返す
⑤冷水シャワー30秒
先ほどご紹介した方法は、最後だけ冷水シャワーでしたが、こちらの方法は「温かいお風呂」と「冷水シャワー」を繰り返します。
・運動をした後
・熱い夏
などにおすすめの方法で
・筋肉疲労
・ストレス軽減
などの効果が期待できます。運動をして、体がほてっている時におすすめの、肉体回復方法です。
冷たい⇒温かい⇒冷たい。の順番で繰り返すことによって、血流の改善による疲労軽減効果が期待できます。
この方法が紹介されているのは、こちらの本です。
③交互浴(温水シャワーと冷水シャワー)
夏に最もおすすめの方法は、お風呂の代わりに温水シャワーを使うことです。お風呂を沸かすのがメンドクサイ時にもおすすめです。
・暑くてお風呂に入れない
・サッと体を流したい
そんな時に使ってください。先ほどご紹介した交互浴のお風呂を温かいシャワーに変えるだけです。
この方法は本で紹介されていないので、我流です。
とはいえ、"LIFE SPAN"で褐色脂肪(肩甲骨付近に多くある)を冷やすと、アンチエイジング効果が期待できる。という表現があったので、ある程度正しい方法だと思います。
(注)無理はしない
今回の方法は、体に刺激を与える入浴法です。
当然ですが、体調に心配がある時には避けた方が良いでしょう。不安がある場合は、専門医への相談をお願いします。
たとえ、体調に問題が無い人でも、まずは少しずつ試してください。温度もいきなり極低温にする必要はありません。
徐々に温度を下げても、大丈夫です。私はそうしています。(心臓に悪そうなので。)
今回紹介している入浴法の効果
今回ご紹介した、入浴法の効果のおさらいです。
・アンチエイジング効果が期待できる(褐色脂肪を冷やすため)
・疲労回復効果がある(血流が良くなる)
・風邪をひきにくくなる(適度なストレス効果)
・入浴後の汗が気になりにくい(体を冷ましてから出るため)
・ガス代の節約になる(冷水時はガスを使わない)
シャワーやお風呂の入り方で、これだけの効果が期待出来るなら、試す価値あると思いませんか?
時間が無い時でも、お風呂から出る前に少し冷水シャワー(耐えられる範囲の温度で可)を浴びるだけです。
もちろん、ある程度研究データに近い方法が良いと思います。とはいえ、そこまで厳密にやる必要は無いと思います。
私は、夏は交互浴のシャワーを行うことが多いですし、冬は出る時に冷水シャワーを浴びています。
あまりこだわらず、まずは「冷水シャワーを浴びる」という習慣をつけてみましょう。
体調や、気温に合わせて水の温度や浴びる時間は調整してください。
今回の参考書籍
最後に、今回の参考書籍をご紹介します。もっと詳しく知りたいひとは、実際に本を読んでみてください。
今回のエントリーに書かれているのは、この本のほんのわずかです。
超健康法:最後に冷水シャワー
スタンフォード式疲れない体:交互浴
LIFE SPAN:冷水の効果
ちなみに、LIFE SPANは少し内容が固くて専門的なので、モチベーションが高い人だけ読みましょう。
サクッと読める本では無いので、気を付けてください。内容は面白いですよ。
科学的に正しいシャワーの浴び方で夏の疲れを吹き飛ばす【結び】
私は、これまで自宅で冷水シャワーを浴びる経験がほとんどありませんでした。
なぜなら「その概念が無いから」です。冷水シャワーを浴びるという、発想がありませんでした。
もしかしたら、このブログを見てくださった人も、冷水シャワーを浴びる文化が無い人もいるかもしれません。
そんな人の、入浴生活が少しでも良くなれば幸いです。
少なくとも「ガス代の節約」と「入浴後の汗」の対策にはなりますよ。でも、無理はしないでくださいね。