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商品紹介ブログの信頼性が上がる3つのポイント【レビュー記事の心理学】

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ブログを書いていると、商品紹介をしたくなる瞬間があります。

 

「この発見、みんなに伝えたい」
「読んでくれている人に、いい情報を届けたい」

 

こんな風に、思いを自由に表現できるのがブログの魅力ですよね。

 

どんなジャンルのブログを書いていても、おすすめしたい商品やサービス、コンテンツがあったりします。

 

もちろん、せっかく紹介するなら、魅力をできるだけ多く伝えたいですよね?

 

ですが、それは非常に難しいです。なぜなら、信頼をしてもらえないからです。

 

どんなにあなたが誠実で正直な人だったとしても、それを証明することは出来ません。

 

・身長
・IQ
・年齢
・家族構成
・血液型

 

などなど、人の特徴を示す方法はたくさんあります。ですが、性格については、明確に人に証明することは出来ません。

 

「良い人証明書」は存在しません。

 

もちろん、心理テストやビックファイブ診断などがありますが、やろうと思えばいくらでもコントロールできるものです。

 

つまり、どんなに正直に伝えても、相手が「この人は正直な人だ」と思わなければ意味がありません。

 

自分を偽るのではなく、自分自身を100%表現することが大切です。

 

そのために、必要な方法が3つあるのでご紹介します。

 

今回の参考書籍はこちらです。(影響力の武器)

商品紹介レビューの信頼性を上げる3つのポイント

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では、ここからはあなたが伝えたい・おすすめしたい。と思った商品を紹介する時の、信頼性を高めるためのポイントをご紹介します。

 

完璧に取り入れる必要はありませんが、少しエッセンスを取り入れるだけで、効果が期待できます。

 

・欠点を伝える
・すぐ書く
・触れていることを想像させる

 

1.欠点を伝える

まずは、基本の基本です。商品紹介をする時は、欠点を伝えます。理想は最初に欠点を伝える方が良いです。

 

少なくとも、こちらのようなパターンは信頼性が証明しにくいです。

・この商品の特徴
・この商品の魅力(外観編)
・この商品の魅力(機能編)
・この商品を買って良かったこと
・まとめ

商品をおすすめしている人は、生産者側の人に見えます。(生産者を支援する側の立場に見える)

 

 

ただ、売り込みたいだけの人の説明を、そのまま信じる人は居ません。

 

だからこそ、商品をおすすめすべき人が、欠点を伝えていると「この人は信頼できる」と思われます。

 

「あえて欠点を伝える。」

 

その姿勢が信頼性を上げるポイントです。

 

「このスマホ、少しだけ画面が小さいけどスペックも高いし、なにより画面の解像度が桁違いだよ。」

 

そんな風に言われたら、少し信頼できる気がしませんか?

2.すぐ書く

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「このレストラン半年前に買ったけど、良いよ」
「このレストラン行ったばかりだけど、良いよ」

 

たったこれだけの違いで、信頼性が変わるようです

 

どちらが良いか。と言えば「体験してすぐ」の方が信頼性が高いようです。

 

人の記憶は日々変わりゆくものですし、体験してすぐに表現したくなる。というところに信頼性を感じるようです。

 

つまり、何かを体験した時にすぐに伝えることによって、信頼性が上がります。

 

例えば、レストランのレビューなら"今日最高のイタリアンランチに○○行ってきた"と書く方が良いです。

 

確かに、体験してすぐの方が覚えていることも多いですし、細かな感情も記憶できているので、表現の質の向上も期待できます。

 

もし、体験してすぐの出来事を紹介するなら、日付を意識してみてください。

 

商品紹介の場合は、逆に長く使っている。ということも、信頼性を上げることができそうです。(影響力の科学には書いてないので、あくまで想像)

3.触れていることを想像させる

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 車を買いたいなー。と思ってて試乗をしてみると「欲しいなー」と思ったりしませんか?

 

私も、この法則を知っているにも関わらず、試乗したら欲しくなるタイプです。

 

カーディーラー
・物件
スマホ売り場
・イヤホン
・スポーツクラブ

 

などなど、購入前に体験できる場所はたくさんあります。なぜなら、一度触れたものや、保有した。と思えるような体験をした後は、購入意欲がわくからです。

 

つまり、実際に触ることで、欲しくなります。それは、保有効果のせいだと思います。

保有効果の具体例

2つの賭けをしてもらいます。あなたはどちらに乗りますか?

 

①1,000円を確実にもらう or 10%の確率で10,000円もらう
②1,000円を確実に失う or 10%の確率で10,000円失う

 

期待値としては、どちらも同じですよね?

 

ですが、おそらくあなたが選ぶのは、こちらです。

①前者
②後者

 

①では、確実に手に入ることを選び、②では、少しでも失う確率を減らしたくなる。これが、保有効果です。

 

もし、リスクが嫌いなら、①も②も前者を選ぶべきです。逆に、リスクテイカーなら、喜んでどちらも後者を選ぶはずです。

 

しかし、実際は失うことが怖いので、①では前者を選び、②では後者を選ぶという不思議な選択をします。

 

つまり、商品を紹介する時には「すでに持っている感覚」や「実際に触れている感覚」を活用させると効果的

 

ブログを書いたり、製品紹介をする時「触れてもらえるのがベスト」ですが、使っているところを想像してもらうのもおすすめです。

 

「この車は、燃費が良いので北海道などのロングドライブでも、快適です。ガソリンの心配をすることなく、自由で快適に家族との時間を過ごせます。」

「広がる大自然や新鮮な海鮮を、この車に乗ってめぐるところを想像してみてください。きっと、満足できる旅行になります。」

 

このように、伝えることで、仮想体験をしてもらいましょう

 

「あれ、信頼性が上がるでは無く、欲しいと思わせるになってないか?」と思った人は、正解です。 

商品を紹介する時は、自分の気持ちを素直に伝えるのがベスト

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ライティングやマーケティングなど、たくさんのテクニックがありますが、一番大切なのは「素直で自由な気持ち」です。

 

これは、単なる理想論ではなく、科学的な裏付けがあります。

 

A:成果報酬を意識させた後、創造性のテスト
B:成果報酬を意識させないで、創造性テスト

 

結果は「B」の方が、創造性が高いことが判明しました。ちなみに、創造性のテストは「ロウソク実験」だったと思います。

 

※ロウソク実験:ロウソク・マッチ・画鋲をつかって、壁にロウソクを固定する方法を考えてもらうテスト。マッチの中身を捨てて、入れ物にして画鋲で固定するのが、正解。

 

つまり、創造性は、報酬を意識した時点で低下します。

 

だからこそ、思うままに表現することが一番大切です。

 

「こうやって書けば、アフリエイト報酬が増える」
「こうやれば、人の心が動く」

 

そうやって書いていると、あなたの能力(創造性)は低下します。また、ブログを書いていても楽しくないと思います。

 

「この商品いいなー。人に教えたいな」

 

こんな気持ちで書くのが一番です。そして、たまに今回の3つのポイントを思い出してください。

おまけ。売り方のテクニックよりも文書術が大切

あまり自分の文書が好きではないので、紹介したくないのですが。ブログで商品紹介をする時に学ぶべきは、売り方ではなく、書き方です。

 

つまり、読みやすい文章やわかりやすい文章を学ぶ方が効率が良いです。

 

なぜなら

・売り方(報酬)意識で創造性が下がる
・読みにくい文章は読まれない
・読まれないブログは、人が来ない

 

最高の商品を揃えて、優秀な営業マンを配置しても、無人島で物を売ることは出来ません。

 

人が来ないブログは無人島です。まずは、見に来てくれる人を増やすのが先決だと思います。

 

ブログを書く時「売れる文書を知りたい」と思うのは当然ですが、一番大切なのは「人が来てくれる文章を書くこと」だと思います。

 

私はこの本で勉強しました。おすすめできる本を、おすすめ順に紹介します。

www.yoblog.org

「そうは言っても、キャッチーな文書は必要じゃないの?」

 

わかります。そんな時は、こちらがおすすめです。