ブログを使って、自分の感情や学びを表現する。それに共感してくれる仲間が出来て、自分のことを肯定できるようになる。
そうなったら素晴らしいですよね?
ですが、同時にこう考えます。
「ブログをどう書いたらいいかわからない。」
「文章を書くのが苦手で、賞を取ったことが無い。」
「短い文章でも書くのに時間がかかる。」
しかし、今回ご紹介する方法を使えば誰でも思い通りにブログを書くことができます。
もちろん、ブログに書く「内容」自体はあなた次第です。しかし、文章術は「見せ方」のテクニックです。
見せ方さえしっかりしていれば、あなたの思いは確実に届くようになります。野球の遠投も筋肉だけでは飛ばせません。
飛ばすための技術や理論が必要です。文章でもそれは同じです。
今回は、ブログ初心者が始めて投稿する時にでも使える、ブログ文章術を整理します。
誰でも最初は初心者です。そして、多くの人が初心者のままです。
なぜなら、やみくもに努力をしてしまうから。
成功に必要なのは「努力×正しい練習」です。
ご存じでしたか?
一万時間の法則(一万時間練習するとプロフェッショナルになれる。)には前提条件があります。
それは練習を「意識的に」行っているかどうか。です。
このブログで紹介するのは「練習を意図的にするために必要な、ブログの文章術です。
- 文章の力は想像以上にスゴイ
- 本エントリーの前提条件:SEOを意識した文書を書く
- ブログで文章を書く時の注意点3つ
- 「本題」ブログで使える11の文章術まとめ。
- アフリエイトで使える文章術【悪用厳禁】
- 文章術に関するおすすめ本3冊
- アフリエイトで関するおすすめ3冊
- ブログで使える11の文章術。ブログ初心者でも今すぐ書ける。【まとめ】
文章の力は想像以上にスゴイ
タイトルのままだと信用してもらえないと思うので、2つの例を挙げます。
例①
このワクチンを接種すると、障害が残る確率が0.001%ある。
どうですか?もちろん、リスクは感じますが、安全性は高い印象がありますよね?
「このくらいのリスクなら、受けてみる価値はありそうだ。」と感じます。
例②
接種した人の10万人に一人は、障害が残る確率がある。
なんとなく、先ほどの例よりも怖く感じませんか?
「メリットもあるけど、ちょっと不安だなあ。」そう感じますよね。
その理由は、人が分母を無視する傾向があるからです。1人と言われれば、その一人が明確に頭に思い浮かぶのが人間です。
100万人のうち、10人が。と言われれば、0,001%と言われるよりもリスクを感じます。
数字の取り扱い一つで、安全に感じさせたり、危険に感じさせることができてしまう。
こんな力を持つのが文章です。
本エントリーの前提条件:SEOを意識した文書を書く
前提条件として、ブログには「SEO」が必要です。
S:search
E:engine
O:oputimaization
検索エンジン(グーグルやbingなど)に最適化する文章を書くことをSEOと呼びます。
後述するように、SEOの文章は特別なものではありません。ですが、最低限の条件があるので、少しだけ勉強が必要です。
もちろん、検索エンジンで上位に表示されることを目的としない、日記として書くならSEOは不要です。
しかし、ブログを誰かに見てもらいたいなら、最低限のルールを守りましょう。
どんなに素晴らしい内容を投稿しても、SEOを意識していないと検索エンジンが評価できません。
最低でも押さえておきたいSEOの基本の「き」
SEOで最低限のルールは3つあります。
1.検索クエリに合うタイトルと内容
2.タイトルで本文が想像できる
3.本文とタイトルに関連性がある。
検索クエリとは「ブログ 文章術 初心者」のような、検索エンジンに打ち込まれる単語です。
このブログでは、ざっくりこんなクエリを想定しています。
・ブログ 文章術
・ブログ 初心者
・ブログ 初心者 書き方
・ブログ 書き方
検索エンジンは、AIが自動的に分析して、検索表示に乗るか乗らないか決めています。もちろん、検索順位も同様です。
・タイトルと本文の内容の関連性
・どんな風に検索されるか
・検索エンジンに打ち込まれる単語はなにか
このくらいは、最低限押さえておきましょう。
このエントリーでは、ブログの文章術なので、SEOについて細かく説明しません。※ここで細かく書くと、タイトルと内容が一致しないので。
そもそもSEOって曖昧
SEOの最大の注意点は、SEOに絶対的な正解は存在しないことです。
正しく言えば「SEOの正解を知っているのは、検索エンジン会社の人だけ」です。
なぜなら、SEOの検証をしようとする時、科学的な手法で検証することが難しいからです。
・同じタイトルと本文
・同じドメイン名
・同じタイミング
・同じブログの投稿数
・8,000以上のサンプル数
最低でも、このくらいの条件が無いと、科学的な検証は難しいかと思います。
ご想像の通り、それは不可能です。
つまり、SEOの情報は正しい情報の可能性もありますが、正しくないかもしれません。
SEOばかり意識していると、肝心のブログの内容が成長しません。
最低限のSEOを勉強したら、そのあとは、文章術を磨くことをおすすめします。www.yoblog.org
文章術なら、ブログ以外でも使える「文章術を学ぶべき理由」
なぜ、このブログで「SEO」よりも「文章術」をおすすめするか。というと、文章術は汎用性が高いからです。
ブログ以外でも、文章術は使えます。
例えば
・メール
・SNS
・報告書
・ラブレター
・ブログ
様々な場面で使えるスキルを磨いておく方が、ブログを辞めたとしても後に残るものがあります。
「ブログだけで生きていくんだ」
そんな人以外は、文章術の優先順位を上げた方が良いでしょう。
ブログで文章を書く時の注意点3つ
「よし、ブログを書くぞ。」
そう思った時に、これだけはやってはダメだ。ということを3つご紹介します。
1.独創的な文章を書きたいなら、人から影響を受けるべき
ブログを含めた、アウトプットの間違いあるあるは「他人のマネをしたらダメ」です。
実際の独創的なモノは、誰かの経験や実績をベースに作られています。
世界にあなただけしか存在しない場合(文明ゼロからのスタート)どんなにあなたが優秀でも、火を使えるかどうか怪しいです。
・文章を書く
・電気を使う
・芸術的な絵を描く
こういったことは難しい。
つまり、誰かの素晴らしいアウトプットを知ることから、独創性は生まれます。
アイデアは誰かのアイデアと誰かのアイデアの組み合わせで生まれます。
2.難しい文章が書きたい気持ちは「今」捨てる
2つの選択肢のうち、賢そうに見えるのはどちらでしょうか?
・難しい言葉が並ぶ
・読みやすい言葉が並ぶ
正解は後者です。難しい言葉を使って書かれた文章は読みにくいし、頭が悪く見えます。または、嫌味に見えます。
本当に賢い人は、難しいことを初心者にわかるように簡単に伝えることができる。
こう言われているのは、それが理由です。
「難しい言葉を使って、賢く思われたい。」
そんな気持ちは今すぐ捨てましょう。
3.ブログの文章が伝わらないのは当たり前
あなたが、最初にブログを投稿した時、その文章は何を言っているかわからない可能性があります。
・小論文で表彰された。
・仕事で報告書をたくさん書いている。
そんな人でも、ブログを書いてすぐわかりやすい文章を書くことは難しい。
なぜなら、ブログを含めた文章を「ワンウェイコミュニケーション」だからです。
ブログは他の文章よりも難しい。
「仕事で文書を書くことには慣れているから大丈夫。」
そんな人でも、ブログとなると話は別です。
なぜならブログは社内の報告書を書く時とは2つの点で異なるからです。
1.相手が想定できない
そもそも、社内の人や取引先なら最低限の情報を持っています。
・相手が知っていること
・相手が知らなさそうなこと
・人となり
・ニーズ
こういった情報を持っていれば、読者に最適化した文章を書くことができます。
しかし、ブログの場合は全ての日本人が対象なので、どんな人かわかりません。
結果、伝わると思っている言葉や表現が伝わらない可能性があります。
2.読者は読むモチベーションが低い
仕事で報告書を読む時はある程度モチベーションが高い場合が多いです。
「読みづらいけど、仕事だから。」
「状況を把握しないと、次の仕事が出来ないから。」
このように、仕事の場合は読みにくくても、読んでもらえる場合があります。
しかし、ブログではそれこそ無数にブログが存在しているので、わざわざあなたのブログを見る必要はありません。
「読みにくいなあ」
一度でもそう思われた場合は、他のブログに離脱されてしまいます。
もちろん、無料で読めるので、諦めやすい。ということも理由です。
「本題」ブログで使える11の文章術まとめ。
ここからは、ブログで使える11個の文章術をご紹介します。
文章術さえ知ってしまえば、その型に思いを当てはめるだけで、ちゃんとして文章が書けます。
白紙のキャンバスに絵を描くのは大変です。しかし、塗り絵なら、誰でも自由にきれいに表現することができます。
文章の型は、塗り絵の枠線のようなものです。
もちろん、文章術には書き手の好みがあります。それは、書き手が読み手の時の好みに依存します。
・理由が知りたい人
・根拠やエビデンスが知りたい人
・感情を動かして欲しい人
書きたい文章は十人十色。お好きな塗り絵を選んでください。
1.前提条件を明記する
前提条件が決まっていないと話が進みません。
移動時間が早い方法を相談する時、「お金をかけたくない人」「お金をかけても良い人」で議論した場合は、議論が進みません。
あなたも、前提条件となる、目的や背景理解が出来ていない会議に参加して
「この打ち合わせ何だったんだろう。」
と思ったことはありませんか?
それは、前提条件が決まっていないからです。ブログを書く時は、最初に前提条件を書きましょう。
具体的には、やるべきことはこちら。
・このブログで伝えたいこと
・最初に概要を伝える
・言葉の定義をはっきり伝える
2.ペルソナは少しだけ気にする
文章術や広告を勉強すると「ペルソナ」という言葉を聞くことがあります。
ペルソナとは対象となる想定ユーザーです。ブログでいえば、想定読者です。
・どんなニーズの人が読むのか
・読者の状況はどうか
・どういったカテゴリーの人が読むか
こういったことを想定してブログを書きます。このエントリーでは「ブログ初心者」がペルソナになります。
ちなみに、ペルソナはラテン語の仮面が語源です。
なぜ、ペルソナは少しだけ気にすればいいか
ペルソナは大切です。ですが、あまりこだわる必要はありません。
よく、ペルソナ設定では
・年齢
・性別
・職業
・住んでいる場所
・趣味や特技
など、細かく設定すればするほど良い。ということを言われている場合があります。
しかし、ほとんどのブログは不特定多数をターゲットにしています。
このエントリーのペルソナを男性にしても、女性にしても内容は変わりません。趣味や特技も関係ありません。
ペルソナの要素は「2-4個」くらいの設定で問題ありません。
もちろん、BtoCの仕事では、細かなペルソナ設定がおすすめの場面もあります。家づくりでも、ペルソナで売り上げが増加した事例もあります。
※ダイワハウスの「EDDI's House」など。
どのくらい多くの対象に向けた書くか。というターゲット規模に合わせて、ペルソナは設定すべき。
3.「。」の多い文章は〇
文章術として、最もポピュラーな書き方は「短く書く」です。
「が」「また」「で」「、」が多い文章では、一文が長くなりすぎます。
たとえば、上の文章を長く書いてみます。
文章術として最もポピュラーな書き方は「短く書く」だと言われ、「が」「また」「で」「、」が多い文章では、一文が長くなりすぎてしまい、逆に読みにくくなります。
短く文書を区切ることで、ブログにありがちな「読み飛ばし」がしやすいです。結果、読者が読みやすくなります。
4.たとえ話を盛り込んでみる
誰しも、同じ知識量ではありません。
文章の理解力も、語彙も異なります。そんな不特定多数に情報を伝える時は、たとえ話があると理解されやすいです。
授業中の小話だけが今でも覚えているのと同じように(秀吉が胸元で草履を温めていた話みたいに。)
適度な脱線は、息抜きにも、理解しやすさにも貢献します。賢く見える効果もあるようです。
これは、普段の会話でも使えるのでおすすめです。
5.コピーライティングを盛り込む
「おめでとうございます!」
どうですか?
ちょっとびっくりして文章を読んでしまったと思います。
コピーライティングとは、コピー(広告)に使われる文章表現術です。
コピーライティングを使うことで、最後まで文章を読んでもらいやすくなります。
それは、人を引き付ける文章だから。
有名なコピーの実例はこちら。
・悪用厳禁
・秘密の
・官能的な
・禁断の
・掟破りの
・ご存じでしたか?
・今だけ限定
・○○が認めた
・医者が使っている
とはいえ、コピーライティングは、あくまで装飾です。
実態を無理やり良く表現するのは、正しい文章の使い方からは外れるのでお気を付けください。
コピーライティングは「力」です。正しく使える人以外が使うのは悪。
ちなみに私は、インパクトが強いコピーライティングが使われている時点で、慎重に情報を見定めるように意識しています。
魅力的なコピーは、騙されるリスクが高いからです。
コピーライティングのおすすめ本はこちら。
6.あなたに向けて書きましょう
「あなた」という言葉を使うことで2つのメリットがあります。
1.あなたが主語の方が心に訴えることができる。
2.文章構成が相手本位になる。
最初の理由については、そのままの意味です。あなたが文章を書く時の主語は「あなた」を意識すれば大丈夫です。
また、あなたを主語にすることで、文章全体の構成が変わります。
パターン1:私が主語
先日、満足いく買い物が出来ました。それは、電気圧力鍋です。時短効果もあって、筋トレの合間に料理が出来て便利です。
パターン2:あなたが主語
無駄な時間を減らすことは、統計的に幸福度を上げる可能性が高いと言われています。あなたの時間を増やすためには、電気圧力鍋がおすすめです。なぜなら、、、
あなた主語の方が論理的な説明がしやすくなります。
7.箇条書き
迷ったら箇条書きにすると、一気に読みやすくなるのがブログ。
それは
・スマホなど小さな画面で見る
・本と異なり、読み飛ばしされる
・問題解決のポイントだけを知りたい人が多い
などが理由として挙げられます。
「この文章は、箇条書きでも成り立ちそう。」
そう思ったら、とりあえず箇条書きにすることをおすすめします。
吹き出しも有効だが手間がかかる
最近では、吹き出しを使って書かれているブログも多いです。
これには
・見やすくなる
・反論を差し込みやすいので、客観性が上がる
などの理由があります。反論を入れることで、中立的な立場に見えるからです。※両面提示の法則。
登場人物を2人以上登場させて
A:あなたの言いたいことを言う
B:想定読者の感想や、反論を言う
このような形で文章を進めます。本でいえば、嫌われる勇気や、独学大全も似た方法が採用されています。
ソクラテス式問答法も同じようなイメージです。
ブログモチベーションが高い人におすすめです。私は手間がかかるので、今のところは使わない方針です。
8.どんな文章でも書き出しだけは読まれる
もし、この章で読むのを辞めたとしたら、書き出しまでしか読みません。
最後の文章を読んでもらえる確率は非常に少ないです。つまり、書き出しは大切です。
書き出しだけは、全ての人が読んでくれる最も重要な場所です。
どんなに良い文章を書けたとしても、それが後半にしか書けない場合は読まれません。
ブログは「最初が肝心」です。11個目で紹介する「PREP法」と、コピーライティングを使いましょう。
9.3つの理由
○○がおすすめな3つのポイント。という表現はよくありますし、私も良く使っています。
それには3つの理由があります。
1.情報量として適度
2.ワーキングメモリ的にちょうどいい
3.伝えやすさ
1.情報量として適度
たった一つの理由。だと少し物足りなく感じます。
逆に、10の理由だと、少し多く感じてしまいます。読みやすさと情報量の網羅性を考えると、3つ前後の理由がちょうどよいです。
2.ワーキングメモリ的にちょうどいい
ワーキングメモリとは、短期記憶のことで、電話番号を覚える時に使います。
ちなみに、電話番号は3-4の数字を「-」で区切ってますよね?
これも、ワーキングメモリ的にちょうど良いからです。人はたいてい3-7くらいの単語しか、ワーキングメモリに残せません。
3.伝えやすさ
文章を書く側としても便利なのが3つの目の理由です。
・1つか2つの理由では書き足りない。
・5個も理由を伝えるのは大変。
「3つ」にこだわる必要はありませんが、3-5くらいの理由がおすすめです。
10.雲雨傘
ロジックの組み方として、コンサル業界やマスメディアで使われているのが「雲雨傘」です。
雲:雲が出てきているから(事実)
雨:雨が降ると思う(考察)
傘:だから傘を持って出かけましょう。(アクション)
この流れで説明することで、事実を伝えつつ具体的なアクションまでの動線が作りやすい。
文章でも、プレゼンでもこの流れで伝えると思いを理解してもらいやすくなります。
・事実だけ:付加価値が無い
・事実と考察:何をしたらいいかわからない
具体的なアクションも含めて、文章ロジックは完成です。
11.迷ったらPREP法を使う「一押し」
ブログの文章術として、最強なのがPREP法です。
PREP法とは、各言葉の頭文字をとった文章です。
Point(結論)
Reason(理由)
Example(具体例)
point(結論)
ブログでは最初に結論を伝えることで「なんでそう考えたのか。」と思って読み進めてもらうことができます。
・ブログでは文章術が一番大切。
・ブログを書く時に一番大切だと思っていること。
この2つのタイトルの場合は、最初のタイトルの方が気になりませんか?
また、理由と具体例を説明することで、主張を理解してもらい、最後に結論で締める。
PREP法は、多くのテーマで使える汎用性も魅力です。
アフリエイトで使える文章術【悪用厳禁】
ここからは、アフリエイト(商品やサービスの紹介)で使える文章術をご紹介します。
アフリエイトに関心が無い人は、こちらをご覧ください。
商品紹介をする時に大切なことは信頼性を伝えること
誰かに商品を紹介する時は「信頼されること」が最も大切です。
・高品質
・高スペック
・安い
こういった特徴だけでは売れません。「あなた」が信用されないと売れないのです。
テレビで芸能人が「最近これを使っています。」というコメントだけで売れ行きが変わるのは、その人が信頼されているからです。
インフルエンサーも同様です。
「Aさんが使っているなら良い製品だろう。」
「Aさんが使っている製品なら信用できる。」
こう思われてさえしまえば、どんなモノでも売ることができます。
そのために一番大切なのは「欠点を伝えること」です。素直な人はどうやっても信用されます。
詳しくはこちらから。
書く順番だけで売り上げがコントロールできる
商品紹介で、複数の商品を紹介することがあります。
「商品の並び順だけで、売れ行きが変わるはずない。」
そう思うかもしれませんが、心理学の証明されている「アンカリング」によって、実現できます。
アンカリングとは
アンカリングとは、アンカー(錨)を下す場所をこちらで指定することで、価格を高く見せたり、安く見せる方法です。
例えば、アパート探しをしている人が居るとします。
・20代の一人暮らし
・地方都市
・予算5万円
物件を見に行くと最初に紹介されたのは、8万円のかっこいいマンション。
「流石に、8万円は予算オーバーだよなあ。」
そう思って、次に見た場所は3万円のボロアパート。
「ここまで古い場所に住むのは、友達を呼びにくいよな。」
最後に見た物件は、6万円のこぎれいな1LDK。
「予算オーバーだけど、8万よりは2万円も安いし、お得かも。」
「流石に3万円の狭い部屋だと不便だ。」
そう思ってしまいます。これが、アンカリングです。
アウトレットに買い物に行って、プラダを見た後にGAPに行くと、安く見えるのと同じ原理です。
ショッピングモールも最初に行くことが多い、一階に高級店が多いですよね?つまり、そういうことです。
実践的なアンカリングの使い方
これを、ブログの商品紹介に置き換えると「最初に高い商品を並べる。」のがおすすめです。
お掃除ロボットを紹介するなら
・10万円のフルスペック
・5万円の拭き掃除付き
・3万円のエントリーモデル
・2万円のノーブランド
この順番で並べことで、5万円か3万円の商品を買いたくなります。
この順番が逆だと、2万円か3万円の商品が買われやすくなるでしょう。
つまり、最初に紹介する商品は「見せ球」です。売れる必要はありません。
あくまで、最初に「これはさすがに高いなあ。」と思わせ、金額を意識させることが大切です。
正直、不安になってしまう「個人の感想」
アフリエイトで購入する場合の多くは「ブロガーへの信頼」によって成り立ちます。
「この人が紹介しているなら良さそう。」
そう思われるから、購入につながります。
個人的には、私のブログから商品が売れると、不安になってしまう。というのが事実です。
もちろん、不安になるから辞める。ということでは無く、不安になるから確度の高い情報を伝えよう。と思っています。
文章術に関するおすすめ本3冊
ここからは、本好きの私が、文章術に関するおすすめ本を3冊ご紹介します。
ちなみに、おすすめ商品は3-4個くらいが最も売り上げが高いようです。なぜなら、選択疲れしにくいからです。
・10個のジャムから選ぶ
・4個のジャムから選ぶ
選びやすいのは、当然後者ですよね?
もちろん「おすすめ」がたくさんあるのは、絞り切れていない。というのもデメリットです。
1.文章術のベストセラー100冊のポイントを一冊にまとめてみた
正直、この本が文章術ではベストです。
文章術の本はあまりにたくさんあります。
・新聞記者が書いた本
・小説作家が書いた本
・コピーライターが書いた本
などなど、選択肢が無数にあります。そのなかで、この本は「ベストセラー」から多く紹介されている文章術順に紹介されています。
結果、多くのベストセラーで指示されている書き方を、最大効率で学ぶことができます。
2.伝わるシンプル文章術
先ほどの本が、網羅的な内容なのに対して、伝わるシンプル文章術は、範囲を絞って紹介しています。
「たくさんの知識を詰め込みたい。」
こういう人には向いていません。ですが、文章術を一から勉強するのであれば、まずはシンプルな方法一つを学ぶ方が効率が良いでしょう。
いきなり、野球のピッチャーが、カーブやシンカーやフォークボールを学ぶより、まずはストレートを練習する方が効率が良いのと同じです。
この本で紹介されているのは「クイズ形式」の文章術です。
・問題提起
・結論
・理由
多くの場面で使える方法です。もちろん、このブログの頻出文章術でもあります。
3.人を操る禁断の文章術
タイトルからコピーライティングがしっかり使われている本。
「読みやすさ」に力を入れている本なので、読書が苦手な人でもスラスラ読めます。
文章術全体について広く知れます。私が最も感銘を受けたのは「会話をするように文章を書く。」という点です。
会話をするように文章を書くと「読者の疑問に先回り」した書き方ができます。
アフリエイトで関するおすすめ3冊
ここからは、アフリエイトに関するおすすめ本を3冊ご紹介します。
あえて、アフリエイトに特化した本は紹介しません。
人の心が動く理由について知れる本を紹介します。なぜなら、アフリエイト特化しても、ブログくらいしか使い道が無いからです。
ご紹介する本たちは、多くの場面で活用できて、人生を豊かに出来る本です。
ちなみに、紹介する本のラインナップは
と、心理学の進化に合わせて書いています。※心理学は、経済学や生物学などの理論を加えて、進化していっています。
1.影響力の武器
心理学についての本を読んでいる。という人で、この本を知らない人はいないかもしれません。
それくらい有名な本です。
人の行動が、どんな風に行動を変えるか。それを理解できます。いくつか種類がありますが、一押しはこちら。(全て読んだうえでのおすすめです。)
2.ファスト&スロー
行動経済学の本で、最も有名な本。東大生が読んでいる本ランキング1位にもなったようです。
正直、この本一冊読めば、他全ての行動経済学に書かれている本を理解できるくらいの情報量です。
しかし、内容は難しく感じるところもあると思います。
経済学や心理学について初めて学ぶ人は「上巻だけ」買いましょう。読み切れるか確認してください。※上下巻の構成ですが、片方だけ読んでも大丈夫です。
3.進化心理学
今、最も人間を理解できる学問が、進化心理学かと思います。
進化心理学は、原始時代の人の行動や環境をベースに、人の心理について考えていく学問です。
これまで、多くの場面で「人は他の動物とは違う。」という前提に人の心が研究されてきました。
しかし、進化心理学では「人の動物的な側面を加味して」人の心を研究しています。
読んでいて素直に腑に落ちる場面が多いのが、進化心理学の特徴です。
この3冊の中では、今最も好きな分野です。
ブログで使える11の文章術。ブログ初心者でも今すぐ書ける。【まとめ】
今回は
・ブログを書くためのマインドセット
・ブログで使える11の文章術
・アフリエイトに使える知識
・おすすめ本
こちらの構成でご紹介しました。
文章術は一度身に付けてしまえば、半永久的に使える技術です。
ほとんどの知識は、更新が必要です。そして、いつまでも学び続ける必要があります。
しかし、文章術はほぼ不変の法則です。一度身に付けることができれば、長く使うことができます。
掛け算の計算方法が変わらないのと同じように、文章術も一度身に付ければ一生モノの知識となります。
「ブログを書いてみたい。」
「今すぐブログを書きたい。」
そう思うなら、まずは文章術の勉強から始めるのが最短ルートかと思います。
※ブログのリライトについては、こちらで整理しています。
※ちなみに、私ははてなブログ派です。