寝転びながら読書をする人は多いかと思います。
しかし、個人的には「寝る前の準備」以外で、寝ながら読書をすることをお勧めしていません。
それには3つの理由があります。
1.頭の回転が悪くなる
2.眠くなる
3.体が疲れる
読書中にこんな風に思うことはありませんか?
「本を読むと眠くなる」
「思いのほか読書量が増えない」
「読んだ内容を覚えられない」
それは、読書姿勢が理由かもしれません。
もちろん、読書姿勢だけで全てが改善することはありません。しかし、姿勢を一つ変えるだけで、読書パフォーマンス全体が向上すればお得だと思いませんか?
今回は、正しい読書姿勢についてご紹介します。
読書姿勢が読書の質に大きな影響を与える理由
読書中の姿勢は読書の質に大きな影響を与えます。
基本的に、知的作業は脳みそしか使わないので、どんな体勢でも問題無い。と思う人もいるかもしれません。
たしかに、テレビや漫画では天才キャラの人は、崩した姿勢で思考しているケースがあります。
しかしながら、知的作業(読書)でも姿勢は重要です。
作業効率は「能力×集中力」で決まります。
正しい姿勢は、適切に体内に血が巡るので自分の能力を最大限に発揮できます。
正しい姿勢は、集中力を乱すことが無いので、能力の全てを知的作業に充てることができます。
つまり、姿勢をコントロールすることは、読書の効率をコントロールすることと同じです。
寝ながら読書が悪影響な3つの理由「デメリット」
ここからは、寝ながら読書をすることのデメリットについて3つ整理します。
1.頭の回転が悪くなる
まずは、頭の回転が鈍くなる可能性があることです。
理由は、血の巡りが悪くなるからです。
脳みそは最も燃費の悪い器官です。脳みそだけで、全身のエネルギーの約10%を消費している。とも言われています。
脳みそが体重に占める割合は約3%。
そう考えると、重量に対して使うエネルギーが非常に多いと言えます。
その脳みそに栄養を行き渡らせることは、読書において重要な要素です。
2.眠くなる
立ちながら眠ることができる人は少ないです。
ほとんどの人は、横になって寝ます。
寝転びながら読書をすると、自然と眠くなります。睡眠導入のきっかけとして寝ながら読書するのはおすすめですが、集中したい時は別です。
また、消費カロリー(NEAT)も減るので、できるだけ寝転ぶ姿勢は避けましょう。
3.体が疲れる
最後に体が疲れます。
「寝ている体勢なのに、疲れるの?」
と思う人もいるかもしれません。
たしかに、寝ている体制は体への負担が少ないケースが多いです。
しかし、寝るだけでは無く、読書をしようとすると無理な体制を取る羽目になります。本を支える必要があるからです。
さらに、体を動かすことが少ないので、疲労が蓄積します。
適度に体が動いている方が、疲れはたまりません。体が固定される寝ながら読書はおすすめできません。
読書をするなら立つか座るのがおすすめ
最後に、読書中のおすすめの姿勢についてご紹介します。
詳細については、こちらをご覧いただきたいのですが
基本的には立つか座る姿勢がおすすめです。できればなるべく立つ時間を増やしつつ、交互に姿勢を変えるのがベストです。
座る時はなるべく姿勢を良くする
座って本を読む際、ついつい体を背もたれに預けてしまうことがあります。
しかし、出来るだけ姿勢を正した方がおすすめです。
なぜなら、姿勢を良くすると、意志力も向上する傾向があるからです。
・姿勢を良くしたグループ
・特に、姿勢を意識しないグループ
上記の2つでは、姿勢を意識しているグループの方が、実験終了後の意志力が高まっていた。というデータもあります。
意志の力は、生まれつきにも思えます。
しかし、実際は意志の力も筋肉や知力のように鍛えることが可能です。
読書をしながら、姿勢を正せば、意志の力も鍛えることができて一石二鳥です。
寝ながら読書がなぜ悪いかがわかる3つの理由「おすすめの読書法」まとめ
今回は、寝転びながら読書をするデメリットについてご紹介しました。
もちろん、あくまで傾向値のため、人によっては寝ながら読書をするのが最も集中できる人もいるかもしれません。
最後は、あなた自身の集中力が上がる方法を選択すべきです。
とはいえ、まずは立ったり座ったりしながら読書をすることを習慣化してみてはいかがでしょうか。
少なくとも、眠気は無くなるので、損はしないと思います。