今回は、読書ノートについてご紹介します。
読書ノートとは、本を読んだ感想や要点を整理することで、読書の質を上げる方法です。
基本的に、記憶の定着に関しては復習(検索学習)が有利です。
読書ノートも使い方次第で検索学習と同じような効果が期待できます。(思い出しながら書くだけ。)
ですが、読書ノートを書こうと思うと
「どんなふうに書けばいいかわからない。」
「読書ノートを書くのが続かない。」
「読書ノートを書くまで、次の本が読めない。」
などと思うことがあります。
そんな悩みを解決しつつ、具体的な読書ノートの書き方をご紹介します。
最初に手抜きを覚えないと、読書ノートは継続できません。1秒でも早く、読書ノートが書けるようなシステムが大切です。
読書ノートとはなにか。
読書ノートとは、読書によるインプットをアウトプットとして表現することです。こんな効果が期待できます。
・記憶の定着
・頭の中を整理
・どんな本を読んだ振り返りやすくする
・本の内容を要約する
個人的に、重要だと思っているのは「記憶の定着」と「振り返り」です。
多読をしている人あるあるだと思うのですが、どんな本を読んだか忘れてしまう。ということは多々あります。
しかし、きっかけさえあれば、どんな本を読んだかを思い出すことができます。
全ての本を紙の本で購入し、本棚に整理できる場合は、本のタイトルがそのきっかけになります。
しかし
・図書館や人から借りている
・電子書籍を利用している
・オーディオブックを利用している
といった人は、手元に本が無いので、思い出すきっかけを自作する必要があります。
その、きっかけづくりが読書ノートです。
読書ノートあるある
読書ノートを「書いてみよう」と思ったり書いていると困ることがあります。
それは
・読書ノートに何を書けばいいかわからない
・読書ノートを管理するのが大変
・読書ノートを書くこと自体が嫌になる
その解決法をこのあとご紹介します。
読書ノートへの向き合い方「雑にやればいい」
さきほど触れた、読書ノートあるあるですが、対策はシンプルです。
それは、雑に読書ノートを作ること。です。
記載する内容は大雑把で良いし、全ての本で読書ノートを作る必要さえありません。
なぜなら、完璧を求めると継続が出来ないからです。
誰しも、読書ノートを書こうと思った時は、自信満々です。(ダニング・クルーガー効果)
しかし、実際に読書ノートを書いていくと思うようにいきません。
結果、読書ノートを付けることも、読書をしなくなることにもなりかねません。
そのため、読書ノートは雑に書けば良いかと思います。
読書ノートはどのくらい雑に書けばいいか
具体的には
・面白いと思った本だけ書く
・最低3行分書けばいい
・読書ノートが終わらなくても他の本を読んでいい
こういったルール作りが出来れば、読書ノートのハードルはずいぶん下がります。
「読んだ全ての本で読書ノートを取るぞ!」
と思っていると、継続力が下がることになります。
一度継続さえできれば、質を上げるのはいつでもできます。
読書ノートの実例テンプレート
では、読書ノートのテンプレをご紹介します。
お察しの人もいるかと思いますがやり方はシンプルです。
【出来るだけ記載したいこと】
・読み終えた日
・書名
・作者
・翻訳者(want)
・感想
・おすすめ度(☆や点数)
【できれば記載したいこと】
・本を読んで感じたこと
・作者が伝えたいメッセージ(1-3個)
・自分の生活に当てはめられそうなこと
・今後学びたいこと
以上です。
全てを網羅する必要はありません。書きたいことだけ記載しましょう。
できれば、電子データにすることで、フォーマットを作れるので読書ノートの作成が楽になるかと思います。
読書ノートを続けていくなかで、内容は適時改廃してください。
読書記録をたくさんつけている中で思ったのは、書きたいことは、本の内容によって大きく変わる。ということ。
読書ノートの自由度は高い方が良いでしょう。
読書ノートはいつ書くべきか
読書ノートを書くタイミングも適当で大丈夫です。
ですが、もし可能なら
・読書中
・読書後
の2回に分けて書くのがベスト。
本を読み終えた時に、感じたことを全てを覚えておくことは難しいからです。
とはいえ、メモを取りながら本を読むのに負担を感じる私のようなタイプは「ふせん」がおすすめ。
もちろん、自分の本ならドッグイヤーをつけても良いでしょう。
少なくとも、良いと思ったページを思い出せる工夫をしておくと、読書ノートを楽に書けます。
読書ノートはデータで残すことをおすすめします。「紙よりデータ」
読書ノートを作るならデータがおすすめです。
できれば、スマホで作成できるようになっていると手軽です。
電子でデータを残すメリットはこちら。
・読書ノートの検索がしやすい
・手軽に書ける
・テンプレートがあれば手間が減る
・お金がかからない
まずは、電子データで読書ノートを作成し、より深く学びたいことだけを「紙に手書き」がおすすめです。
実際、手で書くことで思考が整理されやすくなります。
また、発想力も手書きの方が高まる。というのが最近の常識です。
毎回フルスロットルにする必要はありません。
まずは、継続できる仕組みづくりから始めてみましょう。
読書ノートを手書きする時は、テンプレートを印刷しておく
もし、読書ノートを手書きで書く時は、テンプレートを印刷しておきましょう。
ノートの最初のページに貼っておくだけでも、書きやすくなります。
「どんなことを書くんだっけ。」
「何から書けばいいんだろう。」
そう悩む時間が1秒増えるごとに、読書ノートを書くのが大変に感じてしまいます。
読書ノートはSNSやブログに残すのもおすすめ
私は楽天ROOMやブログに読書記録を残しています。
その結果、人に見てもらう可能性を考慮して、書いていることを精査する習慣が生まれます。
モチベーションが高く、自分を律することができる人なら問題ありません。
しかし、意志の力に頼って計画を立てると失敗するリスクが上がります。
そう考えると、誰かに見てもらう可能性のあるサービスに投稿すると、読書ノートの質が向上するかもしれません。
読書ノートの書き方:まとめ
今回は、読書ノートの書き方について整理しました。
何事もまずは継続が必要です。
最初から素晴らしい読書ノートを作ることを優先するよりは、読書ノートを習慣化する方が効率的です。
・読書ノートを手抜きで書く
・読書ノートが習慣化する
・読書ノートの質を上げる
このようなステップで、あなたの読書ノートを最適化していきましょう。
ちなみに、瞑想も「ずぼら」がおすすめのようです。