好奇心には2つのタイプがあります。
①深い知識を求めるタイプ
②広い知識を求めるタイプ
好奇心のタイプによって、適切な本選びの方法は変わります。
自分の好奇心にあっていない本を選ぶと「読書がつまらなくなる」や「集中して読めない」につながりかねません。
また、好奇心の種類に合わせることによって、4つのメリットがあります。
①読書が楽しくなる
②読書量が増える
③自分への理解が深まる
④自分を認めることができる
今回は、そんな好奇心、2つのタイプについてのご説明と、適切な本選び方法。最後に、好奇心のタイプに合わせて、読書をするメリットを4つご紹介します。
好奇心には2つのタイプがある
まずは、好奇心の種類についてご説明します。
先ほどご紹介したように、好奇心は下記の2つのタイプがあります。
①深い知識を求めるタイプ
②広い知識を求めるタイプ
もう少しかみ砕くとこんなイメージです。
【深い知識を求めるタイプ】
椅子好きが高じて、椅子を自分で作ったり、リメイクをしている。ブログやSNSでの発信もして、少しずつ仲間を増やしていく。
【広い知識を求めるタイプ】
椅子好きが高じて、イームズの歴史や机や棚についても関心を持つ。椅子の色使いも気になり、カラーコーディネーターの資格の勉強をしている。
このように、知識を深く深く追求していく「研究家タイプ」と知識がドンドン深くなる「探検家タイプ」に分かれます。
あなたの好奇心タイプはどちらでしょうか?ここから先は、なんとなくで良いので、自分の好奇心タイプを意識しながら読んでください。
好奇心タイプに合わせて本選び
では、好奇心タイプに合わせた本選びとは、どのようなものでしょうか。
さっそく具体例です。
【深い知識を求めるタイプ】
一冊の本を深く追求していくタイプ。付箋をつけて何度も読み直し、深い理解と考察をする。
つまり、何度読んでも新しい発見のある「専門性の高い本」がおすすめです。
仕事も一つのことを突き詰める仕事がおすすめです。
【広い知識を求めるタイプ】
一冊の本の興味から、同じ作者の本を読んでみたり、同一ジャンルの本を読み、幅広い知識と見識を得る。
つまり、どんな本を読むか。よりも、どのようなジャンルの本を読むか。が重要です。
このブログでもご紹介した、平行読書術や読み飛ばしを活用して、まずは、好きなジャンルの本を探してみてください。
「どんな本から読めばいいかわからない」
そんな人は2020年に200冊以上読書した私が、選りすぐりの20冊の本をまとめている、こちらをご覧ください。きっと興味の出る本がみつかるはずです。
ちなみに、シリーズもの小説が好きな人は、こちらをご覧ください。
「知識の幅と深い専門性どちらが優れているのか?」
そう思う人は、こちらの本がおすすめです。現状では、幅広い知識の方が強みを発揮しやすそうです。
好奇心のタイプに合わせて本を選ぶ4つのメリット
本題です。
好奇心タイプに合わせて本を選ぶことによって、得られるメリットについてご紹介します。
読書のやり方についても、「自分にぴったり合う」方法を見つけましょう。
また、今回のメリットは、読書だけに限りません。仕事でも、プライベートでも、好奇心の種類を知り、自分の特性を活かすことができます。
①読書が楽しくなる
まずは、読書が楽しめます。
読書の楽しさを決めるのは、たった一つの要素です。
「読書の楽しさ=興味のある本を選ぶ。」
つまり、自分の関心のある本を選べば、オートマチックに読書を楽しむことができます。
そのために必要なのは、好奇心に合わせた本を選ぶだけです。
②読書量が増える
読書が楽しいと、どんなメリットがあるでしょうか。
私は大きく2つのメリットがあると思います。
①読書の質が上がる
②読書の量が増える
楽しいことは、長い時間継続できます。好きな本・関心の持てる本を選べば、読書量も自然と増えます。
「読書量はどのくらいをめざせばいいのだろうか」
そんな風に思う人は、月4冊以上を目標にしてください。日本人の上位10%に入ります。(詳細はこちらから)
③自分への理解が深まる
自分の好奇心の種類を知ることにより、読書以外でもメリットがあります。
それは、自己理解です。
「自分はすぐに、興味が移り替わってしまって、ダメ」
「ついつい、一つのことに集中しすぎてしまう」
それは、あなたの短所では無く、特徴の一つです。もちろん、特徴に磨きをかければ長所に変わります。
自分のことを理解すれば、今までよりも自分を認めて好きになることができます。好奇心についても、全く同じです。
④自分を認めることができる
先ほどご紹介したように、自己理解=自分を認めるためのステップです。
人にはそれぞれ特徴があります。そのほとんどは、短所であり、長所です。
だからこそ、自分を知り、認めることが重要です。好奇心の種類について知るだけで、自分を認めることができれば、お得だと思います。
好奇心に正解はありません。
好奇心のタイプに合わせた本選び4つのメリット【まとめ】
今回は、好奇心のタイプに合わせて本を選ぶことのメリットについてご紹介しました。
意外と、これまで自分の好奇心タイプについて考える機会はなかった人も多いと思います。
好奇心は自分の影のようなものです。どんな時でも自分と一緒なのに、意識することはほとんどありません。
このブログがきっかけで、あなたの好奇心の種類を理解する助けになれば幸いです。
どんな時でも、好奇心について知っておくことはメリットがあるからです。