今回は新しい読書の仕方として、「復習読書」を提案します。
おそらく、たいていの人の読書の目的はこちらだと思います。
・仕事に活かす知識が欲しい
・人生を良くするための知恵が欲しい
・とにかく、知識を増やしたい
・趣味として、活字を楽しみたい
そんなあなたに、1つ新しい読書方法として、復習読書を試してもらいたいと思っています。
復習として、読書をする3つのメリットはこちら
①読書のインプットの質が上がる
②自分の実力を試すことができる
③読書への飽き対策
予習として読むことの多い読書。あえて復習として本を読むことで、より読書が楽しくなるかもしれません。
あえて、復習としての読書をするメリット【読書の仕方】
まずは、復習として本を読むことのメリットについてご紹介します。
「人に説明や報告をした後」
「実践をした後」
そんな時に読む読書には、予習としてする読書とは違うメリットが生まれます。もちろん、特定の読み方が絶対的に優れているとは思いません。
そのため、適切なタイミングで「予習」と「復習」の使い分けができるのが最適解だと思います。
①読書のインプットの質が上がる
まずは、読書のインプットの質が上がることです。
事前に読書で情報を入れないことによって、時には失敗したり、もっとうまくやれた。と思うことがあります。
「悔しい。これを事前に知っていれば」
そんな風に思うことで、読書のインプットの質が上がります。
どんなことでも、100点満点を目指すことは難しいです。ならば、あえて万全の態勢で臨まない選択肢もあります。
もちろん、それ以外にも「そういえば、マーケティングについての知識を使う仕事をしたな」と思ったら、マーケティングの本を読んでみる。
そんな読書の仕方も効果的です。ちなみに、マーケティングに関する本なら、こちらがおすすめです。
マーケティングに必要な30の法則が、たった一冊の本で理解できます。
②自分の実力を試すことができる
知っているには、2つの種類があります。
①短期的に知っている
②記憶として定着している
たとえば「ダニング=クルーガー効果」を知っていますか?これは、何かを始めたて・練習を始めた時に、過剰に自信があり、練習をするほど自信が無くなる(適正値に戻る)というバイアスです。
つまり、新しいことを始める時に「こんなのカンタン」と思っているのに、続けてみたら「やっぱり難しいぞ」と思うことです。
この知識を、初めて知った人は①の短期的に知っているだけです。この話を今すぐ、誰かにすれば、ちゃんと説明ができると思います。
しかし、半年後に覚えていない場合は、もう一度説明しようと思っても、上手にできない可能性があります。(説明しようとさえ、思わないかもしれません。)
つまり、事前に情報をインプットしないことによって
・何を知っているか
・何を知らないか
について、正しく認識できます。短期的な知識を「理解している」と思い込むリスクが低下します。
③読書への飽き対策
最後に、読書への飽き対策になります。
読書への飽き対策については、何度かこのブログでもご紹介してきました。
どんなにモチベーションが高くても、人はいつか飽きます。そんな時の対処法としても、復習読書はおすすめです。
「全然わかってなかった」
「もっと知識が必要だ」
そんな風に思った時に読む読書は、普段以上に熱心に取り組むことができます。
アルフレッド・アドラーさんも「目標がある限り、劣等感があるのは当然だ」と言っています。
劣等感は必ず生まれます。その劣等感を自分の成長のブレーキにするか。アクセルにするかはあなた次第です。
「悔しい。これを事前に知っていれば」
そんな風に思うことで、読書のインプットの質が上がります。
具体的に、どのように復習としての読書をするべきか【やり方】
では、具体的にどのような時に、復習読書をすべきでしょうか?
パターンとしては、大きく2つあります。
①意識的に復習読書をする
②偶発的に復習読書をする
意識的に、復習読書をする
まずは「あえて」復習読書をする方法です。
こちらには2つの条件が必要です。
・事前に、アウトプット内容を知っている
・事前に、アウトプットのタイミングを知っている
2つの条件が整った時に、意識的な復習読書が可能です。アウトプット後、必要な情報が書いてありそうな本を選ぶだけです。
とはいえ、この方法には大きな、デメリットがあります。それは、心理的にハードルが高いことです。
誰しも、事前に準備ができる状況なのに、無防備に取り組むことは難しいです。失敗のリスクは少ない方が良いからです。
そのため、この方法を使う時は「失敗のリスクが限りなく低い時」に限定することがおすすめです。
偶発的に、復習読書をする
続いての方法は「たまたま」復習読書をする方法です。
「たまたまでは、復習読書をするタイミングがわからない」
そんな風に思うかもしれませんが、大丈夫です。自分が、人から質問を受けたり、説明をしている時に、何を話したか。を覚えていれば復習読書ができます。
人に説明をした後「心理学について、説明をしたな」と思ったら、ノートやスマホのメモアプリに簡単に記録しておきます。
その後、心理学に関する本を読めば、復習読書ができます。(心理学を知りたいと思った時、最初に読むべき本はこちら)
たまたま起こった、「説明のタイミング」を活用するだけです。良く見る手帳や、スマホに「復習読書」の単語を書いておくことで、より意識しやすくなると思います。
勉強法でも「復習」以上の方法はありません。復習でも特に有効なのは、小テストです。
日常で偶発的に発生する「小テスト」で、もっと簡単に自分の能力を伸ばせるはずです。
読書のやり方・仕方【復習読書3つのメリット】まとめ
今回は、読書の仕方として、復習読書をご紹介しました。
読書のやり方については、多くの方法を知っている方が「飽き」への対策にも、インプットの質向上にもつながります。
普段から、「この内容は復習読書できるかな?」という視点をもって、読書の仕方を心がけてみてはいかがでしょうか。