今回は、耳で聞く本。オーディオブックのメリットとデメリットご紹介します。
オーディオブックとは、本を朗読した音声を聞くものです。音声を聞くだけなので、目や体がフリーの状態になり、「ながら読み」におすすめの方法です。
集中力や記憶の定着の観点ではデメリットのあるオーディオブックですが、使い分けすることによって、読書量を飛躍的に増やすことができます。
全ての人におすすめできる本の形態ではありません。しかし、一度は試してみる価値のある読み方です。
そんなオーディオブックのメリットとデメリット。おすすめの使い方についてご紹介します。
そもそも、紙の本と電子書籍とオーディオブックの使い分けから知りたい。そんな人はこちらから。
- オーディオブックのメリット
- オーディオブックのデメリット
- オーディオブックがおすすめの人
- オーディオブックがおすすめできない人
- おすすめのオーディオブックの使い方
- 私が使っている、オーディオブック
- 耳で読む本。オーディオブックのメリットとデメリット【まとめ】
オーディオブックのメリット
まずは、オーディオブックのメリットです。
オーディオブックでは「目」や「手足」を自由に使える点が最大の特徴です。
そのため、ながら読書をすることで読書量を増やすことができます。
・車の運転中
・散歩
・家事
・単純作業
・満員電車
これらの通常なら本が読めないタイミングで、読書量を稼ぐことができます。つまり、オーディオブックの最大のメリットは読書量が増えることです。
他にも、読書の飽き対策にもなります。散歩や家事をしながら読書ができるので、紙の本に飽きた時でも読書が可能です。
さらに、本を読む気が無くても、オーディオブックなら「聞こえる」ので、読書時間を伸ばすことができます。
読書量はアイデアを出すためにも効果的です。詳細はこちらから。
オーディオブックのデメリット
続いて、オーディオブックのデメリットです。正直たくさんあります。
・記憶しにくい
・図や表が見えない
・繰り返し読むのがメンドクサイ
・ポイントだけの読書が出来ない
・読み飛ばしが出来ない
・提供されている本の数が少ない
・本のリリースが遅い
記憶しにくい
まずは、記憶しにくいことです。この後ご紹介するデメリットも含め、記憶の定着率は低いです。
そもそもながら聞きが主体となるオーディオブックは、集中力を他のことに持っていかれるリスクがあります。
そのため、読書の記憶定着率は低いと思ったほうが良さそうです。
図や表が見えない
情報量が音しかないので、図や表が見えません。
もちろん、ハイライトや文字色の変更なども無いので、重要なポイントがわかりにくいです。
そのため、ポイントだけを抑えた読書には向きません。
繰り返し読むのがメンドクサイ
オーディオブックでは、ページをぱらぱらめくることができないので、読書の2週目に入りにくいです。
繰り返し読もうと思ったら、7時間以上かかる。
そのような状態では、読み返しをするモチベーションが下がります。
ポイントだけの読書が出来ない
先ほどもご紹介したように
・ハイライトや文字色変更が出来ない
・ページをぱらぱらめくりにくい
そんな特徴があります。そのため、ポイントを絞った読書がしにくいです。
読み飛ばしが出来ない
音声の再生では、読み飛ばしが難しいです。
繰り返し部分を読み飛ばすのは簡単ですが、10秒スキップでは「何を読み飛ばしたか」「どこまで進んだか」が判断できません。
提供されている本の数が少ない
さらに、一度書かれた本を読み上げるため、オーディオブックは製作費用が高くなる傾向があります。※市場規模が小さいのも理由の一つ
そのため「かなりの需要が見込める」と思われた本以外は、リリースされません。
結果的に、オーディオブックで読める本の数は少なくなる傾向があり、ベストセラーのような本しか読むことができない場合もあります。
逆に、選別の目が細かいので、良書を引き当てやすいという特徴もあります。
オーディオブックでリリースされている本は、だいたい面白いです。
本のリリースが遅い
最後に、本のリリースが紙や電子書籍と比較して遅くなる可能性があります。
・音声の吹込みが必要
・需要のありそうな本しかオーディオブック化されない
出たばかりの本をすぐに読みたい人には向きません。
オーディオブックがおすすめの人
では、そんなデメリットだらけの、オーディオブックがおすすめな人はどんな人でしょうか。
それは、これらの人です。
・紙の本だけでは飽きる
・忙しくて本を読む暇がない
・運動や運転しながら読書したい
・とにかく読書が好き
・読書量を極限まで増やしたい
この5つのタイプに該当する人は、オーディオブックを取り入れることで、恩恵を享受できると思います。
オーディオブックがおすすめできない人
オーディオブックがおすすめできない人はシンプルです。
それは、先ほどご紹介したデメリットを許容できない人です。
・記憶しにくい
・図や表が見えない
・繰り返し読むのがメンドクサイ
・ポイントだけの読書が出来ない
・読み飛ばしが出来ない
・提供されている本の数が少ない
・本のリリースが遅い
また、本を読む時間や集中力、モチベーションが高いなら、紙の本や電子書籍の方がおすすめです。
わざわざ、オーディオブックで聞く必要はありません
おすすめのオーディオブックの使い方
オーディオブックを読む場合は、どんな使い方が良いのでしょうか。私のおすすめはこちらです。
・復習としての読書
・忙しい時の読書量確保
復習としての読書
ながら聞きができるので、復習としてもう一度読みたい時におすすめです。
「昔読んだ本をもう一度復習したい」
そんなニーズがある人におすすめです。
忙しい時の読書量確保
また、忙しい人や極限まで読書量を増やしたい人にもおすすめです。
家事、運転、散歩中に読書をすることはできません。
オーディオブックがあれば、これまで絶対に読書が出来ない時間を、読書時間に変換できます。
私が、オーディオブックを使っているのは、それが理由です。
私が使っている、オーディオブック
私はオーディブルを使っています。(Amazonが提供しているサービス)
正直深い理由はありませんが、サービス内容がシンプルな点がお気に入りです。(本を読むための時間は無駄です。大切なのは読書時間です。)
・月額課金:1,500円
・月に一冊無料で読める
・追加課金でも本が読める
月に一冊無料で本が読めます。この権利は繰越しできるので、忙しくて月に一冊読めない時でも大丈夫です。
サブスク化によって、月額1,500円で対象オーディオブックが聞き放題になりました。
リンク
耳で読む本。オーディオブックのメリットとデメリット【まとめ】
今回は、オーディオブックのメリットとデメリットについてご紹介しました。
このエントリーを読んで「オーディオブック嫌いじゃん」と思ったかもしれません。
本当は、私はオーディオブックが好きですし、現在のサービスを辞めるつもりは一切ありません。
ですが、使えば使うほど、「使って得する人は少ないかもしれない」と感じていることも事実です。
できれば、一度お試しで体験してみてください。合う人には、欠かせないサービスになります。
合わない人には、全く価値の無いサービスです。でも、そんなサービスの方が、面白いと思います。