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僕が年間200冊以上の読書をして起きた意外な変化【良い点と悪い点】

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今回は、自称読書家の僕が年間200冊以上の読書をして起きた変化をご紹介します。

 

そもそも、私が読書家になったのには2つの理由があります。

 

①本を読むのが好き(新しい知識が好き)
②読書量を増やした結果、自分に起きる変化が気になる

 

近いうちにご紹介しますが、モチベーションで大切なのは②の内発的動機づけです。

 

これまでも定期的に一定数読書をしてきましたが、最近時変化を感じることがあるので、そちらをご紹介します。

 

読書で起きた変化として、良い点の方が圧倒的に多いですが、1点だけ悪い変化もありました。

 

200冊以上の本を読んで起きた3つの良い変化

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まずは、読書で起きた良い変化から。

 

読書量を増やして起きた良い変化はこちらの3つです。

 

①知識量が増えた
②思考の枠組みが構築できてきた
言語化できる感情が増えた

 

知識量が増えた=自分の意見が持てるようになった

当たり前ですが、読書量と一緒に知識量も増えています。

 

知識量の増加と共に、得られている最大のメリットは「意見が持てるようになった」ことです。

 

何かに対して意見を持つには、知識が必要です。

 

ファウストボールへの意見はありますか?」

 

そう聞かれたら、ほとんどの人は何も知らないので、意見が言えないと思います。

 

ファウストボール:こぶしでボールを打ちあう、ワンバウンドOKのバレーボールのようなスポーツ。世界最古のスポーツとも言われる。

 

・金融
・政治
・社会
・人間関係
・健康
・効率化
・習慣化
・読書術

 

など、知らないことについては、なにも意見(自分の考え)がありません。しかし、少しでも知識があれば、自分の考えを持つことができます。

自分の考えを持つことはオリジナルな魅力

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自分の意見を持つことのメリットは、オリジナルである。という魅力になります。

 

人の意見に従うこと、言いなりになることは機械でもできます。さらに言えば、機械の方が、人間より言いなりになるのは得意です。

 

機械には、こんなメリットがあります。

・疲れない
・低燃費
・休憩が要らない
・ミスが無い
・いつも同じように動作する

 

だからこそ、自分の意見を持つことは大切です。意見が浅くても、間違っていても良いです。

 

大切なのは、自分の意見というオリジナリティを持つことです。意見さえ持てばそれをブラッシュアップするのは簡単だからです。

思考の枠組みが構築できてきた

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読書量が増えていくほど「新しい考え方」に出会うことがあります。もちろん、知識を得ることでも同様です。

 

今、このブログを読んで「自分の意見はオリジナリティの観点で重要だ」そう思った人は、思考の枠組みが一つできています。

 

また「現状維持バイアス」などの知識を得ることで、思考の枠組みを育むことができます。

 

現状維持バイアスとは、「今」を維持したくなる感情です。異動、仕組みが変わること、ルールが変わると、不安になったりメンドクサイと思います。これが現状維持バイアスです。

 

現状維持バイアスという意味を本を読んで知った結果、「今の考え方は現状維持バイアスだから、変化自体が良いか悪いか。の判断は今できない」

 

そんな風に、思考することができます。これが読書量が増えて起きた変化です。

思考の枠組み2つのメリット

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思考の枠組みのメリットはこちらの2つ。

 

①思考速度が上がる
②思考の精度が上がる(※)

 

まずは、枠組みがあるから思考速度が上がります。つまり、頭の回転が早くなります。

 

思考の枠組みは知識を運ぶカゴです。カゴがあれば、知識というボールを、効率よく一気に運ぶことができます。

 

また、2つ目の変化は思考の精度が上がることです。

 

考えていることが、自分の感情論だと間違った考え方をする可能性があります。

 

しかし、思考の枠組みがあれば、思考の精度が上がります。

 

※思考の枠組み自体が間違っている場合は、逆に精度が下がります。入手する知識については、エビデンスや統計的な情報に基づいているか。の判断が必要です。

言語化できる感情が増えた

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最後の読書量が増えて起きた変化は「言語化できる感情が増えたこと」です。

 

先ほどの現状維持バイアスしかり、自分の感じていることを、言語化することが得意になりました。

 

当たり前ですが、感情だけを目に見えるようにしたり、触ったりしてコントロールすることは出来ません。

 

しかし、自分の感情を言語化し、その理由がわかれば感情コントロールが得意になります。

感情コントロールの具体例

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あなたがパートナーと旅行に行って、帰り道に渋滞にはまりました。渋滞中にスマホに夢中なパートナーを見て、少しイライラしたあなたは、小さなことで喧嘩しました。

 

その時、「今回の旅行は最低だ」と思います。その場合は、どうなるでしょうか?もちろん、関係性の悪化や使った時間やお金が無駄になります。

 

しかし、この時に「ピークエンドの法則」を知っていれば、感情コントロールが得意になります。

 

ピークエンドの法則とは、ピーク(一番良い/悪い)とエンド(最後)の記憶が、出来事の良し悪しを決めます。

 

・最初はプラン選びで喧嘩したけど、楽しい旅行になった
・旅行の最大の思い出は、たまたま遭遇したクジラを近くで見れたこと
・旅行の最後に喧嘩で旅行が台無しになった

 

このような感情は、ピークエンドの法則の代表例です。

 

逆に、こんな旅行の思い出話は少ないです。

 

・最初のプラン選びで失敗し、最後は楽しかったけど嫌な思い出になった
・旅行で起きた小さなイベントや食事は全て覚えている
・旅行の最後に喧嘩したけど、道中楽しかったから良かった

 

つまり、ピークエンドの法則を知っていれば、帰り道の渋滞で少しイライラしても、喧嘩しそうになっても、感情を言語化できるので対策が打てます。

 

・少しイライラしても、楽しく過ごすために気分転換をする
・喧嘩になりそうになったから、甘いものを一緒に食べて落ち着いた
・喧嘩したけど、しっかり仲直りしてから解散した

 

これらの行動を取ることで、確実に旅行の思い出は良いモノになります。変化したのは、ちょっとした感情だけです。

 

※ピークエンドの法則含めた、人の考え方や感情の左右する法則については、ノーベル経済学を受賞した、ダニエル・カーネマンさんの「ファスト&スロー」が間違いなしです。

 

 
行動経済学?なにそれ?」と思う人は、「予想どおり不合理」が、行動経済学の楽しさをあなたに教えてくれると思います。

 

これが、読書によって起きた嬉しい変化です。

200冊以上の本を読んで起きた悪い変化

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このように、読書によって非常に多くの恩恵を得ています。

 

一方、一つだけ悪い変化があったのでご紹介します。それは、「コミュニケーションが苦手になった」ことです。

 

このブログを読んでくれている人は「いやいや、コミュニケーション本を激推ししてるじゃん」と思うかもしれません。

 

確かに、その本は目からうろこが落ちる、良書でした。

www.yoblog.org

 

しかし、読書によって増える「知識量」が、逆にコミュニケーションを邪魔する時があります。

読書で起きた悪い変化【2つのデメリット】

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では、具体的にどのように困っているでしょうか。

 

それは「一番最初に思い浮かんだ言葉が通じない可能性が増えた」ことです。

 

ある程度バックボーンが同じ人との会話では、語彙に差はほとんどありません。

 

しかし、読書量が増えると語彙も増えるので「自分は知っているけど、相手は知らない」単語が増えます。

 

さらに、私のように急速に読書量を増やしていると「一般的な単語」と「レアな単語」の差がわからなくなります。

 

その結果、2つのデメリットがあります。

①相手に伝わる語彙を探す時間分、会話のテンポが悪くなる
②使った言葉が相手に伝わらずにすべる

①相手に伝わる語彙を探す時間分、会話のテンポが悪くなる

まずは、相手のことを考えた時のデメリットです。使う単語は今回も「現状維持バイアス」です。

 

あいて「WindowsのOS変わるの嫌だよね」
あなた「あるよね。・・・・・変化が起きる時は、なんとなく嫌な気持ちになるよね」

 

このように、一瞬現状維持バイアスという言葉が出ると、次の言葉を探すのに時間がかかる場合があります。

 

結果的に、知識量のせいで会話のテンポが悪くなります。しかし、これはまだマシな方です。

②使った言葉が相手に伝わらずにすべる

続いて、使った言葉の意味が分からずにすべることです。

 

あいて「WindowsのOS変わるの嫌だよね」
あなた「現状維持バイアスだってわかっていても嫌だな。っておもうよね。」
あいて「えっ」
あなた「現状維持バイアスとは、うんぬんかんぬんで」

 

こんな会話をする人は嫌ですよね。自分の知識をひけらかしたり、良くわからない話をされるのは不快に感じる場合が多いです。

 

基本的に楽しい会話は「共感」が必要です。つまり、相手に伝わらない言葉を使うのはリスクが高いです。

 

このように、読書量が増えた結果、コミュニケーションに悩む場面も存在するようになりました。

 

僕が年間200冊以上の読書をして起きた変化【まとめ】

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今回は、読書量を積み重ねた結果起きたメリットとデメリットについて整理しました。

 

何事も良い事づくしな物はありません。しかし、それでも読書量を増やす活動は良い事ばかりだと思っています。

 

年間200冊も読む必要はありませんが、月4冊を目標に読書量を増やして、日本人の上位数%の読書量を目指してみましょう。

 

【月4冊の読書量目標がおすすめな理由】

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お題「#この1年の変化