本を読む時に意外と忘れがちな「リズム」についてご紹介します。
読書含む、文字を読む時にあなたはリズムを意識していますか?ここで言うリズムとは、文字を読む早さのことです。
これまで何度か触れているように、速読にはメリットはほとんどありません。
大切なのは、早く読むことでも、遅く読むことでもありません。
あなたにピッタリ合うリズムで文字を読むことです。たったこれだけで、文章の理解力が向上します。
そんな本の理解力を上げるリズムについて、ご紹介していきます。
読書におけるリズムとは
読書におけるリズムとは、文字を読む早さのことです。
人が文字を読む早さは、対象の本によってある程度前後しています。
・簡単な文章:早く読む
・難しい文章:遅く読む
このように、文字を読む早さは文章表現の難易度によって左右されます。
そのリズムをコントロールするだけで、読書の理解度が向上します。
例えば、歌を歌う時に音程の高さに関係なく、歌いづらい歌があると思います。
その理由の一つはリズムが自分に合わないことです。
歌手の歌を聴いていても「この人はバラードの方が合うな」「この人はアップテンポの方が良いな」と思う時があると思います。
このように、リズムにはその人と相性の合うものが存在します。読書においても同様です。
早いリズムで読むデメリット
では、早いリズムで読むデメリットとは何でしょうか。つまり、速読のデメリットです。
・記憶の定着率が下がる
・読書を楽しめなくなる
・文章が理解できない
・疲れる
情報を処理する前に、新しい情報が入るので理解力の低下や、記憶の定着の妨げになる可能性があります。
一度に5人の会話を理解するのが難しいのは、理解する前に新しい情報が入るからです。
早く読むことで、記憶もできず、理解もできません。結果的に読書を楽しむことができなくなり、疲れます。
読書は楽しむことで、高い成果が出ます。詳細はこちらから。
遅いリズムで読むデメリット
では、遅いリズムで読書するデメリットはなんでしょうか?
「ゆっくり着実に読む方が、理解できそう」
そんな風に思うかもしれません。しかし、実際はリズムを重視した方が、わかりやすい可能性があります。
普段より遅いリズムで読むことによって、文字の認識はしやすいですが、文章の理解はしにくいです。
ぶ・ん・し・ょ・う・の・り・か・い・は・リ・ズ・ム
ぶんしょうのりかいはりずむ
これは大げさですが、このように、一連の流れで読んだ方が理解はしやすいと考えています。
「何度読んでも理解できない」
「何を言っているかわからない」
そんな時は、あえて少し早めのリズムで読書してください。理解の助けになります。
適切なリズムで本を読む方法
では、そんな読書の理解力向上に必要に「文字を読むリズム」ですが、どうしたら適切なリズムになるでしょうか。
答えは定量化できません。なぜなら人それぞれ適切なリズムは異なるからです。
しかし、ある程度あなたにあったリズムを考えることは出来ます。
リズムの見つけ方は簡単です。
①少し早めのリズムで読む
②いつものリズムで読む
③少し遅めのリズムで読む
④いつものリズムで読む
⑤少し早めのリズムで読む
このように、なんども早い・普通・遅いを繰り返していくうちに、適切なリズムが体にしみ込んできます。
「リズムを考えるのがメンドクサイ」
そんな人は、読書の理解度が下がっているポイントやわかりにくい場所に出会った時だけ、読むリズムを変えてみましょう。
これだけで、これまで以上に書いてある事を理解できるようになります。
読書の理解力を向上させる本の読み方【まとめ】
今回は、読書の理解力向上方法として、リズムを意識した読書についてご紹介しました。
「文字を読むのにリズムを意識するのは難しいな」
そう思った人も、大丈夫です。
今回の内容で最も重要なのは「読むリズムを変える」方法を知ることです。
それだけで、あなたの読書法のラインナップが一つ増えます。それは、理解力を上げる方法を一つ得るのと同じです。
理解しにくい場所だけで構いません。文字を追う速度を変えてみましょう。
結果はもちろん、知識の向上につながります。
読む早さを変えるだけの読み方。是非、お試しください。