あらゆるモチベーションは2つに分類できます。
①外発的動機づけ
②内発的動機づけ
読書において意識すべきは「内発的動機づけ」の方です。
むしろ、あらゆる自己実現のために必要なのが、内発的動機づけと言っても良いでしょう。
私は内発的動機づけが上手くいったので、年間200冊の読書の達成ができるようになりました。
今回ご紹介することはこちら。
・内発的動機づけと外発的動機づけの違い
・内発的動機づけのメリット
・どうやったら、内発的動機づけが出来るか
内発的動機づけを身に付けることができたら、読書だけでは無く、あらゆることのやる気を一気に向上させることができます。
- 外発的動機づけとは
- 内発的動機づけとは
- 内発的動機づけを得るためにに必要な3つのこと
- 内発的動機づけを身に付ける5つの方法
- 内発的動機づけを得る最も重要なこと
- それでも、ご褒美が欲しい時は?
- 内発的動機づけのやる気で読書量の自己ベストを目指す【まとめ】
外発的動機づけとは
外発的動機づけとは、これらの「外から与えられる報酬」によって起きるモチベーションです。
・賃金
・名誉
・地位
・優遇
これらの「与えてもらう」ことがモチベーションになることです。
子供の教育でも、テストで100点取ったら、ゲームを買ってあげる。などのご褒美は良く使われますが、あまりおすすめの方法ではありません。
なぜなら、外発的動機づけは「持続性が少ないから」です。
テストで100点を取ったら、次のテストの間までは努力のモチベーションが湧きません。
さらに、報酬がコンスタントに与えられることは少なく、成果の評価は何年も後に与えられる可能性もあります。
以上の点から、外発的動機づけは「自分でコントロールできない」「モチベーションが続かない」という理由でおすすめできません。
内発的動機づけとは
一方、内発的動機づけとは「自分の内側から」発生するモチベーションです。これらの特徴があります。
・金銭などの報酬が関係ない
・長期間のモチベーション維持につながる
・想像力が高まる
・自己成長を目的にできる
つまり、「努力したら、自分はどうなっているんだろう」そのように考えて、行動することで、モチベーションが起きます。
もしくは、なりたい自分の姿でいようと考えることです。
それによって、誰に褒められなくても、長期間のモチベーション維持ができます。
人から認めてもらえることの少なく「読書」などの学習においては、非常に重要なスキルです。
もちろん、仕事や副業のモチベーションも向上します。
内発的動機づけを得るためにに必要な3つのこと
そんな内発的動機づけに必要なのは3つの要素です。
1.自立性を持つ
2.有能感を高める
3.つながりを感じる
これら3つの要素を身に付けることが出来れば、内発的動機づけを目指す土壌が生まれます。
しかし、ただ単に「自分の未来に期待」するだけでは、内発的動機づけの維持は難しいです。
不安点な机に物を積み重ねると崩れるのと同じで、動機についても、安定した土壌の上に積み重ねる必要があります。
その土壌づくりの方法を次の章でご紹介します。
内発的動機づけを身に付ける5つの方法
ここからは、具体的に内発的動機づけを身に付けるための5つの方法をご紹介します。
全てをまんべん無くなる必要はありません。あなたに不足していると思うところから、取り組んでください。
・自分で目標を決める
・自分で自分を管理する
・成功体験を積みかさねる
・マインドセットをしなやかにする
・社会とのつながりを感じる
1.自分で目標を決める
まずは、目標設定を自分で行いましょう。自立性の維持に必要です。
読書量の目標として、このブログでは「月4冊」をおすすめしておりますが、4冊にこだわる必要はありません。
「今まで全く読んでいないからまずは毎月1冊」
「外出時間が減って余裕があるから今年は月6冊」
など、あなたの環境に合わせて自分の頭で目標設定をしましょう。
月4冊がおすすめな理由はこちらから。(目標設定の参考にしてください。)
2.自分で自分を管理する
また、自己管理も重要です。(こちらも自立性を育みます)
管理をするには、記録が必要です。読書なら、読書記録を付けることをおすすめします。
なんとなく本を読んでいるよりは、たとえ2,3行でも記録を残すことで、管理レベルが大幅に上がります。
・本の名前
・読んだ日
・一言の感想(習慣化の重要性を知った)
この3つは少なくとも記録をすることをおすすめします。
読書記録について、詳しく知りたい人はこちらから。(5つのおすすめ方法)
3.成功体験を積みかさねる
続いて、成功体験です。これは有能感に効果ありです。
どうしても、自信を持てない人は「成功体験」が少ない可能性があります。
もちろん、大会で優勝したり、資格を取ることができればベストですが、他にも成功体験を得る方法はあります。
・友人、家族に褒めてもらう
・自分で設定した目標を達成する
・小さなチャレンジをクリアする
家族に今月何冊読むかを宣言して、読み切ることができたら褒めてもらったり、自分の読書量の目標を記録し、達成しているかを確認する。
これらの活動だけでも、成功体験を作ることは出来ます。
4.マインドセットをしなやかにする
マインドセット(考え方)が硬直していると、努力するのが苦手になります。
・音楽や絵はセンスがほとんど
・自分は数学のスキルが無い
・勉強しても、記憶が苦手
このように考える人は、マインドセットが硬直している可能性があります。
マインドセットがしなやかになると、努力すれば成長する。という当たり前のことを当たり前に行うことができます。
どんなことでも、確実に進歩することができます。自分の成長に期待できない人は、自分の未来を変えることは出来ません。
おすすめ本はこちら「マインドセット」科学が証明した、やればできる。の理論を学ぶことができます。
5.社会とのつながりを感じる
また、社会とのつながりを感じることも大切です。
人の欲求は5つあります。
①生理的欲求(食べる・飲む・出す)
②安全欲求(安全が確保されている)
③社会的欲求(なにかに属している)
④承認欲求(自分を認めてもらいたい)
⑤自己実現欲求(なりたい自分でいたい)
この中で、つながりを感じるのは③~⑤。これらが内発的動機づけにもなります。
読書が好きな友人を見つけたり、誰かに褒めてもらう経験を増やしたり、目標達成を続けることが大切です。
内発的動機づけを得る最も重要なこと
最後に大切なのは、あなたの成長した姿にワクワクすることです。
先ほどもお伝えしたように、土壌づくりは大切です。しかし、それ以上に重要なのは「どんな種をまくか」です。
良質な土でも、種を植えなければ雑草しか育ちません。あなたの内発的動機づけを意識して、考えてみましょう。
・これだけ本を読んだらどんな考え方になるんだろう
・この資格の勉強をしたら、どんな未来になるんだろう
このように、未来に思いを馳せながら、モチベーション維持をしてみましょう。
内発的動機付けを自分で設定できれば、読書量は思うままになります。
それでも、ご褒美が欲しい時は?
「内発的動機の重要性はわかったけど、ご褒美が欲しい」
そんな時におすすめなのは、小さなご褒美です。
意外にも、大きなご褒美よりは、小さなご褒美の方が恩恵が大きい可能性があります。
なぜなら、大きすぎるご褒美では「達成感がありすぎる」ので、継続力が無くなります。
本を年間100冊読めたから、ロレックスを買った。では、達成感がありすぎます。
内発的動機づけと外発的動機づけでは、モチベーションの大黒柱は「内発的動機づけ」です。
大黒柱には向かない、外発的動機づけも、無いよりはあった方が良いです。
そのため、ご褒美が欲しい時は小さなご褒美を自分にあげましょう。
具体的にはこんなものがおすすめです。
・ラーメンのトッピングをつける
・チョコを2個食べていい
・好きな炭酸水を飲んでいい
このような小さなご褒美を与えるのがおすすめです。
内発的動機づけのやる気で読書量の自己ベストを目指す【まとめ】
今回は、内発的動機付けによるやる気UPで、読書量の自己ベストを目指す方法をご紹介しました。
結局、自分の行動を決めるのは「感情」です。
テクニックやライフハックはその補助輪にしかなりません。
どんな自分でいたいか。どんな未来を目指したいか。
その目標設定さえできれば、どんな未来でも切り拓けると思います。