今回は、読書を習慣化するための方法を7つご紹介します。
「読書をたくさんしたいけど、習慣化ができない。」
「ついつい本を読むことを忘れてしまう」
「気づけば、2週間読書をしていない」
「読もう思っていた本が、何冊も家にある」
読書をしよう。と一念発起しても、ついつい読書を忘れてしまう時があります。
読書が続かない人は、こんなことを思っているかもしれません。
「読書が苦手」
「意志の力が弱い」
「気合が足りない」
この考え方は全て誤りです。読書を習慣化できないのは意志の力でも、モチベーションのせいでもありません。
習慣化の方法を知らないだけです。今回は、そんな読書を習慣化するためのアイデアをご紹介します。
①if thenプランニングを活用する
②読む時間やタイミングを決める
③読む場所を決める
④移動中に読書する
⑤朝に読書する
⑥20秒ルールを活用する
⑦2ページだけ読む
if thenプランニングを活用して、読書習慣を確立する
習慣化を議論するなら、触れずにいられない方法は「if then プランニング」です。
正直、この方法を身に付けることができれば、他の方法は要らないくらい効果的です。
if then プランニングとは何か
if then プランニングとは、「もし○○になったら○○する」というルールを作ることです。
具体例は、こちら。
・もし、朝起きて水を一杯飲んだら本を10分読む
・もし、電車に乗ったら目的地に着くまでは本を読む
・もし、夕食を食べ終えたら本を30分読む
非常にシンプルなルールです。条件として「もし○○なら」を設定して、実際の行動として「○○をする」という決めごとを作ります。
ルール作りの際は「毎日発生するイベント」や「時間がある程度固定しているイベント」を条件として設定します。
また、実際の行動についても具体的に作っていくことをおすすめします。つまり「10分読む」や「30ページ読む」などです。
続いて、if then プランニングの3つのメリットです。
【if then プランニングの3つのメリット】
・目標達成率が300%に向上する
・多くの人に効果が期待できる
・応用の幅が広い
目標達成率が300%向上する
if then プランニングでは、目標の達成率が300%向上する可能性があります。
つまり、何も対策を打たずに目標を習慣化しようとした場合と比較して、3倍以上習慣化に成功する可能性があります。
シンプルなルールを一つ設定するだけで、目標達成率が向上します。あらゆる習慣化テクニックで、最も高い期待です。
多くの人に効果が期待できる
if then プランニングの忘れてはいけないメリットは「多くの人が活用できること」です。
これには、この後ご紹介する応用の幅が広いことに加えて、統計的な調査でも確認されています。
あらゆるルールは万人に共通して使える。ことは少ないですが、if then プランニングほぼ、全ての人が使って効果が実感できるアイデアです。
応用の幅が広い
if then プランニングは汎用性が高く、あらゆるルールが設定できます。
最も特徴的な点は「悪い習慣にも使えること」です。
良い習慣を作るための方法はたくさんありますが、悪い習慣を治すための方法は少ないです。
if then プランニングで、悪い習慣を減らす具体的なルールはこちらです。
・もし、小腹が空いたら30分散歩する
・もし、寝ながらスマホを弄りたくなったら本を読む
・もし、煙草を吸いたくなったらガムをかむ
このような形で設定をすると、悪い習慣を辞めることができるかもしれません。
読む時間やタイミングを決める
子供のころに掃除の時間になると、音楽が鳴って掃除を開始したことを覚えていますか?
どんな習慣でも、時間やタイミングを固定すると習慣を作りやすくなります。
if then プランニングと重なる部分はありますが「読書の時間」を一日の時間割に組み込むと、読書量が増やます。
読む場所を決める
習慣化の観点では、「時間の固定」と同じように意識したいのが「場所の固定」です。
読む場所を決めることで、自然と読書をする体勢に入れます。具体的には、こんな場所を読書場所に設定しましょう。
・電車
・タクシー
・寝る前のベット
・お風呂
私は、これらの場所で一人の時は読書をするようにしています。お風呂だから、kindle持っていこう。と自然と思うようになれば大丈夫です。
私が使っているkindle端末については、こちらでご紹介しています。
移動中に読書する
電車移動の人におすすめです。移動=読書時間。と決めてしまいましょう。
毎日電車やバスで通勤している人なら、忙しくても読書時間が確保できます。
もし、仕事のことを考えたり、スマホでやりたいことがある場合は「10分は読書」それ以外は、好きなこと。など、好きなようにルール設定してください。
こちらも具体的なルールであれば、あるほど習慣化しやすくなります。
朝に読書する
朝に読書することのメリットは3つあります。
①早起きすれば、時間の確保が容易
②習慣化しやすい
③脳みそがすっきりしている時にインプットできる
10分早起きすれば、10分本を読むことができます。この時間計算の簡単さが朝に読書する最初のメリットです。
また、習慣化をする時は朝の方が、習慣化がしやすいようです。そのため、どうせ習慣を作るなら、朝がおすすめです。
最後に、夜に読書をしていると、ついこんなことを考えてしまう時があります。
「明日の仕事どうしよう」
「今日の部長の言い方嫌だったなー」
「早く寝ないと」
そんな雑念が湧きにくいので、朝の読書は集中して取り組みやすいと思います。
20秒ルールを活用する
20秒ルールとは、何かを始めるまでにかかる時間を20秒縮めることです。
例えば、読書なら今読みかけの本を本棚にしまうのではなく、しおりを挟んで机の上に置いておくようなことです。
他にも、ランニングならウェアと靴を出しやすい場所において置いたり、ランニングウェアを生活するようなことです。
20秒ルールとはいえ、必ずしも20秒MUSTで縮める必要がある。ということではありません。
1秒でも、5秒でも良いのでやるべき習慣を始めるまでにかかる時間を短縮することがキモです。
20秒ルールも習慣化の観点では非常に魅力的です。おすすめのポイントは3つあります。
20秒ルールのメリット
20秒ルールのメリットは3つあります。
①汎用性がある
②悪い習慣にも使える
③進化出来る
まずは、汎用性の高さです。ほぼ、全ての習慣に対して、やり始めるまでの時間を短縮するだけなので、取り入れやすいです。
また、悪い習慣にも使えます。例えばテレビのリモコンを引き出しにしまっておくと、テレビを見る時間が減ります。※もっとテレビを見る時間を減らしたいなら、コンセントを抜く。
他にも、スマホを他の部屋に置いて読書することも有効な方法です。
また、秒数は縮めるほど良い(悪い習慣は伸ばすほど良い)ため、どんどん進化できます。
進化を感じることができる方法にはやりがいがあるので、より20秒ルールの進化自体が習慣になりやすいです。
2ページだけ本を読む
最後にご紹介する方法は「やり始めのハードルを下げること」です。
どんなことでも、「やってみたら意外と集中できた」や「最初はめんどくさかったけど、楽しかった」ような経験をしたことがあると思います。
読書も同じで「2ページだけ読もう」と思えば、比較的気楽に読書を開始できます。
その後、もう一ページだけ読もう。を何度か繰り返せれば読書量が増えます。
これは、if then プランニングで設定した読書時間(10分など)に気持ちが乗らない時でも使えます。
習慣ルールを変えない方が良いですが、やらない習慣より、やる習慣の方が貴重です。
何かを始めるまでに苦労する必要はありません。
読書を習慣化する7つの方法「まとめ」
今回は、読書を習慣化するための7つの方法をご紹介しました。
最初に習慣を作るまでは大変です。しかし、あらゆる偉人が言うように「人は習慣の力で行動します。」
毎回毎回、意志の力を使って何かをやるのは大変です。面倒な意思決定は「習慣に」代行してもらって、自分はやるべきことのために集中できると良いと思います。