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「やる気が上がる8つのスイッチ 書評」上司に読ませたい本NO.1「レビュー」

今回は、やる気が上がる8つのスイッチの書評です。

 

最初に結論。「薄いので、感情的にコスパは悪く感じるが、内容はぎっしり詰まっている」です。

 

1時間もあれば余裕で読めてしまうような本です。しかし、やる気が上がる8つのスイッチは特に、読めば読むほど理解が深まる本です。

 

【こんな人におすすめ】

 ・やる気の出し方がわからない
・部下や子供にやる気を出して欲しい
・将来リーダーや人を引っ張ることをしたい

 

【この本を読んでわかること】

・やる気を司る3つの要素
・8つのやる気のタイプ
・タイプ別のやる気UP方法

 

"やる気が上がる8つのスイッチ"を読んだ上司の下で働くことができれば、幸せだな。そう思わされる本です。

 

考察を含めた、書評を行っていきます。(面白いと思った点をピックアップ。)

 やる気の処方箋は人それぞれ

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そもそも

・人にやる気を起こして欲しい。
・自分を鼓舞したい

 

そんな時、万能に効く方法はありません。

 

家の電気が点かない時

・ブレーカーが落ちている
・主電源が入っていない
・電球の寿命

 

など、理由によって対処法は変わりますよね?やる気も同じで、理由に合わせて対策を打つ必要があります。

 

「とにかく褒めれば大丈夫」
「給料を上げれば部下が頑張る」

 

それは思い込みです。

やる気を司る3つの要素とは

では、やる気を司る3つの要素とはなんでしょうか?やる気が上がる8つのスイッチでは、こちらの3つになっています。

 

1.マインドセット
2.獲得or回避フォーカス
3.自信

 

この後、詳しくご紹介します。ちなみに、ここの理解は必須です。次につながりません。

マインドセット

マインドセットとは、この本では、成長に対しての考え方のことです。マインドセットには2つの種類があります。

 

・成長マインドセット
・証明マインドセット

 

成長マインドセットとは、やればできる。です。

 

努力をすれば実力が伸びると思う気持ちです。

 

証明マインドセットとは、結果=実力。と考えることです。

 

例えば

テストの点が高い:頭が良くて、才能がある証明
テストの点が低い:頭が悪くて、才能が無い証明

 

証明マインドセットの場合は、努力を嫌います。なぜなら、才能が無いので無駄。と思い込んでいるからです。

獲得or回避フォーカス

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獲得することにフォーカスするのか、損出を回避することにフォーカスするのか。

 

これに関しては「どちらも魅力がある」というのが、やる気が上がる8つのスイッチの見解です。

 

【獲得フォーカス】

・称賛を得るために努力する
・成功するほどやる気が出る
・自分の能力に不安を感じると調子が出なくなる

 

【回避フォーカス】

・自分を守るため、ミスをしないために努力する
・納期に間に合わななくなる課題を探し、先に対処する
・大げさな称賛を受けると、やる気が下がる

 

どちらも、一長一短です。「獲得フォーカスになりたい」「回避フォーカスになりたい」と思うのではなく、自分の特性を活かすのが良いでしょう

自信

自信とは、目標達成には必須の要素です。

 

・新しいチャレンジ
・難しい課題

 

こういったものに立ち向かう力をくれるのは、自信です。

 

ちなみに、正しい自信の定義は"謙虚でしなやかに、私にはそれをやり遂げる力がある"と確信できることです。

 

・俺は最強だ
・みんな従え

 

のような、人と圧倒するものは、自信ではありません。

 

読んで字のごとく、自分を信じる気持ち。それが自信です。

自信は4つの要素で構築されている

おそらく、日本人は謙虚が過ぎるので、自信が無いひとが多いでしょう。そのため、自信についてもう少し深掘りします。

 

自信とは、4つの要素で構築されています。

 

1.成功体験
2.他の人の経験から学ぶ
3.他の人からの保証
4.その時の気分

 

この中で大切なのは「1」と「2」です。他はあまり気にしなくて良いです。

 

成功体験は自信を作る最高の素材です。過去の成功とは「あの時、無理だと思ったことを乗り越えた」という自信につながります。

 

OJTなど、人に与えられる成功体験もありますし、自分でチャレンジすることもおすすめです。

 

また、他の人からの経験から学ぶ。とは

 

「あいつができるなら、俺もできる」

 

みたいな感情です。もちろん、そう簡単にできるものでは無い時もあります。

 

それでも、少なくとも同じ人間という種族が出来ることなので、不可能ではないでしょう。

8つのやる気タイプとは

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最後に、この本で最も面白い場所である、やる気の8つのタイプをご紹介します。

 

全てを書くことは出来ないので、こちらをご紹介します。

・目指すべき2つのタイプ
・破滅的な2つのタイプ

 

【8つのやる気タイプ】

1.中二病(破滅的)
2.うざいやつ(問題あり)
3.臆病者(破滅的)
4.退屈な人(問題あり)
5.やる気の空回り(問題あり)
6.真面目な見習い(問題あり)
7.新星(理想的)
8.熟練の匠(理想的)

 

ちなみに、私は「やる気の空回り」でした。

中二病

【3つの要素】

・証明マインドセット
・獲得フォーカス
・自信が無い

 

中二病はこんな人】

・引っ込みがちで憂鬱なかんじ
・努力しない。最小投資で最大利益を目指す
・明らかに自信を持てていない
・自分で自分を失敗に導いている
・たまに頑張るが、すぐ諦める

 

基本的に、自信を持てないです。証明マインドセットのため、努力も苦手です。結果的に、自分で自分を追い込むことにより、より辛くなります

 

OJTなども、人の助けを求められないので、苦手とします。

臆病者

【3つの要素】

・証明マインドセット
・回避フォーカス
・自信が無い

 

【臆病者はこんな人】

・周囲に壁をつくり、不安に駆られている
・プレッシャーに弱い
・新しい仕事は嫌がる
・自分を守ろうとする
・何よりもミスを恐れる

 

一人いるだけで、周囲の士気を下げます。周りの援助も受け入れず、褒められても喜びません。このタイプも自分が一番の敵になってしまいます。

新星

【3つの要素】

・証明マインドセット
・獲得フォーカス
・自信が無い

 

中二病はこんな人】

・エベルギッシュで楽天
・壁にぶつかるほど力が出る
・アイデアの宝庫で、革新的
・取るべきリスクを取れる

 

高い能力とやる気を持っています。チャレンジが得意(獲得フォーカス)なので、新しい事、難しいことの解決能力に優れています。

熟練の匠

【3つの要素】

・成長マインドセット
・回避フォーカス
・自信がある

 

【熟練の匠はこんな人】

・責任感が強く、信頼できる。
・いて欲しい時にいてくれる
・常に、第二、第三の矢を持っている
・ミスが無い
・揺るがない専門性を持つ

 

回避フォーカスという特性を上手く活かしているタイプです。ミスも少なく、次善の策もしっかり持っています。また、専門性という、揺るがない強みもあります。

やる気タイプによって、目指すべき道は異なる

目指すべきタイプは2つです。

 

・新星
・熟練の匠

 

ですが、進化には相性もあります。あなたの今のやる気タイプによって、目指すべき道は変わります。

 

その分岐点は「フォーカス」です。

 

獲得フォーカス:新星を目指す
回避フォーカス:熟練の匠を目指す

 

実際、新星と熟練の匠の特徴をみて「どちらに憧れるか」で、判断できる気もします。

 

もちろん、理想は

・新星だけど、熟練の匠に近い。

 

のような、どちらも併せ持つ力を身に付けられるのがベストです。

 

"チャレンジングで、緻密。専門性の高い、アイデアマン"

 

こんな姿が理想かもしれませんね。

どんなタイプのやる気にも効く処方箋

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それぞれのタイプ別の処方箋も、やる気が上がる8つのスイッチには書かれています。

 

ですが、このエントリーではどんなタイプにも効く処方箋を出しておきますね。

第一段階:成長マインドセットになる

何よりも大切な一歩目は「マインドセット」でしょう。

 

なぜなら、成長できると思えなけば、努力が出来ないからです。また、あらゆる困難に対して、立ち向かう力を持てません。

 

・成長を意識した生活や考え方を習慣化する
・期待値を下げてみる
・他人と比べない
・根気よく続ける

 

これらを行っていきましょう。

このエントリーが参考になるかもしれません。

www.yoblog.org

マインドセットに関する本については、この一冊だけ読めば大丈夫です。他の本は、とりあえず気にしなくていいです。

第二段階:必要なスキルの獲得

続いては、必要なスキルの獲得です。

 

当たり前ですが、どんなに素敵なマインドや自信があっても、スキルが無いと意味がありません。

 

自分の仕事やなりたい姿に合ったスキルを獲得しましょう。

 

OJTをしてもらう
・自信を持つ
・適切なフィードバックを受ける

 

などを続けて、とにかくスキルを身に付けましょう。

このエントリーが参考になるかもしれません。

www.yoblog.org

第三段階:フォーカスに合った成長

最終段階は自分のフォーカス(獲得or回避)に合わせた成長です。

 

【獲得フォーカスの人】

・ほめてもらう
・目標をはっきり持つ
・自由にアイデアを出す
・大きな未来を描く

 

【回避フォーカスの人】

・建設的な批判を受ける
・何を得るか。よりも何を回避するか。考える
・アイデア分析、評価をする
・じっくりと時間をかける
・決断時は、マイナス面を考える

 

あなた自身のフォーカスに合わせた行動を取りましょう。繰り返しになりますが、フォーカスに正解はありません。伸ばすべき個性です。

やる気が上がる8つのスイッチ 書評【まとめ】

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今回は、やる気が上がる8つのスイッチの書評でした。

 

やる気は、車で言えばガソリンです。どんな高級車でも、ガソリンが無ければ走りません。

 

やる気のコントロールさえできれば、もっと未来は広がると思いますし、なりたい自分になれるはずです。

 

最初に薄い本と言いましたが、ご紹介しきれていないことが多々あります。

 

それだけ、濃密な本ですし

・やる気タイプの理解
・やる気タイプごとの処方箋

 

を理解することで、自己成長にも、人の教育にも活用ができます

 

どうしても、人の記憶は薄れていきます。薄れていくたび、読み返しをしていくことで、やる気スイッチマスターになれると思います。

 

前作のこちらもおすすめです。

 

※以下、関連エントリー

www.yoblog.org

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