買った本を読み切るのは簡単です。
そういわれても「読み切れない時があるよ。」と思う人もいるかと思います。
私はたまにあります。その理由は単純で本の選び方に失敗しているから。
・粘り強さ
・集中力
・本の読み方
・読書時の姿勢
など、「本を読むための力」について意識する人は多いですが、本の選び方に失敗をすれば、どんなに読む力があっても読み切ることは難しい。
また、本を読み切らない時は2つの判断パターンがあります。同じ「読み切らない」にも種類があるのです。
①意識的に読み切らない
②受動的に読み切らない
②のパターンで本を読み切れない場合、読書効率が落ちるので注意してください。(理由は後述)
今回ご紹介することはこちら。
・読み切るための本選び
・本を読み切らない時の判断方法
・なぜ、受動的に読み切らないことは良くないか
読み切るためには本選びが重要な理由
まずは、本選びが重要な理由です。
①大雨、強風、極寒の時のランニング
②曇り、微風、適温の時のランニング
どちらが楽でしょうか?もちろん、②ですよね。
読書に対しても同じです。
①興味なし、読みにくい、目的無し
②興味あり、読みやすい、目的あり
②の本を選ぶことによって、同じような文字数や難易度でも、読み切りやすさが異なります。
おそらく、ブログを読む時も最初の数行で①か②か判断していると思います。
このように、自分が楽に読める本を探すことで、誰でも読み切り力を獲得できます。
本選びの素晴らしいところは、あなたが読書中に全く努力しなくても読み切れる。それが本選びの最も重要なメリットです。
※面白い本(実用書)の見つけ方はこちらから。
本が読み切れるようになる、選び方
では、読み切るための本の選び方についてご紹介します。
先ほどご紹介したように、大切なのは3つの観点です。
①興味があるか
②読みやすく感じるか
③目的はあるか
この3つのが該当する本なら、かなり楽に読み切ることができます。
1.その本は興味のあるテーマか
まずは、興味を感じれるテーマになっているか確認しましょう。
自分が関心のあるテーマに関する本を読むようにしましょう。なんとなくで購入すると、関心の無い本を選ぶ羽目になります。
・本屋でおすすめになっていた
・テレビで話題になっていた
・なんとなく、目についたから
このような本の選び方にはリスクがあります。
読書に全力で取り組みたい人や、どうしても読み切りたい本が無い場合は考えてから本を買いましょう。
とはいえ、私は教養を付けるためにも、ランダムに本を選ぶことが多いです。そのため、読み切れない本に出会うことも多いです。
「読み切れなくてもいい」
そう思えるようになったときに、読書家になった。と言えるかもしれません。
2.その本は読みやすいか
読みやすさについては、個人の感覚に依存します。
・本のサイズ
・文字の大きさ
・文章量
・図や注釈の位置
・文章の書き方
これらには好みがあります。そのため、あなたが本を開いて「読みやすそう」と感じれば、それでいいです。
あくまで、主観的に判断しましょう。人の意見に依存する必要はありません。
3.本を読む目的はあるか
最後に本を読む目的です。いくら興味のある本でも、目的が無ければ読み切る力が不足します。
・興味のある本:意識しなくても読もうと思える
・目的:どんな時でも読もうと思える
目的があれば、どんなに疲れていても、本が読みづらくても安定して本を読むことができます。
たった一つでも良いので、本を選ぶ時は「この本で何を得たいか」について考えてから、本を読みましょう。
インプットの質が変わります。
目的を持って読書する習慣がつけば、読み切り力だけでなく、理解速度や記憶の定着でも恩恵を受けられます。
本を読み切るべきか。の判断方法
本を慎重に選んでも、読み切れない本に出会う時はあります。
・前書きは面白そうだったのに、本題はつまらなかった
・思ったよりエビデンスが薄くて関心が無くなった
・作者の意見を信じられない
そんな時は、すっぱり本を読むことは辞めましょう。
・時間の無駄
・面白い本と出会う機会を逃す
などのデメリットがあります。(詳細はこちらのリンクから)
平行読書をしている場合は、問題無いですが、ダラダラと、少しずつ読んでいると読書時間が減ります。
もし、どうしても読み切りたいなら平行読書をしましょう。
平行読書は記憶の面でも、読書量の面でも恩恵があります。詳細はこちらから。
本が読み切れない理由は最初のステップで失敗している【まとめ】
今回は、本が読み切れない理由として「本選び」をご紹介しました。
誰しも、本を選んだ時は、読み切ろうと思っています。
それでも、読み切れないのは、読み切りにくい本を選んでいるからです。
「でも、やっぱり本を読み切りたい」
そう思う人は、心理学的に本を読み切れる方法をご紹介します。それは、保有効果と認知的不協和です。(詳細はこちらから)