物欲さえコントロールできれば、シンプルな暮らしにグッと近づきます。
今回はそんな、シンプルな暮らしのために必要な「物欲コントロール術」をご紹介します。
物欲コントロール術は、どんな人でも身に付けておくべきライフハックの一つ。
なぜなら、どんなにモノを捨てても(断捨離しても)、買い物の数の方が多ければ意味が無いからです。
「捨てる数 ー 買う数=マイナス」にならない限り、シンプルな暮らし(モノが少ない暮らし)の実現は不可能です。
シンプルな暮らしは、思いのほか多くのメリットがあります。
・集中力を温存できる
・無駄にお金と時間を浪費しない
・見た目がキレイ
・掃除などの家事が楽
・読書に集中できる
そんなシンプルな暮らしには、大きく2つのアプローチがあります。
①インプットを減らす(買い物をしない)
②アウトプットを増やす(モノを捨てる)
今回は、①のインプットを減らす方法について、ご紹介をします。
②のアウトプットの減らし方についてはこちらから。
なぜ、物欲をコントロールしないといけないのか
「物欲なんて、自分でコントロールできる」
そんな風に思うかもしれません。
「私は買い物が上手で良く検討するタイプ」
そんな人もいます。しかし、どんな人にでも物欲コントロール術は必要です。
なぜなら、人の感情は不鮮明で、不安定だからです。
「ウィンドウショッピング中にセール品があって買った」
「Amazonを見ていたら、TVに出てた商品が半額になっていて買った」
「スーパーに行ったら予定外のモノを買っていた」
そんな経験が全く無い人は居ないと思います。
また、人は辛い思いをしていたり、不安になっていると買い物をしたくなります。「ストレス食い」は有名ですが「ストレス買い」もあるあるです。
つまり、物欲コントロール術を知らないと「自分の感情」や「売り込み」や「魅力的に見えるモノ」に物欲を操られてしまいます。
シンプルな暮らしに必要な7つの物欲コントロール術
ここからは、具体的におすすめの物欲コントロール術をご紹介します。
おすすめの方法を7つご紹介するので、2,3個採用してください。部屋はきれいになり、生活が快適になります。
さらに消費が減るので、お金は溜まります。
「節約は最強の節税方法」です。
汗水たらした給料は国や地方に一部を取り上げられます。また、セールで安く買い物をしても、国が一部追加料金(消費税)を取ります。
ですが、節約だけは、今のところ誰にも税金を取られない、最強のマネーハック術。
ご紹介する7つの物欲を操るテクニックはこちら。
①ストレスがたまったらティッシュを買う
②メンタルアカウンティングに騙されない
③現金を使う
④欲しいモノだけを買う
⑤セルフお小遣い制を採用する
⑥お金の意味について考える
⑦セール品は要らない(アンカリングに注意)
①ストレスがたまったら日用品を買う
人はストレスを抱えると「ストレス買い」をする傾向があります。
そのため、政治経済の混乱や感染症の拡大、天災時などは、買い物が増えます。
その時、「高級品を買う人」と「生活用品」を買う人で、どちらの方が節約できるか。は自明ですね。
どうしても、買い物がしたくなる時はあります。その時は、試しに少しだけ日用品を買ってみましょう。物欲のガス抜きができます。
②メンタルアカウンティングに騙されない
メンタルアカウンティングとは、心の会計のことです。
例えば、ギャンブルで得たお金や、人からもらったお金は普段より贅沢品に使う傾向があります。
「パチンコで勝ったから、焼肉いこう」
メンタルアカウンティングで「偶然得たお金」にカテゴライズされると、気が大きくなり、高級品を買う傾向があります。
「私はギャンブルをしないから関係ない」
そんな人は「ボーナス」や「投資運用益」も注意です。普段の収入から外れたお金については、真っ先に預金や投資に回しましょう。
それが難しい場合や、どうしても自分にご褒美をあげたい時は「1割は好きに使っていい」などのルールを作ると良いです。(詳細は後述)
③現金を使う
次におすすめの方法は、現金を使う方法です。
感覚的には、すでにご存じだと思いますが「クレジット」や「QRコード支払い」は、お金を使った感覚がありません。
そのため、ついお金を使い過ぎてしまいます。
一方、現金を使うとお財布と心が痛む感覚があると思います。(これは科学的にも証明されています。)
現金支払いでは、ポイントは付きませんが、支払額は減らせる可能性があります。ポイントが1%ついても、大した価値はありません。
似たような内容では「崩した一万円はすぐに無くなる」があります。
なるべく一万円は崩さないように支払いをしましょう。銀行でお金をおろすとき、「一万円」と「9千円」では、お金が無くなるスピードが大きく異なります。
④欲しいモノだけを買う
人生の買い物で「欲しくないものを買う」経験は非常に多いです。
・セール品だから買った
・人に勧められて買った
・なんとなく気付いたら買っていた
家の中を見回してください。そのような買い物をしたアイテムが部屋にあるはずです。
心の底から欲しいと思うもの。もしくは、必ず必要な物以外は買わないようにしましょう。
欲しいモノについては、リスト化しておくと、ブレない物欲コントロールができます。
⑤セルフお小遣い制を採用する
お金というものは不思議なモノで、あればあるだけ使ってしまいます。
月収が5万円増えても、5万円貯金が増えることはありません。そのため、セルフお小遣い制の採用がおすすめです。
やり方はシンプルで、月に自由に使えるお金を決めることです。
全て現金にできれば簡単ですが、ネットショッピングなどもあるので、クレジットカードを使うこともあると思います。
そんな時は「現金:2万円・クレジットカード:2万円」などのルールを決めて、その範囲を超えないように心がけましょう。
使えるお金が決まっていれば、自然と物欲はコントロールできます。
もしくは、給料が入ったら、自動的に一部が貯金できるようなシステムを作ることもおすすめです。
⑥お金の意味について考える
お金を使う時、2つのことについて考えてもらいたいと思います。
①時給換算をする
②投資に使った場合のリターンを考える
5千円のシャツを買う時、それは約2時間~3時間の時給分となります。今、欲しいと思っているシャツは、3時間努力して働いた結果です。
そこまでして、あなたの物欲を満たしたいか想像しましょう。
また、投資に使った場合も考えてみましょう。複利で長期間運用すれば、資産を2倍にすることも夢ではありません。
つまり、5千円のシャツは、20年後の1万円のシャツを同じ価値を持つ可能性があります。
なんとなく使うお金は、投資に回せば生活を豊かにしてくれるかもしれません。
複利や、投資に関して良くわからない人は、この本が最もわかりやすいと思います。(複利は、アインシュタインが人類最大の発明と呼んだ法則です。)
⑦セール品は要らない(アンカリングに注意)
最後の方法は、セール品を買わないことです。
セールになっていて70%オフなどがあると、ついつい買いたくなりますよね。
しかし、セールの時に気を付けるべきは2つあります。
①要らないものを買っていないか
②アンカリングに惑わされていないか
セールの時、要らないものを買ってしまうのは、当たり前です。
また、アンカリングにも注意が必要です。アンカリングとは、アンカー(基準)となる価格や数字に思考が引っ張られることです。
例えば、1万円のシャツが70%オフの時「一万円のモノが3,000円で買える」と思いますよね?これがアンカリングです。
正しい考え方は「このシャツは3,000円だ。」です。定価が一万円でも、5万円でも関係ありません。
3,000円でシャツを欲しいと思うか、思わないか。それが問題です。
シンプルな暮らしに必要な物欲のコントロール術7選「まとめ」
今回は、シンプルな暮らしに必要になる物欲コントロールの方法について、ご紹介しました。
シンプルな暮らしを目指していないとしても、物欲コントロール術は全ての人に必要です。
・無駄なものを買わない
・無駄な出費を避ける
これは、誰にとってもメリットのある方法だからです。
他にも、このブログでは「シンプルな暮らしに必要な考え方」や「シンプルな暮らしに必要なアイデア」についてもご紹介しています。
宜しければ、こちらもご覧ください。