今回は、シンプルな暮らしを実現する「捨て方のルールと基準」についてご紹介します。
シンプルライフに最も重要なのは、マインドセットです。しかし、次点は捨てることだと思います。
※シンプルな暮らしのを実現する「マインドセット」については、こちらから
ものが減れば、それだけ掃除の時間も、選択肢も減ります。また、シンプルに部屋がきれいになることも魅力です。
とはいえ、いざ捨てる時になるとこんな悩みが出てきます。
「思ったより捨てられない」
「もったいないと思ってしまう」
「思い出があるから残したくなる」
「捨て方の基準がわからない」
今回は、そんな時に使えるルールと基準についてご紹介します。全てを使う必要はありません。
使いやすそうなルールだけを採用して、今すぐゴミ箱を用意しましょう。一つでも、使えそうなテクニックを身に付ければ、今より部屋がきれいになります。
シンプルな暮らしを実現する9つの捨て方ルール
ここからは、シンプルな暮らしを実現するための捨て方を9つご紹介します。
今回ご紹介する項目はこちらです。
①迷ったら捨てる
②捨てる数のノルマを作る
③ワンシーズン着ていない服は捨てる
④買った時の値段でもう一つ欲しいか考える
⑤相場から値段をつける
⑥一度ゴミ袋に入れてみる
⑦使えそうは捨てる
⑧試供品は今日試す
⑨思い出はデータに残す
詳細は、この後ご紹介していきます。
①迷ったら捨てる
捨て方としても、最もシンプルなルールです。
「これはいるかな」
「いつか使うかな」
そんな風に思った時点で、捨てましょう。
捨てるか、捨てないか判断する材料は「要らないか」「要るか」ではありません。
・どうしても必要=残す
・あってもいい=捨てる
・悩む=捨てる
・要らない=捨てる
この方程式に当てはめて、捨てるかどうかを判断する基準にしましょう。
②捨てる数のノルマを作る
「捨てたいけど、なかなか勇気が出ない」
そんな人は、「何を捨てるか」を決めるより前に「何個捨てるか」を決めてしまうのがおすすめです。
なぜなら、捨てる数のノルマが決まっていれば、少なくとも何かを捨てる義務が発生するからです。
自由意志で捨てるものを選ぶのは、精神的に辛い時があります。だからこそ、捨てることを義務にしましょう。
捨てる数や方法については、あなたの好みで良いですが、おすすめはこちらの3択です。
①毎日1個捨てるのを一ヶ月~3ヶ月続ける
②毎日10個捨てることを1週間続ける
③一日に50個捨てる
短期決戦でも、長期決戦でも構いません。大切なのは、自分にあう方法で、捨てる行為を義務化することです。
・捨てた数を数える
・捨てる数を明確にする
・捨てる数の目標値を紙に書いて見えるようにする
こちらの方法を取り入れると、今までより捨てやすくなります。
③ワンシーズン着ていない服は捨てる
服を捨てるのは、思いのほか大変です。
それには、こんな理由があります。
・価格を覚えている
・いつか着れそう
・もったいない感がある
ですが、服の維持には精神的にも、スペース的にも大きな負担になります。
・服を選ぶ
・服を整理する(衣替え)
・服をしまう
・服を管理する(選択やクリーニング)
・服を保管する
だからこそ、服を捨てる時は明確なルールが必要です。おすすめなのは、ワンシーズン着ていない服を捨てることです。
冬に一度も着なかったダウンジャケットは、次の冬も着ることはありません。今年の自分の選択も、来年の自分の選択もほとんど変わらないからです。
まずは、ワンシーズン着た服を着ていない服を仕分けしましょう。着なかった服の90%は捨てても影響ありません。
④買った時の値段でもう一つ欲しいか考える
服を捨てにくい理由として「価格を覚えていること」を挙げました。
「この服2万円もしたからもったいない」
そんな風に思う時は、捨てるか悩んでいる服を、同じ値段で買いたいか考えてください。
2万円で購入したダウンジャケット。もし、穴が空いて着れなくなったら同じ服を買いますか?
「次は買わない」
そう思うなら、その服は捨てても大丈夫です。
⑤相場から値段をつける
価格をつけることで、簡単に捨てられるものがあります。
それは、こんなものです。
・試供品
・ショップの袋
・ゲームセンターのぬいぐるみ
・記念品
・使いかけの化粧品
・食料品
これらのモノに、だいたいの相場で価格をつけてください。
例えば、試供品やショップの袋は数十円ですし、ぬいぐるみは中古で100円程度だったりします。
価格をイメージすれば「捨ててこまったら、また買えば良い」と思えます。
なんとなくもったいなくて捨てられていないものは、価格をつけて判断してください。
⑥一度ゴミ袋に入れてみる
「これなら捨てても良い」
そう思っても、いざとなると捨てられないものがあります。そんな時は、とりあえず捨てるかどうかは置いておいて、ごみ袋に入れてみましょう。
そして、一日そのまま放置します。
どうしても、残したくなったら捨てる必要はありません。しかし、「まあいいや」と思ったら、そのままゴミとして出します。
一度捨てた姿を想像することで、捨てた後の現実を想像しやすくなります。
⑦使えそうは捨てる
「これ、まだつかえるんだよなー」
そう思う時は、捨てましょう。実際に、まだ使えそうと思う程度のものは、すでにお気に入りではありません。
お気に入りのものに囲まれた生活に、まだ使えそうな物は不要です。
もし、それでももったいない場合は、しばらくの間、その使えそうなものを毎日使いましょう。
「もう使えない」
そんな風に感じるまで、使ってしまえば気持ちよく捨てることができます。
⑧試供品は今日試す
買い物をしたり、お店に行くと試供品をもらえる時があります。
貰った時は得した気持ちになりますが、なかなか使うことができず、どんどんたまっていきます。
その対策としては、「すぐ使うこと」です。試供品は真っ先に消費をしましょう。
捨てるのも、使うのももったいないと思っていると、どんどん物が増えていきます。
試供品=すぐ使う。と考えるだけで細かいモノを減らすことができます。
⑨思い出はデータに残す
学生の時の思い出の品などは、なかなか捨てることができません。
しかし、思い出としては残っているもののほとんどは、実用性の無いものがほとんどです。
・学生の時の作文
・ランドセル
・当時着ていた服
こんなものが残っていると、ついついもったいなくて使えなかったりします。
そんな時は、写真や動画にして残す。のがベストです。
思い出が振り返ることができるという、保証があればすっきり捨てることができます。
思い出の品を写真にとって、ごみ袋に入れてみましょう。先ほどご紹介したように、1日立って、「残したい」を思ったものは残して構いません。
シンプルな暮らしを実現する捨て方【9つのルールと基準】まとめ
今回は、シンプルな暮らしを実現するために必要な、捨て方のルールと基準をご紹介しました。
お気づきの方もいると思いますが、今回の方法は組み合わせることで、さらに大きな効果が期待できます。
①迷ったら捨てる
②捨てる数のノルマを作る
③ワンシーズン着ていない服は捨てる
④買った時の値段でもう一つ欲しいか考える
⑤相場から値段をつける
⑥一度ゴミ袋に入れてみる
⑦使えそうは捨てる
⑧試供品は今日試す
⑨思い出はデータに残す
どうしても、捨てられないものは、ルールを組み合わせてください。
思い出を残したい気持ちや、もったいないと思う気持ちは素敵です。ですが、過ぎたるは猶及ばざるが如し。です。
適度に思い出やもったいない精神を活かしながら、シンプルな暮らしのために「捨てるルール」を確立しましょう。もっと快適に生活できるはずです。
まずは、一つ。どんなルールでも良いので、試してください。