「10万ポイントあげます。あなたの使い道はどうしますか?」
こう聞かれたら、あなたはどうしますか?
もし、現金なら「使い道が無いからとりあえず貯金」という人もいると思います。
しかし、これがポイントだと
・贅沢に海鮮を食べる
・ブランドの服を買う
・おしゃれなインテリアを買う
などの選択肢になりがちです。
「ポイントは無料みたいなものだから。」といって、知人が大型テレビを買っていました。
もちろん、必要性があれば問題ありません。しかし「ポイントは無料」は間違っている。が私の見解です。
今回は、ポイントを使う時も現金と同じくらい慎重になるべきだ。という話をします。
ポイントは実質無料。は嘘
そもそも、ポイントは実質無料。ということはありません。
たしかに、ポイントは無料で渡されるものです。
しかし実際は、100円のものを買えば、1ポイント支給。というのは、単に、99円のモノを買っているのと同じです。
なんとなくポイントは無料に感じてしまいます。まずはその理由をご紹介します。
メンタルアカウンティングが、ポイントの価値が誤解させている
メンタルアカウンティングとは、日本語で心の会計。と呼ばれています。
・給料で稼いだお金(生活費)
・人にもらったお金(娯楽費)
・ギャンブルで得たお金(自由に使える)
など、お金の入手経路で心の中の勘定科目が異なり、出費の痛みが変わります。
・パチンコで勝ったお金で焼き肉に行く
・夫婦の共同口座から出すから、高いモノを買う
・たまったポイントで嗜好品を買う
これらは全て、メンタルアカウンティングによるものです。
実際に、お金を支払っているのに、あまり心が痛みません。
ポイントは、メンタルアカウンティングで「無料で手に入ったもの。」の勘定科目に入っていることです。
現金をチップ(コイン)に変えると、使い方が雑になる
ギャンブルは、現金をチップにしてやり取りする場合があります。
パチンコなら、玉ですし、スロットならコインです。
これは不思議なもので、お金よりも「使っている感」がありません。結果、見た目が変わっただけで、使い方が雑になります。
他にも、現金よりもチップの方が盗まれやすい。(盗む時の心理的なハードルが低い)という話もあるようです。
「なんで、パチンコではわざわざ玉に変えるんだろう?」
と思った人もいるかもしれませんが、それは「現金から心理的に距離を遠くする。」という効果が期待されているからです。
ポイントは現金と形が違う(ほとんどは目に見えない)ので、現金よりも扱いが乱暴になる可能性があります。
つまり、ポイントは現金と同じ
どんな方法で得たポイントも、現金と同じです。
例えば、アンケートの回答でもらった1,000ポイントは、アンケート回答という労働によって、得たお金と同じ意味を持ちます。
まずは、ポイントは現金と同じ。という認識をするのが、正しく・賢くポイントを使う秘訣です。
ポイントを賢く正しく使う、おすすめの2つの使い道
では、そんなポイントを上手に使うにはどうしたら良いでしょうか。
おすすめの方法を2つご紹介します。
1.現金と同じように使う
お察しの人も多いでしょうが、最初におすすめする方法は「現金と同じ扱いをする」ということ。
これが最もシンプルで賢いポイントの使い方。と言えるでしょう。
たまたまキャンペーンで大量に得たポイントでも
・日用品に使う
・普段の買い物で使う
・購入予定だったものを買う
などで、ポイントを消費しましょう。
2.普段は買えないけど、価値があるものにポイントを使う
ポイントの使い道として「現金と同じように使う」のがおすすめです。
しかし、それだけでは芸が無いので、もう一つおすすめの使い方をご紹介します。
その使い道は「必要だけど、なかなか購入できないモノ」です。
例えば
・健康グッツ
・勉強になる本
・思い出を作れる旅行
などがおすすめです。
私が最近ポイントで購入したのは「毛玉取り」と「バランスボード」です。
これらは、必要だけど現金では優先度が上がらない(もったいない気がする)ものです。
ちなみに、旅行もおすすめです。
なぜなら、モノよりも経験にお金を使う方が幸福度が上がる。というデータがあるからです。
メンタルアカウンティングで「使いやすくなっているポイント(お金)」は、重要だけど、緊急では無いものに使いましょう。
本で勉強したい。なにから読むべきかわからない時におすすめの30冊 - ようの読書記録
貯まったポイントを賢く正しく使う方法『2つのおすすめの使い道』まとめ
今回は、たまったポイントを有効に活用するための方法をご紹介しました。
基本の使い道は、現金と同じように使いつつ、たまには重要だけど変えないモノ。にポイントを使ってみましょう。
これは、ポイントだけでは無く
・補助金
・投資の収益
・お年玉
など、多くの本業以外の収入で使える、お金の使い方です。
ほとんどの人が使えるお金は、だいたい同じくらいです。
同じ出費をするなら、生活に満足できる出費にしましょう。
お金の使い方については、こちらの本がおすすめです。
私がポイントで買った、バランスボードはこちら。(通常のバランスボードより、カンタンなので、テレビを見る時に乗っています。)