今回は、信頼されることのメリット。信頼されるために必要な、7つの習慣についてご紹介します。
仕事中に、どんなに熱弁しても信用してもらえなかったり、自分の発言を何度も確認されたりしたこと、ありませんか?
「仕事なんて、人生のごく一部でしょ。」
そう思われるかもしれません。ですが、その極一部が、ある程度簡単に楽になれば誰しもうれしいと思います。
「あの人は信頼できる」
そう思われるだけで、こんなメリットがあります。
①仕事が早くなる
②コミュニケーションが楽になる
③自己肯定感の向上
④自分の思いが仕事に反映される
⑤給料が上がりやすい
全く同じスキルや経験値でも「信頼感」だけでこれだけの差が生まれます。
社会人が身に付けるべきは、腕時計よりも信頼感です。そんな信頼感を身に付ける方法を7つご紹介します。
【このエントリーがおすすめな人】
・接客業
・社内との調整業務がある
・仕事が出来るようになりたい
・モテたい(モテとは信頼です。)
仕事が出来るようになりたい人は読んでください。それ以外の人は、あなたが大切にしていることに、能力をフォーカスしましょう。
エッセンシャル思考で生活することは、どんな時でも自分を大切にすることと同じです。(詳細はこちらから)
仕事で信頼を得る5つのメリット
まずは、モチベーションのためにもメリットからご紹介します。
何事も「目的」は大切ですよね。信頼を得ることの目的(メリット)について、5つご紹介します。
①仕事が早くなる
まずは、自分の発言の「正しさ」や「重要性」が簡単に伝わるようになります。
そのため、いちいち細かい説明や、計算式を出さなくても承認をもらいやすくなります。
さらに、社内調整でも信頼されている人は「15日までに回答してください」と伝えた時の「15日」が信頼されているので、仕事が早くなります。
信頼されていない人はだと、こうなります。
「15日はどうせ余裕をみて設定しているから、遅れてもいいや」
その場合は、進捗確認や刈り取りに向けた仕事が発生するので、より仕事が遅くなります。
②コミュニケーションが楽になる
また、信頼されている時点でコミュニケーションが楽になるのも大きなメリットです。
職場の人全員と仲良くなれればいいですが、実際には難しいです。
しかし、信頼を得ることができれば、人間関係は簡単です。
「人が自分を認めてくれている」
この感覚は所属感をもたらします。入社してすぐは、自分の居場所が無くて不安ですが、いずれどこかに居場所が見つかります。
その居場所が広がるのが、信頼されることのメリットです。
人間関係を良くする方法はこちらから。
③自己肯定感の向上
ここまでご紹介したこと。これからご紹介したメリットを享受していれば、自然に自分のことを好きになります。
少なくとも、嫌いにはなりにくいです。
誰かに必要とされ、信頼されることは、自己肯定感にも良い影響をもたらします。
学生の時も、友達がたくさんいて安心して通えた時期の方が、自分のことを認められていたと思います。それと同じです。
④自分の思いが仕事に反映される
仕事をしていて大変なのが「言いなり」になることです。
どうしても組織の場合は、自分の力で出来ることは少なくなります。それでも、自分の思いが仕事に反映されるのは、やりがいの一つ。
信頼されていれば、任される範囲が増えます。
⑤給料が上がりやすい
最後のメリットは給料です。
・信頼される
・仕事が早い
・戦略通りに仕事をしている
こんな人は、給料が上がって当然です。※一部の会社や組織を除く。
仕事で信頼を勝ち取る7つの習慣
さて、非常に多くのメリットがある「信頼されること」ですが、そのために必要な方法をご紹介します。
難易度別に「☆」をつけます。まずは、☆一つからお試しください。
1.希望納期よりも早く仕事をする☆
まずは、周りからの依頼ごとに対して、早めに回答するようにしましょう。
納期前の回答ができるだけで、信頼を得ることができます。メールの返信も「その日中」を心がけましょう。
すぐに返信する必要はありません。なぜなら、マルチタスクになり他の仕事が遅くなるからです。
マルチタスクのデメリットやシングルタスクのメリットについては、こちらから。
もちろん「仕事のできる人に仕事が集まる」という現象もありますが、それでもやるべきです。
なぜなら、今回のエントリーの目的は「信頼されて、仕事が出来る人になる方法」だからです。
仕事が出来る=全てが良い。ではありません。それなりに代償はあります。
2.意見を伝えることを嫌がらない☆☆
仕事を仲間や部下に依頼する時「こうしたらいいですか?」「こうしたいです。」という人は信頼されます。
逆に、毎回「どうしたらいいですか?」と聞く人は信頼されません。
自分で考えて動く力が無いと、個性も魅力も感じることが難しくなります。
どんな時でも、自分の意見を発信することは重要です。もちろん、的外れな意見を言ってしまうのは恥ずかしいですが、それでもチャレンジする価値はあります。
信頼されているのに、自分の意見が無い人はほぼいません。
3.報連相なら、連絡が一番大切☆
仕事の基本と言えば、今でも報連相だと思います。
報告・連絡・相談
一番大切なのは、連絡です。それは、報連相の特徴を考えれば明らかです。
報告:結果や情報を伝えるだけ(承認をもらう行為)
連絡:今後の計画や意志を伝える(行動前の事前連絡)
相談:指示を仰ぐ
もちろん、連絡だけしよう。ではありません。あくまで優先順位として「なるべく連絡が多くなるように」するだけで大丈夫です。
4.有言実行は令和も健在☆☆
使い古された四字熟語ですが、有言実行が今でも有効です。
「できる人は不言実行」
そう思いますが、それでも有言実行は魅力的です。その理由はこちら。
・自分の仕事の質が高まる
・人に成果を認めてもらいやすい
・結果が想像できるので、信頼される
パブリックコメントは、「やる」ということを宣言することなので、実効性が高まります。禁煙宣言をする方が、禁煙しやすいのと同じです。
また、事前に何をやるか伝えているので、成果が認めてもらいやすい。不言実行の場合、セルフプロデュースが苦手だとこう思われます。
「棚から牡丹餅だ」
「行き当たりばったりだ」
さらに、事前に何をするか伝えているので、周囲の人が事前に結果を予測できます。
結果的に、行動が予測できる=予測通りの行動をする=信頼できる。が成り立ちます。
5.裏切らない(しっぺ返し戦略)☆
当たり前ですが、裏切りものは一瞬で信頼を無くします。
世界一の投資家のウォーレン・バフェットさんもこう言っています。
"信頼を積み重ねるのは20年かかるが、失うのは5分。それをわきまえていれば行動が変わるものだ"
「そんなこと言っても、先に裏切られたらどうするの?」
そんな時は、しっぺ返し戦略がおすすめです。
・良いことをされる=良いことを返す
・悪いことをされる=悪いことを返す
ゲーム理論では、この戦略が最も効果的であると証明されています。※近いうちにご紹介します。
6.誰よりも手を動かす人になる☆
指示待ち人間は嫌われますが、指示だけ人間も嫌われます。
・人気者
・力のある人
・尊敬を集める人
これらの人に共通しているのは「実績がある事」です。つまり、手を動かす人である事です。
もちろん、役職やキャリアによっては最前線で戦うことは少ないかもしれません。
それでも、誰よりも動く人である事は、信頼される力にもなります。
まずは、動く。それから依頼する。
7.辛い時こそ目立つ人になる☆☆☆
最後の方法です。
辛い時、仕事で苦しい時こそ「目立つ人」になる必要があります。これは、ある意味では泥をかぶることと同じです。
人間の本質を見れる機会は3つあります。
①酔っている時
②苦しい時
③プライベート空間にいる時
苦しい時でも投げ出さず、責任転嫁しない人は、おのずと信用されます。
しかし、残念ながらこの方法にはリスクがあります。
なぜなら、人は「悪い報告をする人」を嫌いになる傾向があるからです。それでも、報告した人が関係無い場合でも同じです。
つまり、辛い時(状況が悪い時)矢面に立つのは、非常にリスクが高いです。
使う場面は適切に選んだ方が良いかもしれません。お好みで採用してください。
もちろん、裏切るのだけはNGです。
仕事で信頼される5つのメリットと7つの習慣【メリット】まとめ
今回は、仕事において信頼を勝ち得るための方法と、そのメリットについてご紹介しました。
信頼は決して計測できません。しかし、その人の力を示す最大の特徴と言っても良いかもしれません。
アダム・グラント先生も言ってますが、与える人こそ勝てる時代になっています。※この辺も近うちにご紹介します。
たとえ、仕事に情熱を持てなくても信頼されることには、大きな価値があると私は思っています。
プライベートの人間関係でも活用できます。特に男性は、信頼できる人=モテる。と思っても良いと思います。