読書が趣味かどうかを決めるのは何か。について考察します。
読書が趣味と言うと、どんなことを想像するでしょうか?
・月5冊以上読んでいる
・月10冊以上読んでいる
・毎月一万円以上読書に費やしている
・毎日読書をしている
様々な考え方があると思います。
とはいえ、読書が趣味かどうかを決めるのは「読んだ本の数」では無く、「楽しめているかどうか」で決まると思います。
今回は、その理由についてご紹介します。
ちなみに、読書量がある程度多いか。どうか。の判定基準は月4冊です。詳しくはこちらから。(統計的な根拠あり)
なぜ、読書量が多くても本を読むのが趣味と言えないのか
まずは、なぜ、読書量が多くても本を読むのが趣味と言えないか。についてご説明します。
それは、趣味の定義の問題です。趣味の定義はこちらです。
①興味があること。
②仕事では無く、余暇で行うもの。
③物事の持っている味わい。
つまり、量が多いことは趣味とは関係ありません。興味があることで、結果的に読書量が増えることはあります。
しかし、たくさん読んでいるから趣味とは言えません。
あなたも学生時代は毎日何時間も勉強していたと思います。しかし、勉強を趣味を思えなかったのと同じように、読書についても同様です。
・月に10冊読んでいる
・毎日1時間読書をしている
これらは趣味とは関係ありません。ただ、読書に割く時間が多いだけのことです。
なぜ、楽しめているかどうかが、趣味の判断基準になるか【理由】
先ほどもご紹介したように、趣味とは「興味がある」「楽しみを感じる」ことが判定基準になります。
そのため、楽しめていればそれを趣味と呼んで良いです。
・月に一冊しか読書をしない
・たまに、気が向いて本を読むだけ
これだけでも、趣味は読書だと思って良いのです。
大切なのは、読書を楽しめているかどうかです。
どんなに読書量を増やしても、楽しむことができなければ意味がありません。
当たり前のことですが、「読書量を増やしたい」と思っている時こそ、忘れがちなことです。
楽しむことを忘れたら、それは趣味では無く義務です。
もちろん、義務としての読書も大切な時があります。読書量を着実に増やしたい人はこちら。(読書を習慣化する方法がわかります。)
読書を楽しめなくなった場合の対策【読書を趣味にする方法】
もし、読書を楽しめなくなった時、どうしたら良いでしょうか。
・いつの間にか、めっきり本を読んでいない
・本を読むことに義務感しか感じない
・読書がつまらなくなってきた
読書を趣味にできなかった時の対策を3つご紹介します。
①自分で、本を読むことを禁止する
②昔好きだった本を読む
③気楽に読める本を読む(娯楽本)
自分自身で、本を読むことを禁じる
まず、おすすめなのは本を読むことを、あえて禁じることです。
人は禁じられたことについては、逆に考えるようになる傾向があります。
そのため「今週は読書禁止」と思うと、これまで以上に本を読みたくなるはずです。
もし、信じられない人はこれから5分間「ピンク色のペンギン」のことを、絶対に考えないようにしてください。
5分間思い出すことができなかった人には、おすすめの方法です。
昔好きだった本を読んでみる
昔読んで面白かった本を読むと「読書を楽しめていたころの記憶」が返ってきます。
・読書は面白い
・本を読むことに夢中になる
そんな気持ちを思い出すことができれば、もっと本を楽しめるようになるはずです。
絵本でも、小説でもかまいません。もし、自宅にそんな本があるなら、10ページだけでも読んでみてください。
読書が趣味だった時の記憶が、瞬く間に戻ってくるはずです。
気楽に読める本を読む
最後におすすめの方法は「気楽に読める本を読むこと」です。
読書に疲れたり、飽きる理由はシンプルです。
「読んでいる本が難しいから」
「本の内容がよくわからないから」
こういった理由で、読書が趣味で無くなります。
そのため、気楽に読める小説を読むのが解決方法としてベストです。
私のおすすめはこちらの2冊です。
珈琲店タレーランの事件簿:気楽に読める推理小説
旅猫リポート:猫好きはみんな楽しめる。心の温まる話
趣味の読書で無理をする必要はありません。ハイパフォーマーは総じて、休憩上手です。
読書が趣味かどうかの判定基準は、楽しめているかどうか「まとめ」
今回は、読書趣味についての判定基準をご説明しました。
無理やり読書を趣味にする必要はありませんが、無理やり本を読む必要もありません。
出来ることなら、楽しい思い出と共に本を読んでください。たとえ、内容を忘れたとしても、問題ありません。
それが趣味です。