今回は、読書中に音読をした方が良い場面についてご紹介します。
「本を音読するのは小学生まで」
そう思う人もいると思います。しかし「集中力の向上」「飽きにくくなる」「記憶しやすくなる」など、メリット盛りだくさんです。
ただ、声に出して読むだけですが、間違いなく効果を実感できると思います。
・つい、だらだら本をよんでしまう
・読書中に集中力が切れる
・本を読むと眠くなる
そんな悩みを解決するシンプルな方法。読書中の音読についてご紹介します。
- 本を音読する効果「眠気が覚める」
- 本を音読する効果「飽き対策になる」
- 本を音読する効果「書いてある意味が分かる」
- 本を音読する効果「記憶力が向上する」
- 本を音読する効果「集中力が向上する」
- 音読をする時の注意点
- 読書に集中できない人こそ音読をするべき5つの理由「まとめ」
本を音読する効果「眠気が覚める」
まずは、眠気対策です。読書中の眠気対策について、詳しくはこちらをご覧いただきたいのですが(対策が11個入っています。)
音読にも眠気対策の効果があります。
当たり前ですが、読書とは「静」の動作です。そのため、椅子に座って本を読んでいると眠くなりやすいです。
理想立って本を読むこと。だと思っていますが、眠くなったときに立つ気になる人は少ないです。
しかし、声に出して文字を読むだけならカンタンです。
今、読んでいる場所を音読してみてください。きっと、目で文字を追うよりも眠気が覚めるはずです。
本を音読する効果「飽き対策になる」
読書中は文字を目で追う以外のことをしません。
作業内容としては、同じことの繰り返しになります。だからこそ、音読によって、飽き対策になります。
今まで使っていなかった、声帯を使いますし、呼吸の仕方も変わります。
新しい刺激が体に入るので、読書しながらリフレッシュすることが可能です。
本を音読する効果「書いてある意味が分かる」
音読の効果3つ目は、「理解力が増えること」です。
「音読だけで理解力が増えるわけない」
そんな風に思うかもしれません。しかし、実際には音読により理解力が増えます。
同じ絵でも正面から見るのと、横から見るので感じ方が異なるのと同じです。
文字についても「目で読む」のと「声に出して読む」のでは、感じ方が変わります。
何度読んでも意味が理解できない場所を、音読してみてください。きっと、これまでと違った感じ方をするはずです。
その感じ方の変化が、理解の触媒になります。
本を音読する効果「記憶力が向上する」
本を音読することで、記憶力が向上します。
これは、人の記憶の方法が理由です。人は記憶をする時に「関連付けて」覚える方が得意です。
・語呂合わせ
・場所法
・ストーリーで覚える
・リズムで覚える
このように、記憶は単純に「事象や単語を覚えること」では無く、「何かに関連付けて覚えること」の方が得意です。
企業のキャッチコピーも、芸人さんのリズムネタも同様です。
特定のリズムやフレーズによって、記憶力が向上します。また、ストーリー形式のCMが多いのも、それが理由です。
※感情に影響を与えやすいことも、ストーリー形式が採用される理由の一つです。
本を音読する効果「集中力が向上する」
本を音読する最後の効果は、集中力です。
文字を読むだけで集中しやすくなります。それは、どこかで緊張感があるからかもしれません。
今すぐ、ここに書いてある文字を音読することを想像してください。
なんとなく、緊張感がありませんか?適度な緊張は集中力を高めてくれます。
基本的に、読書はリラックスしすぎる傾向があるので、音読によって、眠っている集中力を目覚めさせることができます。
音読をする時の注意点
最後に、音読をする時の注意点です。
読書中の音読について、簡単にデメリットも含めてご紹介します。
・人前ではできない
・長時間は難しい
・音読が出来ない場所がある
いきなり電車の中や喫茶店で音読をしたら、変な人に見えますよね?音読は誰もいない場所でしかできません。
そのため、いつでも使える方法にはなり得ません。
まだ、長時間の音読はシンプルに疲れます。一日3時間も音読をしたい人はほとんどいないでしょう。
そのため、集中力が切れたり、眠くなった時。特に覚えたい箇所の時がおすすめです。音読をするにはメリハリが必要です。
さらに、グラフや表は音読をしにくいです。概要については音読できるものの、使い勝手が悪くなります。
非常にメリットの大きい音読ですが、決して万能な方法ではありません。
読書に集中できない人こそ音読をするべき5つの理由「まとめ」
今回は、読書中に集中できない人こそ、音読をするべき5つの理由。また、音読のデメリットについて整理しました。
床のホコリを取る時には掃除機が便利で、こびりついた汚れを取る時は水拭きが便利なように、どんな物にもメリットとデメリットがあります。
適材適所な方法を取れるのが、人の知恵です。
音読も長年人が研究し、実証してきた方法の一つです。上手に使うか、使わないかはあなた次第です。