新年に目標を立てる人は多い。
また、誕生日に新たな目標を設定する人もいるでしょう。
とくに、20歳、30歳、40歳など、10年の節目。25歳、30歳などの5年の節目は大きな分岐点にも感じます。
その時に立てた目標が達成できる人もいますが、気付けば目標自体を忘れていることがあります。
ただし、節目に立てる目標は通常の目標設定の達成率数%。の2倍以上の達成率が期待出来るようです。
それでも、新年に目標を立てたとしても、80%くらいの確率で目標を実現することは出来ません。
では、どうやったら新年に作った目標を実現できるか。
今回は、そんな新年や節目に立てた目標達成に役立つ3つの方法をご紹介します。
- 新年の目標、節目の目標はスパンを変えて考える「目標設定方法」
- 新年1月に立てた目標達成率を上げる3つの方法
- おまけ:周りに宣言するのもアリですよ。
- 新年の目標は達成率が2倍以上「目標達成しやすくする3つの方法」
新年の目標、節目の目標はスパンを変えて考える「目標設定方法」
新年の目標を作る時、多くの人は「今年の目標」として設定するかと思います。
では、5歳区切り、10歳区切りのタイミングではどうでしょうか?
年齢の区切りのタイミングは、少し長期的に目標を設定するのがおすすめです。
・5年後までに、FP2級を取る
・10年後までに、資産額○○円を目指す
など、少し先のことを考えて設定しましょう。
とはいえ、未来を見据えて目標設定しても「なにからやればいいかわからない。」と思う時があります。
「5年後、10年後の未来のために「今」何をすればいいかわからない。」
「2年後の到達点が見えない。」
これでは目標達成をすることは出来ません。
そんな時におすすめの目標設定方法は「OKR」です。
OKRとは「最高の目標設定方法」
OKRとは「Objectives and Key Results」という、目標設定方法です。
個人的には公私共に使える最強の目標設定方法だと思っています。
O:達成したい目的
KR:目標達成に必要なスモールゴール
たとえば、FP2級(ファイナンシャルプランナー2級)を5年後に取りたいのであれば、その下位の目標(KR)は
・2年後、FP3級を取る
になります。さらに、そのFP3級の下位の目標(KR)は
・1年後FP3級の模試で合格点を70%取れるようになる
になります。さらに、その下位の目標(KR)は
・週に30分FPの知識を記憶する
・月に一度、FPの過去問を解く
になります。
このように、達成したい大目標(O)を達成するために、必要な条件(KR)を積み上げていくのが、OKRです。
詳細は、本などで勉強してもらいたいのですが、肝は
・納期が明確
・定量化できる目標と下位目標を作る
・下位目標を達成すれば、Oが達成できるようにする
といった、3点かと思います。
どんなに複雑な目標でも、分けて考えることで簡単に理解できます。(分けるからわかる。)
新年1月に立てた目標達成率を上げる3つの方法
ここからは、設定した新年の目標(O)(KR)を達成するために、必要となる3つの方法をご紹介します。
これらを組み合わせて行うことで、目標達成率が上がります。
1.最初の一ヶ月全力で努力する
なにかを始めようとした時が一番モチベーションが高いです。
・本を買ってすぐに読む時
・ブログを開設してすぐ
・資格の勉強を始めてすぐ
その、やり始めのやる気を利用して、徹底的に頑張るのがおすすめです。
最初に頑張れないと、ずっと頑張れない
やり始めに頑張れないことで、その後も頑張れなくなることがあります。
例えば、新年に目標を立てて(1年間で5kg痩せる)、1月にダラダラとしてしまったとします。
その時、2月から気合を入れて努力をすることは難しい。
「1月頑張れなかったから、もうだめだ。」
「今から努力しても間に合わない。」
このように思ってしまいます。
そのため、目標設定をした後の一ヶ月くらいは、全力で頑張ってみましょう。
ぼんやりと、今年は○○したいなあ。くらいの目標だと、4月には忘れています。
2.損出回避でやめにくくする
人は得ることよりも、失うことの方が辛く感じます。
・一万円もらう
・一万円無くす
辛いのは後者です。
これは、行動経済学的に証明がされていて、多くの人は同じ価値のモノなら無くす方が辛い。
最初にご紹介した、最初の一ヶ月だけ頑張る。ということをすると、その努力を無駄にするのがもったいなく感じます。
「これだけ頑張ったんだから、辞めるのはもったいない。」
このように思うことで、努力を継続することができます。
3.習慣化
最後は習慣化です。
お気づきの方もいるかもしれませんが、最初の一ヶ月努力をして、損出回避で継続をしている場合は、すでに習慣化が出来ています。
習慣化は6週間~8週間で定着する場合が多いです。
そのため、最初の一ヶ月(4週~5週)に加えて、その次の月も努力を継続できれば自然と習慣化が可能です。
できれば、習慣化したいことは週4日以上行うのがおすすめです。
人の本性はみんなほとんど同じである。違いが生じるのはそれぞれの習慣によって。である。(孔子)
おまけ:周りに宣言するのもアリですよ。
今回の方法を使っても実現が難しそうだったり、不安を感じる場合。周りの人に宣言するのがおすすめです。
「これから、毎月本を4冊読むから。」
「来年までにすっきりした体形になっているから。」
「3年後には、○○の資格を取っているから。」
このように伝えておくのがおすすめです。
さらに、効果を増やしたいなら「できなかったら罰ゲーム」がおすすめです。
もちろん、ただの罰ゲームでは楽しくないので
・相手に高価な食事をご馳走する
・自分が大切にしている○○をプレゼントする
など、相手が喜べるものを提供すると、しっかり監視してもらえると思います。
新年の目標は達成率が2倍以上「目標達成しやすくする3つの方法」
今回は、新年の目標達成率を上げる3つの方法をご紹介しました。
3つの方法とは言っても、全てが一つ(習慣化)につながる道になっています。
まずは、2か月間努力をしてみる。と言うのが、私のおすすめです。
・新年
・誕生日
・元号の変更
・環境の変化
など、私たちの周りに存在する節目。
これを活かせる人と活かせない人では、大きな違いが生まれます。
どうせなら、自分自身のために節目を活かしていきましょう。