「あなたの口癖はなんですか?」
こう聞かれても、パッと出て来る人は少ないでしょう。
口癖を意識している人は、マレです。しかし、良い口癖を意識することで生活の全てが変わります。
では、あなたが作りたい口癖はなんですか?
この質問に対して、私は最高。と答えるようにしたいと思っています。
最高を口癖に選んだ理由と、トレードオフについてご紹介します。
人は言葉で思考をしている
あなたが考え事をしている時、どのように考えていますか?
どんな人でも、思考は言葉でしています。
「そういえば、あの人から年賀状もらっていない。」
「この後は、14時からカフェでお茶する予定だ。」
このように、言葉に出していなくても、人は言語を使って思考をしています。
つまり、口癖を変えることで、思考する言語も変わるはずです。
思考する言語が変われば、思考の内容が変わります。
最高を口癖にしたい理由
思考する言語を変えるために、私が新たに設定したい口癖は「最高」です。
最高。という言葉を口癖にすることには3つのメリットがあります。
1.身の回りに起こる出来事を肯定できる
運がいい人と悪い人を分けるのは「解釈の違い」と言われています。
つまり、起きた出来事に対して「これは良い出来事だ」と思える人は、運がいい。と言えます。
起きる出来事に対して「最高だ」と思ったり、言ったりできれば結果的に運が良くなると考えることができます。
これは、リアプレイザル(再解釈)にも近い考え方です。
難しい仕事を与えられて、苦労している時
・これは成功のチャンス
・大変過ぎて、辛いよ
前者のように考えることが、リアプレイザルです。
最高。と言うだけで、いつでも前向きに考え方をリセットできます。
2.相手に感謝を伝えやすい
小さなことでも、人に何かをしてもらうことは多いでしょう。
・食事をご馳走になる
・仕事を手伝ってもらう
・一緒に行く場所を決めてもらう
こういった時に、素直に感謝が出来れば相手も自分も気持ちが良いです。
しかし、ついついハッキリとお礼を伝えることができない時があります。
「助かったよ。」
「わるくないじゃん。」
こう言われるよりも、思いっきり最高だった。と言われる方が相手もうれしいかと思います。
3.言葉の選択が楽になる
最後は、言葉の選択が楽になることです。
ほめ言葉にもたくさんの種類があります。当然、感情にもたくさんの種類があります。
そのなかで、毎回適切な言葉を選ぼうとすると、回答までに時間がかかります。
まずは「最高だ。」と伝えたうえで、細かな感情を他の言葉で保管していく。
それによって、会話がスムーズになります。
最高を口癖にするトレードオフ
細かいことを言えば、最高という言葉を口癖にするデメリットもあります。
例えば
・誕生日に5万円のモノをもらった時
・コーヒーを一杯おごってもらった時
どちらにも「最高」という言葉を使う場合は、最高の価値が低く見えます。
コーヒーを一杯おごった時と同じ感想が、5万円のモノにも使われてしまうからです。
そのため、先ほども触れたように、最高の後に言葉を付け足す必要があるでしょう。
「最高だね。」
「ここまで、時間かけて良いものをもらえてうれしいよ。」
「これ、ずっと気になっていたんだよね。」
このように、最高の後に言葉を足していくことで、最高を口癖にするトレードオフを回避しやすくなるかと思います。
【雑記】最高を口癖にしたいと思っている話:まとめ
今回は、最高を口癖にしたい話でした。
とくに、一年の始まりなど、区切りのあるタイミングで良い口癖を作ることで、その先の生活が良くなる気がします。
ちょっとした言葉の使い方だけで、目の前の景色が違って見えるはずです。
まずは、どんなことでも「最高だ」と思って取り組んでみてはいかがでしょうか?
最高の一日をお過ごしください。