個人的な意見ですが、資格を取るなら「国家資格」だと思います。
なぜなら、同じ資格でも「国が認めた資格」と「民間で設定された資格」では価値が変わるからです。
特に、「業務独占資格」に該当するこれらの資格については、取って損しない資格と言えるでしょう。
・医師
・看護師
・弁護士
・税理士
・建築士
とはいえ、これらの資格所得には「仕事の機会」というメリットの代わりに、非常に多くの時間と努力を必要とします。もちろん、お金も必要です。
今の仕事しながら、資格の所得は難しい人が多いと思うので、なかなか現実味の無い資格でもあります。
「民間資格については、価値が無いか?」
と言われればもちろん価値があります。私も最近、民間資格は良いな。と思った理由が5つあります。
今回は、そんな資格試験を勉強するメリットについてご紹介します。
- 民間資格の一部は社会的に広く認知されている
- 民間資格を取る5つのメリット
- スクールに通うことがおすすめな人【人によってはおすすめ】
- 私が今年取りたいと思っている資格
- 今年は資格を取りたいと思う5つの理由【まとめ】
民間資格の一部は社会的に広く認知されている
国が認めていない。とはいえ、民間資格も広く社会に認知され、仕事をするために必要になっている資格もたくさんあります。
・TOEIC
・英検、漢検
・ファイナンシャルプランナー
・ネイリスト
・簿記検定
・インテリアコーディネーター
などなど、様々な資格が仕事を得るために必要だったり、仕事の力を示すためにも必要です。
サラリーマンであれば、TOEICの点数が○○点以上で無いと、管理職になれない会社に勤めている人もいると思います。
民間資格を取ると、権威性が増す
また、同じスキルや経験でも資格がある方が箔がつきます。
・30歳、主任、勤続8年。
・29歳、主任、勤続5年、ファイナンシャルプランナー2級
同じような経歴でも、資格があるだけで後者の人に頼みたくなるのが人情です。
「影響力の武器」でも、権威性の重要性は説かれています。
例えば、医療の現場で、医者が初歩的なミスをした支持をしても、看護師の人はその指示に従う確率が非常に高いようです。
それだけ「医者の言葉や指示」は重たいものです。
つまり、民間資格があるだけで、同じ表現をしても人の心や行動を動かすことができるようになる可能性があります。
民間資格を取る5つのメリット
ここからは、個人的に民間資格を取るメリットがあるな。と感じた3つのことについてご紹介します。
とはいえ、まだ私も資格は英検くらしか取っていないですし、基本は「読書量が全て」と思っています。
ですが、なかなか本を読めなかったり、自発的に勉強ができない人でも資格試験があれば勉強する例は多々あると思っています。※妻がそうなので。
①学習目標が明確になる
まずは、目標が明確になる点です。
「やり抜く人の9つの習慣」でも、最初のステップは目標を具体的に決める。から始まります。
普段の読書や勉強では「こうなりたい」といった目標が明確になりません。
結果的に、なかなか努力が出来ずに勉強が続かなくなる可能性があります。最初のSTEPで躓いているので、当たり前ではあります。
資格を取るためには、必要となる点数が決まっている例がほとんどです。つまり、資格試験で80点を取れるように勉強する。と目標がシンプルで具体的に決まります。
しかも、自動的に決まります。自分で目標設定をする手間や苦労が無くなるのは、大きなメリットです。
②学習の納期が決まる
あらゆる目標達成に必要なのは、「目的+納期」です。
資格試験は日程が決まっているので、いつまでに勉強すべきか。というマイルストーンも資格側が決めてくれます。
自己管理は思いのほか大変です。それを「資格試験」が代行します。
結果的に、計画的に勉強をすることができます。
③知識量のエビデンスになる【権威性】
先ほども少し触れたように、資格を持っているだけで「権威性」を得ることができます。
医者の人に「運動は健康に良いからやった方が良いよ」と言われると、親に「運動しなさい」と言われるのは、情報の信頼性が変わります。
同じ情報でも、より信頼性が高まるのは、資格を取ることのメリットです。
ファイナンシャルプランナー2級です。と言われれば、ある程度資産管理や税金について詳しいことが、簡単に証明できます。
つまり、権威性という名の影響力の武器を手にすることができます。
④サンクコストで勉強が続く【埋没費用】
サンクコストとは、埋没費用とも呼ばれる概念です。
・映画のチケットを1,800円で買う
・映画を見たらつまらない
・もったいないから、最後まで見る。
このことを、サンクコストと呼びます。映画のチケットを買った時点で、そのお金は取り戻すことができません。
資格試験であれば、申し込みをした時点で払い戻しは出来ないので「せっかくお金を払ったし、勉強しておくか」と思い、モチベーションにつながります。
「お金がもったいないから勉強しよう」
そんなモチベーションでも、学習が続くのであれば歓迎すべきです。
先にお金を払うことで、「モチベーションを買う」ことが可能です。
⑤テスト効果を簡単に得ることができる
最後に、テスト効果です。
「進化する勉強法」や「Learn better」でも書かれているように、学習効率を跳ね上げるのは、復習と小テストです。
資格試験の場合は、過去問を解いたり、実際に資格試験を受ける時にテストを行います。
その結果、知識の定着率が上がることが期待できます。同じ勉強をしても、その後にテストをするか、しないか。記憶には大きな差が生まれます。
最も手軽で、おすすめの復習法は「検索学習」です。詳細はこちらから。
スクールに通うことがおすすめな人【人によってはおすすめ】
「資格を取りたいけど、それでも勉強できない」
「資格試験に、ほぼ無勉強で臨んでしまった」
そんな人は、学校に通うのがおすすめです。もちろん、オンラインでも良いですし、親しい友人に頼むのもおすすめです。
資格試験を受けることで得られる効果に加えて、これらのメリットがあるからです。
・一貫性の法則で努力する
・つまづいても大丈夫
・マイルストーンが強化される
これらのメリットが「魅力的だ」と思う人は、学校に通う価値があります。
一貫性の法則で努力を辞められなくなる
一貫性の法則も、影響力の武器に記載されている内容です。一度やる。と公言したことに対して、途中で辞めにくくなることです。
よく、禁煙する時に「周りの人に宣言した方が良い」と言われのも、一貫性の法則があるからです。
つまり、スクールに通う=人に資格試験をやると宣言する。となり、努力を辞めにくくなります。
一人で自発的に資格試験を受けた場合は、試験に落ちても全く恥ずかしくないので努力が出来ません。
そういう意味では、友人や家族に「○○の資格を取る」と宣言するだけでも効果的です。
つまづいても大丈夫
新しいことを勉強する時「テキストを何度も読んだけど意味が分からない」という時があります。
そんな時でも、教えてくれる人がいれば、理解できるまで学習がしやすいです。
努力してもわからない場所があると、人は挫折しやすいので、教われる人が居るのは大きな魅力です。
マイルストーンが強化される
最後に、マイルストーンが強化されることです。
特に、スクールでは毎週や隔週で勉強の場があるので、それまでに勉強をするモチベーションになります。
さらに、スクールで勉強している間は他のことができないので、必然的に学習時間を取ることができます。
私が今年取りたいと思っている資格
最後に、私が今年取りたいと思っている資格です。
それは、「ファイナンシャルプランナー」です。
理由はこちら
・人生に役立ちそう
・知識を使える範囲が広そう
・それっぽい
人生とお金は切っても切れない関係にあります。そのため、お金について知ることはもはや義務教育だと思っています。
また、良くネット記事でも「ファイナンシャルプランナーがおすすめする○○」という記事を見かけます。
世間の認知度も高く、それなりに権威性が示せそうな点も魅力です。
価値のある知識でも、人が知らない資格だと、資格試験を受ける意味は減るかもしれません。
もし、いくつか取りたい資格があるなら「有名な資格」から勉強してみてはいかがでしょうか。
お金について学べる本としては、こちらがおすすめです。
今年は資格を取りたいと思う5つの理由【まとめ】
今回は、資格を取るメリットを5つご紹介しました。
正直、「資格があるから人生や仕事が変わる。」までの変化を期待するのは難しいと思っています。
しかし、学習効率が向上する点は大きなメリットです。
もし、もっと勉強したいのに努力が出来ないな。と思っているなら、資格試験の申込みをしてみてはいかがでしょうか。
by Udemy