ようの読書記録

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本屋が遊園地になる日。本はネットで指名買いか書店で宝探し化する【書店の将来】

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今回は、本屋さんの未来についての予測です。

 

本を読むのが好きな私は、本屋さんに行くと「ワクワクする」ことが多いですが、実際には、様々な理由で本屋さんに行く人が多いです。

 

・読みたい本を指名買い
・何か面白そうな本を探している
・特定ジャンルに関する本を買いたい

 

現在では、幅広い用途でお客さんが来ている書店ですが、今後は販売の仕方が変わってくると思います。

 

書店の将来の姿は2つの道があると思います。

 

・宝探し化
コンシェルジュ

 

そう考える理由について、今回はご紹介していきます。

 

※これから先は、全て私の個人の思い込みです。エンターテインメント感覚で、ご覧ください。

 

本屋さんがこれまでの売り方が出来ない理由

本を読む女性

①ネット通販の方が便利だから
電子書籍が台頭してきているから

 

本屋さんはこれまで、非常に多くのニーズを持つお客さんを受け入れていきました。

 

また、「文房具」「DVD」「雑貨」などの取り扱いも始めて、店舗規模が拡大していきました。

 

しかし、これから先は、この後ご紹介する理由で規模の縮小の可能性があります。

 

ネット通販の方が本屋より利便性が高い

本屋で本を買う時には、こちらのリスクがあります

 

・買いたい本が売っていない
・本を探すのに時間がかかる
・外出する必要がある
・営業時間内しか買い物ができない

 

しかし、ネット通販であれば、これらの問題はありません。試し読みや、本の質感を確かめることができないですが、それでもメリットの方が大きいです。

 

書店をくまなく歩いたけど、欲しい本が見つからなかった経験がある人もいると思います。

 

そのため、本を売るために必要な「在庫数」「営業時間」の観点で、実店舗は不利です。

 

電子書籍の台頭により、本を持たない文化が進む

タブレットで本を読む人

電子書籍はネット通販で本を買う以上に楽です。

 

・いつでも、買えてすぐに読める
・本の保管スペースが不要
・割引価格で購入できる

 

電子書籍化により、これまで以上に便利に本を買うことができます。ミニマリズムがこれからもブームになるとすると、電子書籍のニーズはさらに増えます。

 

おそらく、一度電子書籍に馴染んだ人のほとんどは、紙の本だけを買うことは無いと思います。

 

読みやすさや所有感は減ります。それでも、圧倒的に便利だからです。

 

つまり、本屋でわざわざ本を買う人は、年々減っていく可能性が高いです。

 

紙の本と電子書籍の使い分けについては、こちらから

おすすめの電子書籍端末【kindle】については、こちらから

本屋の未来①宝探し化

本屋の未来予想①は「宝探し化」です。

 

特定の本を指名買いする場合は、もはやネット通販の方が圧倒的に有利です。

 

そのため、本屋さんで買う時は、こんな気持ちで買いに行くことになります。

 

・何か面白そうな本を見つけたい
・レアな本を探したい
・おしゃれなデザインの本を探したい
・ミステリーを適当に何冊か買いたい

 

なにか、良い本が無いか。面白い本が無いか。それを宝探し感覚で探しに行くことが増えると思います。

 

つまり、本屋さん自体も「とりあえず有名どころを揃える」では無く、本屋さんごとに特徴があると有利です。

 

・音楽関係についての本が多い
・店主の小説選びのセンスが良い
・店独自のPOPがあり、面白い
・ジャンル分けが面白い(氷が犯行の道具になったシリーズなど)

 

このように、書店ごとの個性が重要視されるようになると思います。

 

ミステリーを買うなら、このお店。恋愛小説を読むなら、このお店。このように強みが明確になれば、通販サイトとの差別化が可能です。

本屋の未来②コンシェルジュ

続いての本屋さんの未来は「コンシェルジュ」です。

 

これは、つまり本屋+サービス業の形態です。

 

例えば、店員さんに「東野圭吾に似た作者を知りたい」とか、「猫が題材の小説が読みたい」と伝えると、おすすめを提案してくれるようなパターンです。

 

本のプロフェッショナルが、「この本良いですよ」と何冊か提案してくれたら、本探しが楽になると思います。

 

さらに、常連客にはネットで要望を伝えれば、おすすめ本を何冊か郵送する。などのサービスまで展開できれば、利便性も向上します。

 

もちろん、ネット通販でも、「○○を読んだ人におすすめ」などのリコメンドがあります。

 

しかし、店員さんとの関係性が出来ていれば、フィードバックがあるので、ネット通販以上のサービスが展開できます。

 

書店の店員さんが、サービスの進化を目指せるからです。

 

・○○の本をおすすめしたけど、恋愛色が強い本は苦手そう
・猫の本として、○○をおすすめしたけど、風景の描写が丁寧な本が好きそう

 

このように、カルテのような形で、顧客のニーズを管理することで、実店舗でしかできないサービスが展開できます。

 

店舗型で勝つには、利便性では無く「サービス」で魅力を提案することが、どんな商売でも必要だと思います。

 

書店の未来は宝探し化かコンシェルジュ化「まとめ」

今回は、書店の未来が2つの方向性になる可能性について、考察しました。

 

もちろん、どのような未来になるかは誰にもわかりませんが、個人的には、どちらかになってくれれば、もっと書店に行きたくなると思います。

 

 

・個性的な本が見つかる
・おすすめの本を紹介してくれる

 

昔、学生の頃司書の人に本をおすすめしてもらって、読書の幅が大きく広がりました。

 

そんな経験が、誰でもできるような未来になれば、私も出版業界もうれしいと思います。