今回は、本を読む意味について考察していきます。
結論は教養を得ることこそ、本を読む意味だと考えています。
「資格が取りたい」
「今の仕事で成功したい」
「悩みがある」
様々な目的をもって、読書をすることが多いと思います。しかし、読書の意味とは「知識を得ることだけじゃない」です。
知識を身につけることももちろん大切です。
しかし、それ以上に教養を身につけることの方が、価値があると思う理由についてご紹介します。
知識と教養の違い
まずは、知識を教養の違いについての意見です。
定義は様々かもしれませんが、私の考える定義はこちらです。
・知識:目的を持って仕入れる情報
・教養:目的を持たずに仕入れる情報
ここでは、こちらの内容で知識を教養を定義をし、考察を進めていきます。
つまり、目的の有無が知識と教養の分かれ目です。
なぜ、教養を身につけることに意味があるのか【メリット】
まずは、教養を身につけるメリットです。
教養を身につけることはには、こちらの3つの利点があります。
・人間の幅が広がる
・仕事や生活で活かせる場面を期待できる
・そもそも勉強することは、読書の意味の極一部だから
ここから、具体的なご説明をします。
読書による教養は人間の幅を広げる
教養がある事で、人間の幅が広がります。ここでいう人間の幅とは「知識の幅」と「視点の幅」です。
「知識なんて必要な分だけあればいい」
そのように思うかもしれません。確かに、知識を何かを実現するための道具とみなせばその通りです。
しかし、いつ・どんな知識が必要になるかわかりません。
転職、結婚、家を買う、引っ越し、子育て、老後。
あらゆる人生の分かれ道や重要なイベントは、何が起こるかわかりません。
そんな時に、教養があれば対応できる幅が広がります。今必要でない知識は、いつか必要な知識になるかもしれません。
もちろん、ちょっとした雑談でも使えますし、ニュースを見たり、新しい情報を知った時の考え方も広がります。
様々な物の見方が出来れば、一つの考え方に固執することなく、理性的に考えることができます。
教養という土台があって始めて、知識や経験が活きます。
教養は仕事や普段の生活で活かせる場面が期待できる
先ほどもお伝えしたように、教養とは、幅のことです。
つまり、狙えるレンジが広がることになります。その結果、仕事でも、普段の生活でも教養を活かせる場面があります。
読書によって、教養を広げた結果、長い人生で活用できる場面は無限にあります。
もちろん、全く使わない知識もあるかもしれません。それでも、知っていることと、知らないことの差は大きいです。
例えば、旅行に行った時のことを想像してください。どちらが楽しめるでしょうか。
①観光地の歴史や名産物を知っている
②観光地について全く知らない
もちろん、①の方が楽しめると思います。教養があることで、もっと人生を楽しめると思います。
さらに、人と会話する時にも教養は有効です。
・年の近い人
・国籍の違う人
・家族
・会社の上司
・近所の人
・たまたま電車で隣に座った人
どんな人と会話をするかはわかりません。教養があれば、どんな話題にもついていけますし、お互いに面白い話をすることもできます。
中身の無い人だと思われるか。しっかり人だと思われるかを左右する要素の一つは、教養だったりします。
そもそも勉強することは、読書の意味の極一部だから
当たり前ですが、読書の意味のごく一部として勉強があります。
・知識を得ること
・教養を得ること
・物語を楽しむこと
・新しい考え方を吸収すること
・エンターテインメントとして楽しむこと
読書の意味や目的はたくさんあります。
本を読むことの意義はもっとたくさんありますし、本の楽しみ方も幅広くあります。
実際のところ、知識を得ることも、教養を得ることも読書のごく一部の目的です。
単に、知識よりも教養の方が幅が広い。ということです。
本を読む意味は知識では無く教養を身につけること「まとめ」
今回は、本を読む意味や目的は「教養を得ること」という観点から考察をしました。
確かに、読書によって知識を得ることは大切ですし、効果的な方法です。
ですが、どうせ本を読むならもっと欲張って吸収した方がお得です。
せっかく一日の一部を割くのであれば、知識も教養も一緒に身につけてください。そして、読書を楽しんでください。