今回は、個人ブログの戦略です。
大雑把に言えば、戦略が必要なのは「弱者」です。ブログでいえば個人ブログこそ戦略が必要。と言えます。
なぜならインタネット検索界では、大手のサイトが圧倒的に強いからです。
・ドメインパワー
・かけられる時間と人員
・信頼性
全てにおいて、個人ブログは非常に不利です。
今回は、ブログの戦略をテーマに、ブルーオーシャン戦略についてご紹介します。
ブログの戦略について考えつつ、マーケティングの基礎知識も身に付く内容を目指しています。
・ブログを始めたけど、戦略が決まっていない
・ブログのテーマに悩んでしまう
・いつまでたっても、検索流入が無い
そんな人におすすめの内容となっています。戦略こそ、弱者が持てる最強の武器。
参考書籍はこちらの2冊です。
ブルーオーシャン戦略とは
ブルーオーシャン戦略とは「まだ、誰も手をつけていない領域に進出すること」です。
対義語としてはレッドオーシャンがあります。多くの市場参入者がいるので、血の海になっている状態です。
例えば、アフリエイト報酬が高い領域や、企業の市場活動と合っている内容は、レッドオーシャンと言えます。
・投資:アフリエイト報酬高い
・ローン:アフリエイト報酬高い
・旅行:大手企業が参入
これらのジャンルは、相手が巨大過ぎるので非常に厳しい戦いになります。当然、勝てば大きな利益にもつながります。
ブルーオーシャン戦略では、こういった強豪ひしめく場所で戦うことはせず、比較的競合が少ない場所で戦う戦略のことを言います。
ブルーオーシャン戦略の代表格
・座席指定なし
・ファーストクラス無し
・機内食無し
・清掃員無し
などの、徹底的なコスト削減を実施し、長期に渡って黒字経営を行っています。
もちろん、これを参考に大手航空会社も参入をしました。しかし、ダブルスタンダードになり、失敗に終わります。
※大手航空会社は、フルサービスの路線もあり、サウスウエスト航空と比べると効率が悪い。
つまり、徹底的にシンプルに絞ることにより、格安航空という、大手の航空会社ではできないサービスを実現しています。
日本にも、ブルーオーシャン戦略を活用した会社がある
日本で、ブルーオーシャン戦略を活用した会社として有名なのは「QBハウス」です。
こちらも、徹底的なコストダウンにより、他の美容院や理容室が追従できないサービス(短時間・低コスト)を実現しています。
・まだ、手の付けられていない商売方法
・他社が追従できないシステム
・シンプルな体制
これらの条件が揃うと、ブルーオーシャン戦略です。
(注)ブルーオーシャン戦略=成功とは限らない
ここで注意点です。ブルーオーシャン戦略=成功。とはなりません。
例えば、ブルーオーシャン戦略を世界に広めた本の「ブルーオーシャン戦略」で紹介されていた「シルク・ドゥ・ソレイユ」も、コロナ禍で破綻しています。
ブルーオーシャン戦略は、魅力的な戦略の一つです。しかし、あくまで戦略の一つとして考えておくのが良いかと思います。
統計的には、一番手企業よりも、二番手以降の企業の方が成功している事例の方が多いようです。
先発企業が有利。は神話の一つ。
「なんとしても、ブルーオーシャンを探さないと」
「ブルーオーシャンさえ見つければ、安泰だ」
このように考えると足元をすくわれることになりかねません。
では、ブログにブルーオーシャンは残っているのか
ブルーオーシャン戦略についてご理解いただいたところで、これをブログに当てはめたいと思います。
では、ブログにブルーオーシャンは残っているのでしょうか?
個人的には、ブログはほぼレッドオーシャンだと思っています。赤みが濃いか・薄いか。の差にしかなりません。
つまり、ブログでブルーオーシャンを探そうとするのはほぼ不可能です。
僕が思う、個人ブログで使える3つのブルーオーシャン戦略
ここからは「この場所なら、ブルーオーシャン戦略が使えるかも」と思っている3つの場所をご紹介します。
1.新ジャンル
まずは、新ジャンルです。昔からあるものは、これまで無数にブログが書かれています。
例えば、スマートデバイスについてブログを書くなら
・スマホ
・パソコン
・スマートウォッチ
などは、レッドオーシャンです。
しかし
・スマートグラス
・スマートリング
などは、まだ赤みが薄いかと思います。
このように、新しいジャンルについて書いていくのが、一つ目の戦略です。
ただし、2つのリスクがあります。
1.新ジャンルが発展するかは賭けになる
2.新ジャンルが発展すると、レッドオーシャンになる
以上の点には気を付けてください。スマートリングが超メジャーなアイテムになった時、過去の成功体験に引きづられると失敗します。
2.地域性で絞る
続いておすすめなのが、地域性で絞ることです。個人的には、次のブログを作るなら、この戦略を使いたいと思っています。
具体的には、あなたの住んでいる地域の情報を発信することです。
・マイナーな観光地
・マイナーな飲食店
・マイナーな公園の情報
など、マイナー情報を、誰よりも詳細でわかりやすく紹介できれば、他者が追従できないところまでの地位が確立できます。
「○○市の観光や食事なら、このサイト」こんな風になれば最強です。
あなたも「この辺で美味しい中華料理無いかな」と思って探しても、大手のまとめサイトしか無くて、参考にならない時ありませんか?
もし、あなたの住んでいる街に競合が居ないなら、チャンスです。※旅行だと、記事数が稼げないので、お住いの地域がおすすめ。
沖縄の離島に住んでいたら最強だと思っています。
3.ブルーレイクを探す
最後は、タイトルにも書いたブルーレイク戦略です。
ブルーレイク戦略とは、単純にブルーオーシャンよりも小さな場所。という意味合いです。(深い意味はありません。)
その観点でいえば、先ほどご紹介した「地域性で絞る」戦略がこれに当たります。
他にも
・クエリが3,4単語を対象にする
・文章で検索した時にヒットするようにする
・新刊の本の書評をする
・新商品をレビューする
・流行りをいち早くレビューする
・季節限定の情報を発信する
などの戦略になるかと思います。
例えば
・3年前くらいから「グランピング」を紹介する。
・3日に一度頭痛が来る時の対策 というクエリを狙う
・7月25日限定の情報を発信する
といった、方法が考えられます。今でいえば「電動キックボード」なら間に合うかもしれません。
あとは、EVのテスラユーザーもチャンスがありそうな気がします。(ちょっと遅いかも)
つまり、ブルーレイク戦略をまとめると
・より、小さな場所で戦う
・より、時空が狭い場所で戦う
・より、新しいモノで戦う
・より、マイナーな場所で戦う
といった考え方になります。
個人ブログ戦略はブルーレイク戦略がおすすめだと思う「まとめ」
今回は、個人的にブログでの戦い方として、意識しているブルーレイク戦略についてご紹介しました。
ブルーレイク戦略という、超マイナー単語を使っているのも、ブルーレイク戦略の一つです。
もし、ブログのネタに困ったりした時は「よりマイナーで新しいものはあるか」という観点で考えてみてはいかがでしょうか?
もちろん、ブルーレイク戦略だけにこだわる必要はありません。
書きたい時に書きたいことを書くのが一番です。
ですが、たまには「個人ブログの戦略」についても考えてみてはいかがでしょうか?
色々と試す方が、私は楽しく続けられるタイプです。