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書評ブログ9つの書き方。実例マニュアル付きで紹介。『初心者向け』

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面白い本を見つけた時、その感動を人に伝えたい。

 

書評ブログを書いて、たくさんの人に本の魅力が伝わることはとてもうれしいこと。

 

ですが「書評ブログはなんとなく知的な印象があり、投稿するのが難しく感じる。」

 

そう思う時はありませんか?

 

たしかに、一冊の本の文字数は約10万文字あります。

 

それをブログでまとめると2,000~6,000文字くらいに凝縮する必要があります。要点を整理しつつ、感じたことや魅力を伝えるのは大変な作業に思えます。

 

書評ブログでは、情報を整理して、凝縮する能力が必要だからです。

 

とはいえ、書評ブログは慣れてしまえばある程度マニュアル化が出来る分野でもあります。

 

一度書きやすい方法を見つければ、あとは作業量さえ確保できれば誰でも投稿ができます。

 

「書評ブログを書いてみたい。」
「書評ブログは難しそうで避けてきた。」

 

そんな人でも、簡単に書けるようなブログの書き方をご紹介します。

今回伝えたい3つのこと。1.書評ブログをどう書くべきか。
2.書評ブログのメリットとデメリット。
3.私なりの書評の書き方。

書評ブログとは

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書評ブログとは、読んだ本の魅力や要点を伝える本です。

 

本のレビューや感想を書けば、それはもう書評と言えるでしょう。

 

対象となるターゲット読者は2パターンあります。

1.本を探している人。
2.すでに、その本を読んだ人。

1.本を探している人

まずは、本探しをしている人です。

 

例えば

・テレビで紹介されていた本
・本屋で見かけた本
・誰かに紹介された本

 

このような場合に

「どんな本なのか、概要を知りたい。」
「既読の人の感想を知りたい。」

と考えて、検索されていることが想定できます。

 

つまり、書評ブログを書く時は本の概要を紹介して、実際に読んだ感想を盛り込むのがおすすめです。

2.すでに、その本を読んだ人

次の想定読者は「すでに、その本を読んだ人です。」

 

読後の感想として
「面白かった。他の人はどう思ったのか。」
「意味が分からなかった、要点を知りたい。」
「自分以外の読者が何を感じたか知りたい。」

 

このようなニーズが想定されます。

 

例えば、学生の時に面白いテレビを見たあと

 

「ねえ、あのテレビ番組見た?面白かったよね。」

 

といった会話をする心理に近いものがあります。

 

つまり、書評ブログでは共感を求めたり、わかりにくい点の解説をするのがおすすめです。

 

特に、理解がしにくい場所について整理してあると、ブログを読んだ人の悩みを解決できます。

 

書評ブログを書く時は、この2パターンの人をペルソナ(想定読者)として、ブログ内容を考えましょう。

POINT!・書評ブログの想定読者は2パターン。
・想定読者のニーズを満たすように書く。

書評ブログ3つのメリット

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書評ブログには3つのメリットがあります。

 

1.ブログネタが尽きない。
2.マニュアル化しやすい。
3.アウトプットで記憶の定着に期待出来る。

1.ブログネタが尽きない。

1日に200冊の本が出版されているので、ブログネタが尽きる。ということはあり得ません。

 

本を読めば読むほど、ブログネタが生まれます。

 

ブログを書いていると、どうしてもネタが尽きる瞬間が生まれます。その対策として、書評ブログはおすすめです。

 

ブログは書く習慣が無くなると、あっという間にめんどうに感じます。

 

書評専門ブログは、後述するように時間がかかるのでおすすめしません。しかし、カテゴリーの一つに加えるのはおすすめです。

www.yoblog.org

2.マニュアル化しやすい。

商品紹介系のブログと同じように、マニュアル化しやすいのも書評ブログのメリットです。

 

「この人の書評ブログ読みやすい。」

 

そう思う人が居れば、構成の部分をマネしていくことで、習熟が早まると思います。

 

初心者が勉強するには、書評や商品紹介ブログは学べることが多いかと思います。

 

もちろん、自分なりの特徴や強みを織り交ぜていくことで、より良いブログを作ることができます。

 

マニュアルを作り、更新していくことで

・ブログを書く手間が減る
・ブログの品質が安定する
・スキルの進化が期待出来る

 

などのメリットがあります。

3.アウトプットで記憶の定着に期待出来る。

最後に、記憶の定着面でのメリットです。

 

記憶の定着に必要なスキルは「検索学習」です。

www.yoblog.org

読んだ本の内容を思い出しながらブログを書くことで、記憶の定着率が跳ね上がります。

 

もちろん、書評では自分なりの解釈や要点の整理もするので、ただ、本を読むだけよりもはるかに記憶の定着率が上がります。

 

読書が趣味なら、書評ブログを書いて損することは無いでしょう。

POINT!・書評ブログならネタ切れと無縁。
・マニュアル化で誰でも書ける。
・書評は記憶の定着にも効果的。

書評ブログ3つのデメリット

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ここからは、書評ブログのデメリットをご紹介します。

 

個人的には、書評ブログは良い事の方が多いと思います。ですが、デメリットも理解しないと損をします。

 

・人気の本以外の書評は検索されない。
・本を読むのに時間がかかる
・理解力が見える化する不安がある

人気の本以外の書評は検索されない。

最近やっと気づいたのですが、書評ブログでは「人気本」以外は、そもそも検索されません。

 

例えば、自費出版の本の書評をしても、その本を知っている人が少なければ、検索ボリュームは期待できません。

 

1,000人しか知らない本なら、検索されるのは良くて50回くらいです。

 

ちなみに、古い本(昔話題になった本)も検索ボリュームは少ない傾向にあります。

 

逆に、人気本は多くのブログが紹介しているので、レッドオーシャンになります。

 

「えっ、じゃあ書評ブログって難しくない?」

 

そう思いますよね?私もそう思います。

 

ですが、最近2つの解決法を見つけました。それは、後半で。

www.yoblog.org

本を読むのに時間がかかる

多くの場合は、文庫本でも読むのに2時間以上かかる場合が多いでしょう。

 

軽く流し読みするだけなら、時間はかかりません。しかし、書評を書く。となると本をちゃんと読み込む必要があります。

 

私は、一度読んで感じたことを書いているので、比較的時間を使っていない方だと思っていますが、緻密にやろうとすると時間が必要です。

 

あくまで「本を読むついで」に書くくらいの方が、負担が少ないでしょう。

理解力が見える化する不安がある

最後はアウトプットの恐怖です。

 

書評ブログでは、自分が読んだ本を他の人が読んだうえで見る場合がある。とさきほど伝えました。

 

つまり

「この人の考察うすいなあ。」
「理解がまちがっているなあ。」

 

など、不足している点がバレバレです。そこが、書評ブログを書く最大のデメリットかと思います。

 

対策は、次の章(書評ブログの書き方)でご説明します。

POINT!・人気本以外は読まれにくいので注意。
・他のエントリーより時間がかかるかも。
・理解不足が露呈しやすい。

書評ブログ9個の書き方「初心者向け」

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ここからは、私が書評ブログで特に大切にしている9個の書き方をご紹介します。

 

さらさらと読んで、合いそうなものから試してください。

ブログ全体で使える11の文章術はこちらから。

1.感想を書く

まずは、ペルソナ読者の「他人の読書感想を知りたい。」というニーズを満たしましょう。

 

書評の最初か最後に「○○を読んで、こう感じた。」などの思ったことを表現してください。

 

一文でも構いませんが、200文字くらいは書いておくと良いでしょう。

2.要点を整理する

要点の整理が重要なのは、どんな本か伝えることができるからです。

 

ハリーポッターの紹介をする時に、ハリーの特徴だけを伝えても本のことは伝わりません。

 

・魔法の世界である事
・学校に通う学生たちが主な登場人物
・ヴォルデモートという、悪者が居る
・そのヴォルデモートを倒したのがハリー

 

など、広く・濃く情報を伝えることで、本の印象を伝えることができます。

3.全てを紹介しようとしない

書評を書いていて、私が良く陥るのは「全てを伝えようとしたくなること。」

 

当たり前ですが、本は多くの人の手を介して情報に磨きがかかっています。

 

だからこそ、それを凝縮するためには「一部を抜き出す」ことが必要です。むしろ、全てを表現することは不可能。と割り切るべきです。

 

本の全てを伝えたい。という考えを捨てて「本の一番面白いと思ったところ。」にフォーカスしてみましょう。

4.伝えたいメッセージを3つ以内に絞る

全てを伝えることができない書評ブログでは、伝えるべきメッセージを3つ以下に絞りましょう。

 

もちろん、厳密に3つに絞る必要はありません。

 

ですが、伝えたいことが多くなりすぎると、情報量に溺れることになります。

 

まずは、伝えたいことを何も考えずに出して、その後いくつかピックアップするのがおすすめです。

www.yoblog.org

5.メモを取りながら読む

一度読んだくらいでは、要点だけを抜き取るのは難しいです。

 

そのため、メモを取りながら本を読むのがおすすめです。

 

私の場合は

・書評のテーマにしたいこと:自分なりのタイトルをメモする。
・細かな説明に使いたい場所:ページ数をメモする。

 

といった形で簡略化しています。

 

特に、自分なりのタイトルを付ける習慣を作ると、要点を整理する力が身に付くのでおすすめです。

6関連書籍を一緒に紹介する

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書評ブログのペルソナ読者は2つあるとお伝えしました。

 

1.その本を買おうか悩んでいる人
2,その本をすでに読んだ人

 

アフリエイトを考えると、2番目の読者はその本を買う可能性はゼロです。

 

そのため、関連書籍を紹介するのが、アフリエイトをするならおすすめです。

 

・○○について知りたい人は、こちらもおすすめ。
・この本を読んだ人には、こちらもおすすめ。

 

このように、関連書籍も一緒に紹介してみましょう。

 

もちろん、書評した本を読んだ人が
「他にもいい本があればしりたい。」
「○○のジャンルに興味がある。」

 

といったニーズがあるので、読者満足度も向上するはずです。

7.マイナーな本の書評は書かない

書評ブログのデメリットでも紹介しましたが、マイナー本は避けるのが吉です。

 

人が知らない本の書評を書いても、読んでもらえる機会が減るからです。

 

「それでも、本の良さを伝えるのがブロガーの使命だ。」

 

と思う人は、おすすめ本○○冊。のような形でブログを書くのがおすすめです。※こんな感じです。

www.yoblog.org

内部リンクに、書評を入れておけば人に見てもらいやすいです。

8.新作の本の書評を書く

「不人気の本の書評を書いたら、読まれない。人気本はレッドオーシャン。」

「どんな本を書評したらいいかわからない。」

 

そう考えているかもしれません。その対策は2つあります。一つ目は「新作本の書評を書くこと。」です。

 

新作本なら、他の人が書評を書いている可能性は低いので、競争率が下がります。

 

まだ、赤くなる前の海は「新作の本」。

 

とはいえ、新作本ならなんでもいい訳ではありません。人気の新作本の書評を書くのがキモ。

 

「でも、発売してすぐだと話題本になるかわからないよ。」

 

そう思いますよね?もちろん、解決方法があります。

 

それは、なるべく下記に当てはまるものを選ぶことです。
・有名な本の次回作
・人気作家の本
・発売前の予約が多い本

 

この方法は全ての人気本を事前に知ることは出来ません。しかし、やみくもに本を選ぶのよりも、確実に話題本を投稿することができます。

 

具体的に、私が最近投稿したのは「ライフシフト」の続編です。※人気本の続編で、予約数も多かったので。

www.yoblog.org

9.書評サイトに投稿する

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「人気本を探すのがそもそも難しそう。」
「書評を書くことにまだ、ためらいがある。」

 

そんな人におすすめな方法は「書評サイトへの投稿」です。

 

書評サイトはいくつかありますが、私のおすすめは2つあります。

 

1.楽天ROOM
2.ブックレコメンド

1.楽天ROOM

私が読書記録にも使っているのが、楽天ROOMです。※厳密に言えば書評サイトではありません。

 

楽天ROOMは、自分がおすすめしたい商品について、楽天が運営するSNSに投稿し、売れればアフリエイト報酬が入るシステムです。

 

文字数は最大500文字のため、たくさん書くことは出来ません。

 

しかし、書評の最初の練習としては手軽でよろしいかと思います。

 

・無料で書評が書ける。
・もしかしたら、アフリエイト報酬が発生する。
・読書記録としても使える。

 

などのメリットがあるので、まずは楽天ROOMを始めてみるのがおすすめです。

www.yoblog.org

2.ブックレコメンド

ブックレコメンドとは、書評投稿サイトです。

 

書評投稿サイトはいくつもありますが、ブックレコメンドをおすすめするには理由があります。

 

それは「自分のブログの紹介もできる。」ということ。

 

ブックレコメンドに書評を投稿すると、その投稿画面に自分のブログのリンクを張ることができます。

 

大手の書評サイトに、自分の書いた文章が掲載されるので、自分のブログの宣伝にもなります。

 

そのため、私も今月投稿をしてみようと思います。(もしかしたら、追加レビューするかもしれません。)

 

ちなみに、良い投稿(人気投稿)になると報酬がもらえるシステムもあります。

 

詳細は、こちらから。

ようブログの実例フォーマット

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最後に、私の書評のフォーマットをご紹介します。

 

最初にお伝えしておくと、かなり簡素になっているので、期待せずにご覧ください。

 

今後、自分の書評マニュアルをつくるなら
・最低でも盛り込むこと
・できれば盛り込むこと

 

の2つに分けて書いていくことで、本に合わせて投稿しやすくなります。

 

私は、はてなブログの下書きに「書評ブログ テンプレ」という形で保存しています。

ようブログのテンプレ

以下、私が使っているテンプレです。(青字で記載。※は注意点)

 

「○○ 書評」タイトルを書く「本レビュー」※ブログタイトル

 

今回は、○○の書評です。

 

最初に結論。「本の帯くらいの長さを書く」です。

 

○○をしていると、こんな風に思いますよね?※読者の問題を見つける。

「」
「」

 

この本なら、こんな悩みへの対処法について、考えることができるかもしれません。※書評する本で、どんな利益があるかを提示する。

 

【こんな人におすすめ】※できれば書く。

 

【この本を読んでわかること】※できれば書く。

 

【この本の特徴】※本のつくり方や、説明方法について触れる

 

【この本を読んで面白いと思った3つのこと。】

www.yoblog.org

書評ブログ9つの書き方。実例マニュアル付きで紹介。『初心者向け』

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今回は、主に書評初心者に向けて、書評ブログについてご紹介してきました。

 

書評ブログ自体は、自己研鑽の意味でも良い取り組みかと思います。

 

しかし、何も考えずに初めてしまうと、誰からも見られぬまま終わってしまうリスクもあります。

 

「よし、このくらいの内容ならかけそう。」

そう思ったら、是非、あなたのブログで書評をしてみてください。

 

「うーん。やっぱり難しそう。」

 

そう思う人は、書評投稿サイトや楽天ROOMなどで「お試し」してみましょう。

 

もし、このエントリーが少しでもお役に立てれば幸いです。

まとめ。・書評ブログは一度は試すべき。
・心配なら、自分のブログ以外に投稿する。
・とにかく、マニュアル化をする。
・話題本を見つけて書評を書くべき。

www.yoblog.org

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