さて、日本ではたびたび耳にして、口にする言葉といえば
「お疲れのようですね。」
「お忙しそうですね。」
だと思います。こういった言葉は、相手を思いやる気持ちで使われています。
そして、同時に「ちょっとしたほめ言葉」的に使うことも多いのではないでしょうか。
「お久しぶりです。最近も忙しそうじゃないですかー。」
そんな言葉はもはや、ほめ言葉では無いと思います。
体調管理ができていない人が、昇進できない(優秀でないと思われる)と同じように
・忙しさ
・疲れ
これらはマネジメントすべきことだと思います。その理由と対策に使える本も併せてご紹介します。
なぜ、忙しいや疲れていることはほめ言葉だったのか
最初にお伝えしておきますが、疲れるほど働いている人を、否定するつもりはありません。
様々な理由で大変な労働をしている人はたくさんいます。また、そういった人のおかげで人々の生活が成り立っているのは事実です。
どんな人でも、全ての生活を思い通りで計画通り。となることはあり得ないからです。
だからこそ「忙しい」や「疲れている」という言葉は、ほめ言葉でした。
そもそも、忙しかったり、疲れている。ということは「仕事がたくさんある事」を褒める言葉です。
・有能ですね
・儲かってて凄いですね
・人に頼りにされていますね
こういった感情を、オブラートに包んだのが、忙しいや疲れている。といった表現だからです。
つまり、これまでは仕事量を確保できる優秀な人のことを、示す言葉として「忙しい」が存在していました。
ですが、これからは先は価値観が変わってくる(来ている)はずです。
忙しい=仕事の効率が悪い
・長時間労働
・休日出勤
これらが仕事への熱意や努力を示していた時代は、少しずつ終わり始めています。
長時間労働は熱量を示すモノではなく、仕事効率が遅いことのパロメーターです。
また、休日出勤は働き方改革としても、コンプライアンスとしても適切ではありません。
「優秀な人には仕事が集まる」
これは事実です。とはいえ、集まった仕事一人で抱えている働き方以外の選択肢も存在します。
・断る
・人に頼る
・部下を育てる
などの対策が必要です。この辺については、こちらの本が参考になるかと思います。(GIVE&TAKE)
疲れている=体調管理ができていない
疲れている。ということも、忙しいと同列で「大変な仕事を頑張っている」という、意味を持ちます。
とはいえ、疲れている状態を放置しておくことは、本来正しくないはずです。
疲れている=能力を100%発揮できない
という公式になるからです。
能力を伸ばすことは可能ですが、ハードルが高いです。1日は24時間しか無いですし、目で終える文章は一文字ずつだからです。
しかし、能力の発揮を邪魔している「疲れ」を排除することは、比較的カンタンです。
「自分に隠れた才能がないかな」
と私も良く思いますが、当然存在しません。
しかし、疲れによって隠されている能力は間違いなくあります。
疲れを排除して、自分の能力を100%発揮できれば「忙しさ」も同時にコントロール可能です。
疲れを排除するにはどうしたらいいの?【おすすめ本】
では、疲れはどうしたらいいの?
となるので、解決策になりそうな本を2冊ご紹介します。
スタンフォード式疲れない体
スタンフォード大学は「知力」でも有名ですが、それ以上にスポーツで有名な大学かもしれません。
例えば、リオオリンピックで獲得したメダルの数は「国レベル」です。
日本:41個
オーストラリア:29個
イタリア:28個
スタンフォード大学:27個
となっています。※アメリカは121個。
それだけのトップアスリートが在籍している大学ですから、当然スポーツにつきものの「疲れや疲労感」への対応もばっちりです。
疲労感は如実にパフォーマンスを低下させることが、統計的に証明されています。
・疲れを予防する方法
・疲れに対処する方法
・アスリート向けの食事
などについて、知ることができます。※食事については、これらの本の方がおすすめです。
疲れに対しての、全般的なスキルについて知るには最適な本です。
スタンフォード式最高の睡眠
続いて、こちらもスタンフォード式です。
学力、スポーツだけでなく、スタンフォードは「睡眠」についても、世界トップクラスです。トップと言っても良いかもしれません。
なぜなら、スタンフォード大学は有名な研究者が一度は在籍する、睡眠研究の最先端だからです。
・統計的な情報に基づいている
・最新の情報が盛り込まれている
・ベストとベターを紹介している
この3点が特におすすめポイントです。個人的には「これが正解だ」というだけではなく、「忙しい時は、これだけやりましょう」といったアプローチに好印象です。
世界的にも睡眠時間が短い日本。眠る時間が短いなら、効率だけは上げておきたいものです。
睡眠が気になる人は、こちらのデバイスもあります。
これまた、スタンフォード大学が認めた。と言われてる指輪があります。
こちらでもご紹介しましたが
睡眠段階を手軽に測れるデバイスとしては、こちらが最適解です。
手首で測定するスマートウォッチと比較して、指で測定することで精度が向上するようです。
他にも、運動量や非活動時間(動いていない時間)や瞑想の状態をモニタリングできます。
Amazonでも購入できますが、価格が高いのでホームページから直接購入することをおすすめします。※英語サイトなので、グーグル翻訳などで、翻訳しましょう。
お疲れですね。お忙しそうで。がほめ言葉の時代は終わったよ【まとめ】
全てにおいて「忙しい」や「疲れた」を排除するのは難しいと思います。
とはいえ、それらを少しでも改善することは可能です。
・仕事
・遊び
・家族との時間
どれにおいても、疲れていない状態の方が楽しめますよね。
忙しい。疲れている。
そう感じている人こそ、忙しい時間を縫って、対策を打てると良いと思います。大変ですが。