ブログの型として、おすすめ(理想としている)書き方として「雲雨傘」というものがあります。
これは、コンサル業界でよく言われている説明ロジックの組み方です。
雲雨傘とは、こちらのロジックを使います。
・雲がある(事実)
・雨がふる(予測や考察)
・傘(行動を促す)
つまり、事実に対して、考察をし、具体的な行動を促す説明方法です。
これは、インプットに対してアウトプットを生み出す中で非常に優れた方法。特に「雨」が大切です。
「雨」があるからこそ、アウトプットに価値が生まれます。
ブログで何かをアウトプットする時、この説明「雲・雨・傘」ロジックがあると親切でわかりやすい説明になると思います。
参考書籍はこちら。
雲雨傘とは
先ほども触れたように、雲雨傘とは
事実を基に、解釈を行い、具体的なアクションを提案する。という説明ロジックの組み立てです。
この方法では、わかりにくい提案を防ぐことができます。
【こんな説明では、説得力が無い。】
・雲だけ:何が言いたいかわからない。
・雨と傘だけ:根拠が無いので信用できない
・雲と雨が曖昧:事実と感想や解釈の区別がつかない
いわゆる、わかりにくい説明では、この3つのパターンに陥ることがあります。
それを防ぐための道しるべが「雲雨傘」です。
雲雨傘は何が良いのか?3つのメリット
「雲雨傘は具体的に何がいいの?」
その答えはこちらの3つです。
1.真偽を相手が判断する余地がある
事実⇒仮説⇒行動。の順番で説明を行うことにより、人を正しく説得することができます。
事実を伝えていることにより、相手が正しく認識することができます。(仮説から説明が始まると、正誤が判定できない。)
例えば、事実に対しての解釈が違う(今日は飛行機雲が出ているから、明日は晴れ。※正しくは雨の確率が高い。)
といった、情報を提供した時に
「この人の解釈は間違っているから、信用しないようにしよう。」
と、情報に対しての真偽を相手が確認できます。結果、間違ってしまった情報が広まるリスクが減ります。
誰しも、ミスは侵すので、歯止めが効くシステムになっていることが大切です。
2.型があるので、説明が楽になる
基本的に、説明でも発案でも、制約条件となる「型」がある方が考えるのが楽です。
全てを一から構築しようとすると舞台設定から考える必要があります。
一方、特定の型があれば、それに沿った形で文章を埋めていく作業で完結します。
結果、説明や文章を作るのが楽です。もちろん、型の使い方自体も成長するので、文章を書くのが上手になります。
文章の型については、こちらで詳しく説明しています。
3.アウトプットの付加価値が生まれる
情報だけを伝えることも大切な場面があります。
ですが、ブログなどは何かしらの付加価値が必要です。
もちろん、人の日記や考えていることを読みたい人もたくさんいるので、それも付加価値です。※読者としては、こういったブログの方が好き。
ですが、もし「ロジックが必要なブログ」を運営する場合は、付加価値が必要です。
「ここにこんな情報があるよ。」
これだけだと、なかなか個人ブログでは付加価値が少なく、もったいない。
情報を伝達する時は、「個人の意見」がある方が、ブログらしさがあり、良いかと思います。
「だから何が言いたいの?」
こういった文章にならないのが、事実に対して考察や具体的なアクションを提示しているブログです。
ブログのロジックのつくり方を「雲雨傘」にしたい。という話。「まとめ」
今回は、ブログの説明ロジックを進化させるために活用できる型をご紹介しました。
振り返りです。
・雲がある(事実)
・雨がふる(予測や考察)
・傘(行動を促す)
上記の順番で説明を行うことで、説得力のあるブログを作ることができます。
「雲があるから、雨が降りそう。傘を持っていくといいよ。」
こんな日常会話も、充分ロジカルで付加価値がある説明手法です。
ぜひ、いつものブログ作りに取り入れてください。
こちらもおすすめ。