断捨離が好きになってきて、捨てることに快感を覚える時があります。
断捨離初心者のころは、捨てることに苦痛を感じていました。
しかし、今では
「なにか捨てるものは無いかな。」
「新しいシャツを買ったら、1着捨てたいな。」
「もっと部屋の管理にかかる時間を減らしたい。」
こんな風に思う時があります。
とはいえ、断捨離には人間が嫌がる「損出」と密接につながりがあります。
その結果、もったいない。という思いから、捨てらないものがたくさんあります。
以前もおすすめしたように「捨てたいけど捨てられない。」と感じるものについては、値段をつけること。がおすすめです。
例えば、ブランド品の紙バックなら
「このブランドの紙バックなら、50円くらいかな。」
と思うことで、50円くらいのモノなら、捨ててもいいや。と思う。という方法です。
しかし、それでも断捨離が進まない時があります。
「あこがれのブランド」
「最初のボーナスで買ったモノ」
「愛着が残っている服」
こういったモノでも、割と心理的なハードルを下げて断捨離が出来るのが、フリマアプリです。
今回は、そんな「モノを減らしたいけど、捨てらない。」という人におすすめな、フリマアプリについてご紹介します。
特に、フリマアプリ初心者向けの内容です。
- モノが捨てられないのは、人間の感情から考えると当たり前。
- 捨てたくない。という感情に打ち勝つには「知恵」が必要
- フリマアプリで断捨離が進む3つの理由
- フリマアプリのデメリットと向いていないモノ「デメリット」
- なぜ私が、フリマアプリの中からメルカリをおすすめするのか「3つの理由」
- 断捨離が出来ない人にフリマアプリがおすすめな3つの理由「まとめ」
モノが捨てられないのは、人間の感情から考えると当たり前。
そもそも、モノを捨てることが得意な人は少ない。
なぜなら「保有効果」に影響を受けるから。
保有効果とは、行動経済学的などで使われれる単語で、所有物を実際よりも高額(価値が高い)と認識することです。
例えば、あなたが持っているぬいぐるみや、腕時計はどのくらいの価値があると思いますか?(スニーカーでも、ベルトでも良いです。)
考えましたか?
では、その価格で「他人の中古品」を喜んで買いたいですか?
あなたが自分の腕時計に3万円の価値を感じていると仮定します。
でも、その時計を赤の他人から買う場合、もう少し安い価格じゃないと買う気にならないと思います。
これが保有効果です。
つまり、人は自分のモノは必要以上に価値を高く見積もってしまうので、捨てる時の心理的なハードルが上がります。
・1,000円のモノ
・10,000円のモノ
捨てるハードルが高いのは、後者です。
この保有効果により「断捨離したいのにできない。」という感情が生まれます。
捨てたくない。という感情に打ち勝つには「知恵」が必要
誰しも、捨てるのが苦手。と想定した場合、その感情に打ち勝つには「知恵」が必要です。
・朝起きれないから目覚まし時計を使う
・ランニングが頑張れないから、ジムに行く
・資格の勉強が出来ないから、スクールに行く
誰しも、自分の感情を制御するため、理性の力を強化するために「知恵」を使っています。
断捨離も同じです。
知恵さえあれば、少なくとも今よりは断捨離が進みます。
その知恵とは「フリマアプリ」です。
「フリマアプリで断捨離が進むってホント?」
と思う人に向けて、フリマアプリと断捨離の関係性についてご紹介していきます。
フリマアプリで断捨離が進む3つの理由
ここからは「なぜ、フリマアプリで断捨離が進むのか。」という疑問に答えていきます。
・捨てる
・人にあげる
・中古販売店に持ち込む
フリマサービスではこれらよりも、大きなメリットがある「場合」があります。
1.金銭的なメリットが大きい
まずは、金銭的なメリットが大きいこと。
例えば、4,000円の法律の専門書をあなたが持っているとします。
その本を、ブックオフなどの中古のお店に持っていくと、せいぜい数百円程度の買い取りになるでしょう。
場合によっては、ニッチな本のため、10円買い取りの可能性もあります。
しかし、フリマアプリなら、1,000円以上で売ることも可能です。
実際に、私は似たようなパターンで、1,700円で専門書を販売しています。(手数料と送料を除く)
中古ショップに持ち込む10倍以上の価格で売れる可能性があるのが、フリマアプリ。
誰しも、お金がたくさんもらえれば嬉しいですよね?
2.買われたら、強制的に手放す必要がある
フリマアプリに出品する時、買われるまでその商品はあなたのものです。
売れない場合は、ずっとあなたのモノであり続けます。(捨てないで済む)
つまり、なんとなく「手放す」という感情を先送りにできます。
そして、商品が買われた場合は、当然販売(手放す)必要があります。
「捨てる」
という判断が出来ないなら、他人に任せてしまえばいい。
それが出来るのがフリマアプリの魅力です。
3.モノの値段をきちんと理解できる
最後に、モノの価値をきちんと理解出来ることです。
あなたの持っている腕時計を「これは3万円するだろう。」と思って出品しても、全く購入されない可能性があります。
その場合「この腕時計の価値は、3万円以下なんだ。」ということが実感できます。
フリマアプリは、仲介業者の取り分が少ないので、適正価格での販売につながりやすい。
一方、中古ショップへの持ち込みは、在庫保管が必要になるので、中間業者のマージンが非常に大きいです。
大雑把に言えば、フリマアプリで売れる金額が、そのモノの価値を正しく示しています。
価値がわかれば、捨てる心理的な負担も適正値に落ち着きます。
フリマアプリのデメリットと向いていないモノ「デメリット」
ここまでご紹介すると「フリマアプリは最高」と思うかもしれません。
しかし、当然ながらデメリットがあり、フリマアプリに向いていないものもあります。
ポイントは送料です。
個人間の輸送のため、送料が高くなりがちなのがフリマのデメリット。
価格が安いと送料で損をする
まずは、送料を考えると意味が無いケースがあります。
例えば、ネジ一本を10円で販売します。その時、送料が100円かかると、単純に赤字になります。(10円の利益、100円の損出)
少なくとも、送料分以上の売り上げになる商品以外は、フリマアプリに出品する意味がありません。
個人的には、2,000円以上で売れない商品は、梱包・発想の手間を考えるとメリットが少ないと思っています。
モノが大きすぎると送料が高すぎる
送料は、商品サイズに依存します。
つまり、大きすぎるモノをフリマアプリに出品するメリットは少ない。
当然ながら、高額で販売できるモノは除きます。
さらに、発送の手間も大きなモノは増えますので、デメリットの方が大きくなるケースがあります。
なぜ私が、フリマアプリの中からメルカリをおすすめするのか「3つの理由」
ここまで、フリマアプリを使うメリットとデメリットについて整理しました。
では「どんなフリマアプリが良いのか。」を最後に決める必要があります。
フリマアプリはたくさんあります。
・ラクマ
・メルカリ
・ペイペイフリマ
・ヤフオク
初心者が最初に気になるのは「仲介手数料が高いか。安いか。」だと思いますが、それは間違いです。
最も重要なのは「利用者が多いか。少ないか。」です。
なぜなら、利用者が多いほど、高額で販売できるからです。
ちなみに、フリマアプリで最も利用者が多いのは「メルカリ」です。※倍以上の利用者がいます。
なぜ、利用者が多いと高額で販売できるのか。
利用者が多い。ということは、それだけ需要(買いたい人)が大きいと言えます。
モノの価値は「欲しい人」と「売りたい人」のバランスが大きな影響を与えます。※神の見えざる手
当然、利用者が多いフリマサービスでは、欲しい人が増える傾向になります。
Aさん「1,000円なら買う」
Bさん「1,100円なら買う」
Cさん「1,500円なら買う」
このように、商品を購入する金額にはバラつきがあります。
そのバラつきを増やすことで、高額で販売できるチャンスが増えます。
でも、手数料が安い方が良いよね?への反論
とはいえ、手数料が高いとせっかく高額で販売しても意味が無いように思えます。
例えば、5,000円でフリマアプリに出品し購入されたとします。
手数料が10%なら、500円がフリマアプリに持っていかれます。
一方、5%なら、250円がフリマアプリに持っていかれます。
これらを踏まえて私たちがやるべきことは「250円(手数料差)以上の販売価格で売る。」ということです。
5,000円の商品でも250円しか差が出ないなら、500円とか1,000円高く販売すれば問題ありません。
さらに、利用者が多いとそれだけ早く手放すことができます。
(余談)フリマアプリに人が集まるロジック
完全に余談ですが、フリマアプリに人が集まるロジックがなんだかわかりますか?
それは「最初に利用者を集めたか。どうか。」です。
これはSNSにも言えることで、前述したようにフリマアプリは利用者が多ければ多いほど便利になります。
・買い手:たくさんの商品が出品されている
・売り手:購入されやすく、高額販売しやすい
つまり、最初にフリマアプリで有名になった「メルカリ」に人が集まり続けます。
もちろん、他者のキャンペーンや使いやすさの違いなどで、他のサービスが人気になる可能性はあります。
それでも、現在最も利用者が多いサービスを使うのが、シンプルで良いでしょう。
断捨離が出来ない人にフリマアプリがおすすめな3つの理由「まとめ」
今回は、断捨離が出来ない人向けにおすすめのサービスとして、フリマアプリをご紹介しました。
論理的に考えれば「メルカリ」がベストだと思っています。
とはいえ
・低価格の商品だから、手数料が少ない方が良い
・利用者のタイプ(性別・年齢)から、他のフリマサービスが良い
などの理由もあるでしょう。
あくまで、メルカリは「多くの人に、とりあえずおすすめできる」サービスです。
「フリマアプリの利用経験が少ない。」
「とりあえず、失敗したくない。」
「初心者でも安心して利用したい。」
こういった人は、メルカリを試してみましょう。
最大手サービスのメリットとして「無料で入手できる情報が多い」ということもあります。
「発送方法がわからない。」
「取引の流れがわからない。」
「基本ルールがわからない。」
こういった悩みも検索すれば簡単にわかるので、初心者向きと言えます。
最終的には、あなたがどんなモノを断捨離するか。によって、どのサービスを使うか。は検討してみてください。
正解は、あなた次第です。