バレンタインデーにチョコをもらえていますか?
バレンタインデーにチョコをもらうためには、大きく2つの方法があります。
①モテる
②チョコのもらい方を知る
①の人は、後半でご紹介している【失敗しないお返し】だけご覧ください。とはいえ、世の中でモテる人は極わずかです。
そんな①で無い人でも、モテる人よりチョコをもらう方法があります。それは、人の心理を正しく活用することです。
私は、ここ最近パートナー以外からのチョコをもらった経験がありません。そんな私が、ご紹介する心理学的に、バレンタインデーにチョコをもらう方法。
権威性(実績)のほとんど無い私がご紹介する方法なので、あくまでエンタメをとしてご覧ください。
今回の方法は、バレンタインデーを例として挙げているだけなので、仕事でも、プライベートでも有効に活用できる、心理学とマーケティング手法を知れます。
チョコレートをつまみながら、暇つぶしにご覧ください。暇つぶししながら、仕事とプライベートで活かせる知識を得ることが可能です。(あと、チョコレートのポリフェノールも)
(注)今回ご紹介する方法は、統計的にある程度可能性の高そうな情報を使っていますが、全ての人に有効に効果がある保証はありません。
(注)人間関係は、曖昧・不明確・不規則なものです。どんな方法を使っても、正解はありません。ただし、成功率が高い方法と低い方法があるだけです。
- 心理学やマーケティングを学ぶ意味【仕事以外でも】
- 心理学的にバレンタインデーにチョコをもらう10の方法
- バレンタインデーで失敗しない3つのお返し【想像性は罪】
- 今回のブログの参考になった4冊の本
- 心理学的にチョコをもらう10の方法と失敗しないお返し【まとめ】
人間関係を良くする最強の本を見つけました。詳細はこちらから。合わせてお読みいただくと、鬼に金棒です。
www.yoblog.org 参考文献は、最後にご紹介します。
心理学やマーケティングを学ぶ意味【仕事以外でも】
そもそも、心理学やマーケティングを学ぶ意味は何でしょうか?
それは、バレンタインデーにチョコレートをもらう目的でも、仕事で活躍する目的でもありません。
自分の未来を自分で描くために、心理学とマーケティングは必要です。
・人の心がわかる
・人の感情を動かせる
・人にインセンティブを与えられる
社会的な動物の頂点にいる人間にとって、最も重要なスキルは、他人との関係性を築く力です。
あらゆるデバイス・サービス・アートは、人に消費されて初めて意味があります。つまり、人生の全てにおいて、心理学とマーケティングは重要です。
そんな2つのソフトスキルについて、今回はご紹介をします。
心理学的にバレンタインデーにチョコをもらう10の方法
さて、ここからが本題です。バレンタインデーにチョコをもらいたい人も、心理学やマーケティングを学びたい人もご覧ください。
「人はこうすれば動く」
そう思っていたことが覆った時、大きな成長ができます。新しい知識は、自分を変える起爆剤になるからです。
「へー知らなかった」
と思うことが一つでもあればうれしいです。
①お願いすること
人は、お願いをして承認してもらう確率を低めに見積もる傾向があります。
ある実験で、街中を歩く人5人にアンケートを回答してもらいます。その時の「回答率」について見積もったところ、20人程度にお願いすれば5人回答すると見積もられました。
実際には、約10人でアンケートは完了しました。人は、お願いが通る確率を、約半分に割引して見積もります。
この理由として考えられるのは、お願いされた人が「断ることの心理的な負担」がある事が、考慮されていないことです。
つまり、お願いをする時「相手にしてもらうこと」ばかりに目が行って「相手が断る負担」について、考えないようです。
バレンタインデーに置き換えれば、「チョコを買う・渡す負担」については考えるのに、「チョコ渡すのを断る精神的な負担」については、考えません。
人により異なりますが、想定の倍の確率で「チョコレートが欲しい」と言えばもらえる可能性があるかもしれません。
②返報性の法則
返報性の法則をご存じでしょうか。人は何かを与えられたら、返したくなります。
・年賀状
・お歳暮
・結婚祝い
つまり、バレンタインデーにチョコをもらいたいなら、バレンタインデーの前に、プレゼントをします。
ささやかなモノでも構いませんが、女性は男性からもらったプレゼントを「半分返し」する。というデータもあります。
缶コーヒー一杯では、チロルチョコしかもらえないかもしれません。
とはいえ、高級すぎるプレゼントは、相手に負い目を与えます。
・ランチでご馳走する
・ハンドクリームを渡す
・相手の話を聞いて、めちゃくちゃ褒める
などがおすすめです。人は、自分の話を熱心に聞いてもらい褒めてもらうと「現金をもらった時と同じ脳みその場所」が反応するようです。
人の話を熱心に聞ける人はモテるので、おすすめの方法です。
③一貫性の法則とコミットメント
一貫性とは、一度約束したことをやり続けようとすることです。
つまり、バレンタインデーにチョコを渡す。という行動を取ったり、約束をしたらそれを一貫して続けます。
また、コミットメントとして約束をすれば、一貫性の法則はより強化されます。
何かの雑談で「バレンタインデーにチョコを渡す」ことの約束が出来たら、コミットメントも作りましょう。
具体的には、この後ご紹介する方法と、文章で連絡をもらうことです。
雑談の後に「本当にチョコくれるの?」と聞いて「YES」の回答があれば、コミットメントは強固になります。
④チョコをもらう時間を決める
人に約束を守ってもらうために使える方法が「時間を決めること」です。
例えば、選挙に行く。と回答した人に対して
・選挙に行く日程を回答した人
・選挙に行くことだけを回答した人
上記の2パターンでは、時間の回答をした人の方が、約束を守る確率が高いようでした。
つまり、もし「チョコをもらえる雰囲気」になったら、「いつ貰えるか」を決めるのがおすすめです。
・放課後
・14日の18時
など、時間を決めることで、よりバレンタインデーにチョコをもらえる確率が上がります。
⑤社会的証明(みんな)
モテる人がモテるには、理由があります。
それは、社会的証明です。社会的証明とは「みんなが認めている物は良いモノ」と考えることです。
などは、社会的証明の一つです。しかし、モテたくてモテることができれば苦労しません。
バレンタインデーにチョコをもらうための戦略としては、「いろんな人からもらっているよ」ということを伝えます。
(もちろん嘘はダメなので、他の方法でもらえるようになったら使いましょう。)
結果的に「みんなが渡しているなら、渡す価値がある」や「変にきを持たせることも無い」と思ってもらい、チョコをもらいやすくなります。
⑥帰属欲求
社会的証明に関連しておすすめの方法が「帰属欲求」です。
「あなたは、東大生と同じ思考回路を持っています」
「あなたの意見は、グーグルと同じです」
そんな風に言われたら嬉しく無いですか?
学生のころから、スクールカーストという「枠組み」で生きてきた私たちは、良い集団に属したい。と考えます。
つまり、バレンタインデーにチョコをもらいたい人が、属したいと思っている人から、チョコレートをもらいましょう。
※難しいことは承知しています。この方法はバレンタインデー以外に使うほうがいいかもしれません。
もし、チョコをもらいたい人が属したい、憧れているような人から、幸福にもチョコレイトをもらえた場合、そのことを伝えましょう。
⑦チョコが欲しい理由を伝える
人は、理由のある依頼に対して、YESと回答する可能性が高くなります。
コピー機に並んでいる人に対して、2パターンの依頼をしました。
1.先にコピーをさせてください
2.コピーをしたいので、先にコピーさせてください
この場合、言っていることは同じなのに、2番目の依頼の方が譲ってもらえる確率が上がったようです。
つまり、XなのでYしたい。と言われるとつい受け入れてしまうようです。
とはいえ、依頼を受けるのが大変な場合(バレンタインデーにチョコをあげる)は、もう少し肉付けしないといけません。
「いろんなチョコレートを食べたいから、チョコが欲しい」
「あまりバレンタインデーをもらったことが無いから、チョコが欲しい」
そんな風に依頼してみましょう。最初にご紹介したように、人は想定の倍、依頼を聞いてもらえるものです。
⑧自分のホームをで交渉する
バレンタインデーは、ある意味交渉です。
そんな交渉の場で使えるのが「自分のホームで交渉すること」です。
あなたが仕事の交渉をするなら、どちらが強気に交渉できると思いますか?
・自分の慣れ親しんだオフィス
・外国企業の初めて行くオフィス
ご想像の通り、慣れ親しんだ場所の方が優位に交渉ができます。
いきなり、自宅に招くのは難しいので、自分がゆっくりと落ち着ける場所で、バレンタインデーの交渉をしましょう。
⑨フェイスインザドア
心理学の基礎の基礎ですが、忘れてはいけない方法です。
フェイスインザドアとは、最初に大きめのお願いをして、後から低めのお願いをすることです。
バレンタインデー置き換えると、こんなイメージです。
あなた「バレンタインデーに手作りのチョコが欲しい」
相手「え、それは難しいかなー」
あなた「じゃあ、チロルチョコは」
相手「まあ、それくらいならいいよ」
こんな感じで使ってみましょう。汎用性も高く、効果も大きいのでおすすめの心理学です。
⑩誠実な人でいる(評判は伝染する)
人の評判が拡散しやすくなったことにお気づきでしょうか?
これからは、ますます悪い人は駆逐されていきます。なぜなら、情報伝達のコストが低下したからです。
など、情報伝達に関わる「費用」と「手間」は低下しました。そのため、噂や情報がこれまで以上に広がりやすくなっています。
バレンタインデーに関しても同様で「特定の相手だけにいい顔する」戦略は通用しません。老若男女に良い人であり続ける必要があります。
時間と手間がかかりますが、あなたの信用スコアを上げることは、未来につながる活動です。
バレンタインデーで失敗しない3つのお返し【想像性は罪】
ここからは、幸運にもバレンタインデーでチョコレートをゲットした人向けになります。
とはいえ、あらゆるプレゼントに活用できる方法でもあります。もちろん、ビジネスにも使える心理学です。
①相手の欲しいものをきく
プレゼントの成功率は想定以上に低いようです。
全米小売業協会が2008年に調査した結果「アメリカ人の半数が、その年もらったプレゼントを最低1つは送り返したい」と考えているようです。
つまり、要らないプレゼントどころか、送り返したいほどのプレゼントをアメリカ人半分がもらっています。
アメリカの調査ではありますが、日本でもある程度同じ傾向があると思います。
バレンタインデーのお返しに失敗する理由はシンプルで「自分で考えている」ことが理由です。
つまり、「チョコをもらったら、何が欲しいか聞く」のが最善です。
「それじゃ、カッコ良くない」
そう思う人は、質問にワンクッションを入れましょう。
「相手が欲しいものを渡すのが、プレゼントの満足度を高める一番良い方法って聞いたことがあるんだ」
「だから、もしよければ、何が欲しいか教えてもらえないかな?」
このように話せば、めんどくさいから考えていないのではなく、相手を思うからこそ聞いていることが伝わるはずです。
少なくとも、プレゼントの赤点を取る確率が無くなるのが大きなメリットです。
②感謝を伝える
感謝をしているつもりでも、相手に伝わっていないことがあります。
また、感謝をされた人は、その人に再び協力する傾向があるようです。
・チョコレートをもらったお礼を言わない人
・チョコレートをもらったお礼をちゃんと伝える人
来年も、チョコレートをもらえるのは後者です。当たり前ですが、ついつい気恥ずかしくなるモノです。
それでも、「チョコレートをもらえてうれしかった。あと美味しかったよ。」と伝えることが、来年のバレンタインデーの備えとなります。
③応用:収集癖を利用する
こちらは応用編です。
誰しも収集癖があります。あらゆる収納棚や収納ボックスがすぐに満杯になるのには理由があります。
それは、空いたスペースを嫌がるからです。
つまり、プレゼントにも、人の収集癖を活用する方法があります。
もし、可能なら「集めたくなるようなモノ」をプレゼントするのもおすすめです。
・キャラクターのぬいぐるみ
・ピアス
・毎年新作が出るモノ
・ミニチュア
などが、収集癖をくすぐります。もちろん、王道は「相手が欲しいものをプレゼントする」です。
いくつかプレゼント候補をもらって、収集したくなるようなものがあったら、それを選びましょう。
渡すときは「来年は、違う色のものを渡そうか?」と聞いてみましょう。
今回のブログの参考になった4冊の本
色々な本から、影響を受けているので全てをご紹介することは難しいですが、今回は4冊参考文献として取り上げます。
今回ご紹介した内容について、もっと知りたい人。心理学やマーケティングに関心のある人におすすめです。
シュガーマンのマーケティング30の法則
マーケティングを知りたいなら。これ。という本。
マーケティングや人の心理に関する法則を30個しれます。マーケティングの本では、かなり読みやすく作られている点も魅力的です。
「マーケティングに関心があるけど、固い本ばかりで良くわからない」
そんな人は、シュガーマンのマーケティング30の法則がおすすめです。
影響力の武器
影響力の武器から受けている、影響は計り知れません。
基本~応用の心理学について学ぶことができます。こちらは、影響力の武器の最初のシリーズです。
正直、これだけで充分なくらい。情報量の密度が高いです。
影響力の武器 戦略編
影響力の武器 戦略編は、より戦略的に影響力を活用する方法を知れます。
具体例が豊富なので「心理学の使い方を知りたい」という人におすすめです。
ORIGINALS
人の評判が拡散しやすくなった。(バレンタインデーにチョコをもらう方法の10個目)で参考にした本。
「誰もが人と違うことができる時代」
というメッセージで書かれた本です。心理学やマーケティングとは異なる内容ですが、自分の力や魅力を発揮したい人におすすめの本です。
心理学的にチョコをもらう10の方法と失敗しないお返し【まとめ】
今回は、バレンタインデーにチョコをもらうための方法を「心理学」と「マーケティング」から10個ご紹介しました。
無理やりバレンタインデーに結び付けている部分もありますが、心理学やマーケティングの楽しさについて、伝われば幸いです。
また、個人的には「チョコをもらうこと」よりも「良いお返しをすること」の方が、難しく、価値のある事だと思います。
なかなか聞きにくいことではありますが、お返しについては、是非何が欲しいかを聞いてみてください。
今週のお題「チョコレート」