今回は、私が子供の頃に好きだった本についてご紹介します。
私自身、読書が好きになったのは「子供の頃に面白い本に出会えたから」です。
子供の頃に、たくさんの面白い本に出会えていなかったら、今のようにたくさん本を読もうと思うことは無かったと思います。
実際に、学校の国語の授業は正直退屈でわかりにくく、本嫌いになった人も多いと思います。(読書嫌いが増える理由が国語の授業だと思う理由はこちらから)
だからこそ、子供のころに面白いと思った本をご紹介していきます。今回ご紹介する本がきっかけで、一人でも多くのお子さんが本を好きになってもらえれば幸いです。
大好きだった絵本
まずは、大好きだった絵本を3冊ご紹介します。
どんな人も、一番最初に本と出合ったのは「絵本」だったと思います。もしかしたら、名作の絵本は子供の子供(孫)の時代にも残っているかもしれません。
子供も、孫も同じ絵本で育ったら素敵ですね。
はらぺこあおむし
絵が特に好きでした。色彩豊かな表現。どんどん大きくなるあおむし。
幸せなエンディング。ページに空いた穴が子供心をくすぐったことを覚えています。
ぼくを探しに
絵本では一番好きな本です。
一部、かけらが足りない「ぼく」が、足りないかけらを探していくストーリー。
最後、かけらを見つけるものの、結局手放してしまいます。
「足りていない自分でいい」
そんな風に言われた気がしました。
ぐりとぐら
2匹のネズミの物語。
絵本らしく、仲良しのネズミの物語ですが、いくつもバリエーションがあります。
私は「森の中でカステラを焼く話」が好きだった記憶があります。
大好きだった小説
続いて小説です。
小説の世界は不思議に満ちていて「本当にこんな世界があるかもしれない」とワクワクしながら本を読んだことを覚えています。
バーティミアス
若い魔術師と中級の妖霊が大活躍する物語。本当に、こんな世界があったら良いな。と思うほどワクワクしました。
若くて優秀だけど、経験不足の魔術師と経験豊富で、実力のある妖霊のコンビは最高でした。
とはいえ、妖霊自体も「最強では無い」ので、あらゆる戦略を活用し、泥臭く勝利を納める所に胸を躍らせた記憶があります。
スケールが大きく、どこまでも没入できるファンタジーの世界。お子さんと一緒に、大人も楽しめるファンタジー小説です。
勇者の剣(レッドウォール伝説)
ネズミが主人公のファンタジー。児童書とは思えないほどの大ボリュームですが、動物たちの描写がかわいらしく、世界観の作りこみも素晴らしいです。
あくまでネズミなので、非力で日陰者です。そんなネズミたちの勇気に、強い敵に立ち向かっていく姿に、勇気をもらえます。
あまり有名な本では無いかもしれませんが、本が好きなお子さんなら、確実に楽しめると思います。
ダレン・シャン
子供の頃に夢中になって読みました。吸血鬼になってしまった青年の物語。
後半にかけては少し内容が難しく、過激になってきた印象がありましたが、没頭して読み込んだ記憶があります。
漫画や映画化もされている、超人気作です。
セブンスタワー
ザ・ファンタジーな本で、ワクワクが止まりません。
闇の世界で、唯一光を発しているのは「タワー」だけ、そこは虹色に輝いていて、澄んでいるのは選民のみ。
父親が亡くなった主人公は、選民の地位を維持するために「サンストーン」を探す旅に出る。
主人公と一緒にした冒険の思い出は、今でも輝いています。
かいけつゾロリ
主人公のゾロリが旅をする物語。
ギャグや下ネタがあったりして、こどもからすると刺激が強い。と思った記憶があります。
夢のあるストーリーで想像力を掻き立てる本でした。
カラフル
日常系小説・漫画のおすすめ14選でもご紹介した本です。(詳細はこちらから)
他人の人生を突然生きることになった少年の物語。強く、たくましく生きることの大切さを学びました。
学生時代にこの本に出会い、幸運でした。ですが、この本に、人生のどこかで出会えただけでも幸運だと思うような本です。
その他「14歳からの哲学」
個人的に今も忘れられないのが、この本です。
哲学の入門書ですが、私の人生観に大きな影響を与えました。哲学が何か。もわからない子供に対して、哲学的に考えることの大切さと魅力を教えてくれます。
道徳の授業も大切でしたが、哲学は「正解を教えない」ところが非常に興味深かったです。
若い時に、人生かけて考えるようなこと「人生・愛・正義」などについて、思考することは何物にも代えがたい価値があります。
【児童書のおすすめ】子供の頃に大好きだった本「まとめ」
今回は、子供の頃に大好きだった本を整理しました。
読書が楽しい。という感覚自体は一度身に付けてしまえば、半永久的に続きます。
これからどんどん成長していく期間に、面白い本とたくさん出合わせてあげることができれば、きっと本への抵抗感は減ると思います。