あなたは読書が好きですか?あなたのまわりの人、お子さんは読書が好きでしょうか?
残念ながら、世の中に読書好きは少ないです。趣味として、読書を挙げるのは就職活動くらいなものです。
それは、本がつまらないからでは無く、国語の授業のせいかもしれません。
ではなぜ、国語の授業が日本人の読書嫌いを増やしているか。について考えていきます。
もちろん、全ての先生や授業に対しての批判ではありません。あくまで可能性があるだけです。
それでも、国語の授業はもっと良くなれると思います。
最後に、読書好きを増やす方法についても考察していきます。読書嫌いのお子さんを一人でも減らすきっかけになれば幸いです。
子供が読書嫌いになるのは国語の授業のせいだと思う理由
あなたの子供時代や、お子さんは「絵本」や「図鑑」が好きでしょうか?
また、ゲームの攻略本や、電車の本が好きだった人もいるでしょう。
なのに、なぜ大人になってから、読書を習慣化している人が少なかったり、読書嫌いが多いのでしょうか?
それは、国語の授業がつまらなかったからかもしれません。
国語の授業で扱うのは、宮沢賢治や芥川龍之介などの文豪の本が多かったと思います。
もちろん、時代背景の勉強になったり、文学的に優れていることは事実です。しかし、子供が読んで面白い本では無い場合があります。
「何を言ってるかよくわからない」
「なんの話か分からない」
「作者の気持ちなんてわからない」
そんな風に思ったことが、あなたも一度はあると思います。子供のことは理解できない次元の文章を授業で読ませていたのが、読書嫌いを作る理由の一つです。
なぜなら、小説や物語はつまらないし、よくわからない。と思わせてしまうからです。
もし、国語の授業で「ハリーポッター」や「かいけつゾロリ」などが題材だったら、読書嫌いの人は減っていたかもしれません。
特に初等教育では、「本や文学の楽しさを教える」時間があっても良いかもしれません。
国語以外、全ての科目で「面白い」を思ってもらえれば、自然と学力は向上すると思います。
国語の授業はもともと文章を読むのが得意な人しか好きになりにくい
先ほどご紹介した「そもそも題材が子供に合わない」ことによって、国語が良くわからない科目になった人は多いと思います。
「他の科目は勉強すれば出来るのに、国語だけは伸びない」
「あいつは勉強していないのに、国語だけできる」
そのようになってしまうのは、元々読むことが得意な人しか高い成績を取りにくいからです。
それでは、努力しても成果が出ない=つまらない。となるのも当然だと思います。
ちなみに、私は国語が好きで、算数の時間に国語の教科書を読んでいるタイプでした。そのため、先天的な読書好きです。
「では、文章を読むのが得意でなかった人はどうすればいいか」
この対策については、こちらでご紹介しています。読書嫌いという思い込みを無くせば、本を読むことの抵抗が減るはずです。
お子さんが、読書好きになる可能性があるアイデアは、この後ご紹介します。
子供が読書好きになるにはどうしたらいいか【3つのアイデア】
では、ここからはお子さんが読書嫌いにならないための方法を3つご紹介します。
①子供が面白いと思う本を読ませる
②親が読書を楽しむ
③本を隠す(裏技)
お子さんが面白いと思う本を読ませる
まずは、お子さんが読んでいる本を好きなだけ読ませてあげましょう。
どんな本でも構いません。たとえ、勉強にならなそうな本でも問題ないです。
・図鑑
・車の本
・絵本
・ファンタジー
なんでもいいです。大切なのは、読書を通じてこんな気持ちになってもらうことです。
「本を読むのは楽しい」
「本は知らない知識が学べる」
「読書をするのはワクワクする」
本を読んでいるお子さんを見かけたら「頑張っているね」「努力して偉いね」とほめてあげましょう。
間違えがちなほめ方は「才能があるね」「良い結果が出たね」です。この辺については、この本を読むと詳しくわかります。
親が読書を楽しんでいる姿を見せる
続いて、親が背中を見せることです。
意外と、親の言うことは聞いてくれないですが、マネはしてくれます。人には「ミラーニューロン」という機能があります。
これは、見ているだけで、自分も追体験する脳みその機能です。
人はみな、マネをすることで学びを深めます。お子さんのころはその傾向が顕著です
だからこそ、お子さんの前で「本を読む」「夫婦で本の話をする」ことが読書好きな子供を増やす秘訣です。
あえて、本を隠してしまう
子供のころ「ダメ!」と言われたことをやってみたいと思うことは無かったでしょうか?
子供のころは好奇心の塊です。そのため、あえて本を隠すのも一つの方法です。
・わかりやすく、こっそり本を読む
・本のある部屋に行かせないようにする
何をしても本を読んでくれないお子さんには、使い方によっては効果的かもしれません。
もちろん、ある程度本に興味を持ったら「頑張っているから、特別に読んでいいよ」と言ってあげれば、より読書のモチベーションが上がると思います。
あなたや子供が読書嫌いな理由が国語の授業のせいだと思う理由「まとめ」
今回は、子供が読書嫌いになる可能性の一つをご紹介しました。
先生や教科書を作っている人は「子供のために」と思って、全力で仕事をしてくれています。
しかし、国語の先生になったり、教科書を作れるような人は「読書好き」や「文字を読むのが得意」な人が多いと思います。
もっと多くの人に「国語」や「活字」を好きになってもらうためには、少しハードルを下げたり、面白さを加える方が良いと思います。
もし、お子さんが何かしら本を楽しんでいるなら、是非褒めてあげてください。
あなたが本を読むのが苦手なら、楽しいと思える本を読んでください。読書以上にインプット効率が高く、幅広い情報を得られる手段はありません。
もちろん、娯楽としても面白いのもポイントです。