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「教養としてのワイン 書評」ワインの歴史や産地の概略を教養として学ぶ「本レビュー」

ワインって面白いな。と思って、2年近く前から少しずつ飲み始めています。

 

あらゆるお酒がそうですが

・歴史
・産地の違い
・生産者のこだわり
・品種による違い
・気候の差

 

などなど、様々な要素がワインには影響を与えています。

 

ワインという飲み物を楽しむ以外にも、人と一緒に飲んだり、歴史への知識を深めていくことで、ワインの楽しさをどんどん知ることができます。

 

そんなワインについて、ざっくり知れる本(教養としてのワイン)の書評です。今回は、いつもよりはコンパクトにまとめているつもりです。

 

ちなみに、すでにワインに詳しいよ。という人には物足りないと思います。※今回の書評も初心者向けの、ざっくり知識です。

 教養としてのワインがおすすめな人

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まずは、この本がおすすめな人を整理します。全ての本がそうですが、合う・合わないは、その人の状況や知識量によって異なります。

 

・ワインについて関心がある
・ワインをほとんど知らない
・全体的な知識をざっくり知りたい

 

こんな人におすすめです。

 

教養としてのワインでは、中級者/上級者には物足りなく感じたり、情報の精度で一部難がありそうだからです。

教養としてのワインで学べること

ここからは、教養としてのワインで学べること5つピックアップします。

 

・オールドワールドの歴史と特徴
・ニューワールドの歴史と特徴
・なぜ、フランスワインは世界一なのか
・ワインのビジネス化
・未来の成長が期待できるワイン

 

オールドワールドの歴史と特徴

オールドワールド:フランス/イタリアなどの欧州産のワインのこと。

 

もともと、ワイン中東やジョージア国が起源とされていますが、ワインの歴史に最も大きな影響を与えたのは欧州だと思います。

 

・厳密な産地の管理
・厳密な品種管理
・アルコール度数やブレンドなど品質の管理

 

など、様々な要素が法律や地域のルールとして厳格に決められています。そのため、ある意味では分かりやすい・シンプルな分類ができるのがオールドワールドの特徴です

 

○○産の○○クラスのワイン=高い

 

など、産地やランクを見ればワインの良し悪しが判断しやすいからです。

 

そんなオールドワールドがワイン文化を深めた歴史や、国や産地ごとの特徴について学べます。

ニューワールドの歴史と特徴

ニューワールド:ヨーロッパ以外の国で作られるワイン

 

ニューワールドでは、オールドワールドと異なり、自由なワイン生産がおこなわれています。

 

そのため、カテゴライズも難しく、○○=良いワイン。と簡単に割り切れない部分もあります。

 

しかし、ニューワールドでは、その自由さから独創的なワインや、コスパの優れたワインを生み出す力があります。

 

たとえば、欧州の一部の地域では、降水量が少なくても水の散布は出来ません。その年の特徴や地域性を保つためです。

 

しかし、ニューワールドの代表格の一つ、アメリカでは、当然のように水を散布し、最適な状態で葡萄を生産します。

 

そんなニューワールドですが、もちろんワインの生産に関しても国や地域ごとに歴史と違いがあります。

 

そんな違いや歴史について学べます。

 

「なぜ、アメリカワインが高い評価を得ているのか

 

理由を知って飲むのと、知らずに飲むのには大きな差があります。

なぜ、フランスワインは世界一なのか

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ワインと言ったら、フランスが一番。そう思うかもしれません。実際に、権威性で言えば、フランスワインは世界一です。

 

ロマネ・コンティ
・ドン・ペリニオン
シャンパ

 

これらが生産されているはフランスです。

 

では、そんなフランスワインが世界一な理由はなんでしょうか?教養としてのワインでは、これらが紹介されています。

 

・歴史がある
・徹底した品質管理
・ワイン生産への厳密な法

 

つまり、国や地域を挙げてワイン生産にまい進してきた結果、今のフランスがあります。

 

産地(土壌や気候)だけのポテンシャルでは無く、国策としてワインに取り組んでいる。その実績がフランスワインの強みです。

ワインのビジネス化

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ワインは、投資先としても注目を浴びています

 

教養としてのワインの作者。渡辺順子さんが、ワインのオークションに関わっていることもあり、ワインの投資対象としての価値についても触れられています。

 

生産量が大きく変動しない、プレミアムワインは、その年によって味も異なります。

 

今年のワインと、来年のワインが全く違うものになる場合もあります。

 

そんな、不連続性から、ワインが投資対象なるようです。つまり、希少性が高いということです。

 

さらに、ワインは長期保存ができ、長期にきちんと管理されているほど価格は上がります。

 

この辺は、アンティークと同じような意味あいと考えられます。

未来の成長が期待できるワイン

フランス・イタリアなどのオールドワールドのワイン。また、ニューワールドをけん引する、アメリカやチリのワイン。

 

それ以外にも、今後の活躍が期待できる産地として、こちらが紹介されています。

 

ニュージーランド
・オーストラリア
・日本

 

地球温暖化の影響や気候変動もあり、ワインに最適な産地は北上していく可能性があります。

 

また、これまではワインの生産文化やノウハウが無いため、生産地のポテンシャルを活かせていない場所もあります。

 

つまり、強力なワインの生産国が新しく生まれる可能性は充分にあります。

 

「やっぱり、コスパに優れたワインはニュージーランドだよね」

そんな風に社会が変わる可能性があると思うとワクワクしますね。

結論:ワインについてもっと知りたくなる本です

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結論です。教養としてのワインは、ワインへの知識欲を高めてくれる入門書です。

 

・ワインの評価=パーカーポイントになっている
・若干体験談的なエピソードが多い

 

という欠点はあるものの、初心者に寄り添って書かれている丁寧な本です。

 

「ワインなんてよくわからん」
「ワインと産地の関係性なんてあるの」

 

そんな風に思っている人でも、これからはワインの選び方が変わる。そんな本です。

 

www.yoblog.org

 

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