シャトレーゼの樽出し生ワインを、実際に飲んだのでレビューします。
最近では、テレビやネットで話題になるシャトレーゼ。実は美味しいワインも作っています。
飲んでみた感想は「コスパが高い」です。754円で飲めるワインとしては、かなり本格的だと言えます。
そして、シャトレーゼのことが心配になりました。
なぜなら、この価格で樽出し生ワインを販売した場合、他のシャトレーゼのワイン(瓶詰)を買う人がいなくなりそうだから。
当然ですが、コスパが高い=価格が安いではありません。
費用対効果なので、コストに対してのリターン(味)が美味しい。ということです。
今回は、そんなシャトレーゼの樽出し生ワイン(のレビューです。※白ワインは後半で。
- シャトレーゼとは「みんなのお菓子屋」
- シャトレーゼの樽出し生ワイン。4つの特徴「赤白共通」
- シャトレーゼの赤ワインを実際に飲んでみた「レビュー」
- 他にも、シャトレーゼでは瓶詰めワインを販売している
- オマケ:樽出し生ワイン(白)も飲んでみた「レビュー」
- シャトレーゼの樽出し生ワインを飲んだら心配になった話【まとめ】
シャトレーゼとは「みんなのお菓子屋」
シャトレーゼとは、山梨県に本社を置く会社で、元々は和菓子の販売がメインだったようです。
スタートは4坪の焼き菓子屋でした。
現在ではこれらの製品の提供も行っています。基本的には、低価格帯で庶民的なお店です。
・ケーキ
・和菓子
・アイス
・ピザ
・ワイン
自社工場で生産し、中間業者を介さずに各店舗に送っているため、低価格が実現できています。
基本の考え方は工場直販。というイメージです。
シャトレーゼとは、「シャトー(城)」と「レザン(ぶどう)」を意味するフランス語の造語です。
こういったところからも、シャトレーゼがワインに高い関心がある事を伺えます。
創業者が父親から「ブドウもちゃんとやれよ。」と言われていたようなので、その影響もあるでしょう。
シャトレーゼの樽出し生ワイン。4つの特徴「赤白共通」
シャトレーゼの蔵出し生ワインには、こんな特徴があります。
1.ボトルは持ち込み制で交換式
2.無濾過で非加熱の生ワイン
3.賞味期限は2週間
4.2種類のワインがある
シャトレーゼのワインが高コスパなのは、シャトレーゼが広告宣伝費を一切使わず、原価を最大限に下げているからです。
1.ワインボトルは持ち込み制で交換式
シャトレーゼで最初に生ワインを購入する時は、ワインボトルを購入する必要があります。(157円)
そのボトルに店員さんが樽からワインを入れてくれます。
「すみません。生ワインの赤が欲しいのですが」
「ボトルは持っていません。」
と店員さんに伝えれば、新しいボトルにワインを注ぎ、会計をしてくれます。
ボトルがリユースされるので、経済的で環境にも優しいです。ゴミを捨てなくていいのは、家事の面でも楽でありがたい。
ボトルのつくりはシンプルで、ワイヤーとプラスティックの蓋で、ワインボトルに栓ができるようになっています。
一本飲み切れなくても、簡単に保管できます。
とはいえ、一度しか生ワインを購入しない場合でも、ワインボトルの購入が必要なのはデメリット。
しかし、樽から通い瓶にその都度補充するシステムのため、コストと環境負荷の軽減が出来ています。
シャトレーゼワインの価格を下げる方法として、通い瓶を採用しています。
この通い瓶システムを2000年ごろから行っている。というのが、先見の明を感じます。
2.無濾過で非加熱の生ワイン
生ワインとは、日本で生まれた言葉との説があります。日本のワイン全般に言えることですが、厳密な定義がある訳ではありません。
基本的には、これらの要素を満たしてます。
・無濾過
・無添加
・非加熱
通常、赤ワインは「澱(おり)」と呼ばれる沈殿物を、ろ過⇒加熱殺菌して販売されています。
生ワインでは、無濾過のため澱が残っています。そのため、ワインの特徴が生きている(加工されていない)状態になっています。
※シャトレーゼの赤ワインでは特に澱を感じることはありませんでした。
もちろん、生ワイン=良いモノ。では無く、あくまでワインのカテゴリーの一つです。
コーヒーで言えば、フレンチプレスとペーパーフィルターでの抽出と似ています。
どちらかが、優れている訳では無く、キャラクターが異なるだけです。
ですが、生ワインならではのフレッシュ感は他では味わえない魅力です。
3.生ワインの賞味期限は2週間と短い
非加熱のため、賞味期限は2週間です。
ワインボトルの空気を抜いていないこともあるので、妥当な線だと思います。
シャトレーゼの基本の考え方として「無添加・減添加」という考え方があります。添加物を使えば長持ちするけど、それは企業のわがまま。
こう考えているからこそ、日持ちしないワインを販売しています。
バキュバンなどで、空気を抜けばもう少し長持ちするかもしれません。
生ワインは一度買って、寝かしておくことは出来ないので、その点は注意が必要です。
飲む前の日か当日に買いに行くのがおすすめです。
※普通のボトル入りワインのおすすめはこちらから。
4.2種類の樽出し生ワインがある
樽出し生ワインは赤ワインと白ワインの2つの種類があります。
・カベルネソーヴィニヨン(赤)
・シャルドネ(白)
どちらも飲みましたが、個人的におすすめは「赤ワイン」です。
シャトレーゼの赤ワインを実際に飲んでみた「レビュー」
では、シャトレーゼの赤ワインを実際に飲んでみた感想です。他の口コミをみても、評価は高そう。
スッキリとした飲み口だが、後味は本格派
まず、口に入れてすぐはブドウの香りがしっかりします。他のワインと比較して、ぶどうの果実感は高いと思います。
大げさに言えば、飲んで0.2秒くらいはブドウジュースの味がします。大袈裟ですが。
最初は非常にカジュアルで親しみやすい香りですが、後味は本格的です。
ワイン樽で熟成された、本格ワインの香りが後味でします。
ちなみに、シャトレーゼのホームページではこのように紹介されています。
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無濾過・非加熱の≪生ワイン≫のため、まろやかな口当たりです。重厚な味わいで、赤身の肉料理と非常に相性がよい。ハーブやベリー系の香りが印象的な、若々しい味わいのワインです。主体品種:カベルネ・ソーヴィニヨン(輸入ワイン使用)
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シャトレーゼの生ワインは他の赤ワインと比べてどうか
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個人的に、コスパ最強ワイン(低価格部門)では、こちらが四天王ですが、味わいの満足度は同じくらいです。
リンク
「欠点」シャトレーゼのワインボトルは注ぎにくいので少しこぼす
あくまで個人の感想ですが、ボトルからワインが注ぎにくく感じました。
具体的には、普段ワインをこぼす量に対して、2倍くらいはこぼした気がします。
ボトルの注ぎ口の形が理由と思います。(注ぎ口が厚い)
こういったアイテムを使うと安心です。
他にも、シャトレーゼでは瓶詰めワインを販売している
シャトレーゼの店舗では、他にも多くのワインが販売されています。
まだ飲んだことが無いので、レビューは出来ませんが、いずれ飲んでみたいものです。
とはいえ、樽出し生ワインが美味しすぎたので、逆にハードルが上がっているのは事実。
確実に美味しくて安い、樽出し生ワインがあるのに、他のワインを選ぶのには勇気が必要。
オマケ:樽出し生ワイン(白)も飲んでみた「レビュー」
あまりに赤ワインが美味しかったので、白ワインも飲んでみました。
例によって、シャトレーゼホームページからの引用はこちら。
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無濾過・非加熱の≪生ワイン≫のため、まろやかな口当たりです。 白い花や、グレープフルーツのような柑橘系の香りとナッツのような香ばしい風味が特徴。魚介類の料理に相性抜群な白ワインです。主体品種:シャルドネ(輸入ワイン使用)
爽やかな酸味と、フルーティな香りが、ブドウのうま味を感じさせました。
日本食やパスタなどとの相性も良いので、日本人の食事と合わせるなら、白ワインの方が万能かもしれません。
食事と一緒に飲みたくなる。爽やかで癖の少ない、フレッシュなワインです。
※個人的には、赤ワインの方が感動しました。
シャトレーゼの樽出し生ワインを飲んだら心配になった話【まとめ】
今回は、シャトレーゼの樽出し生ワインのレビューでした。
ケーキやアイス、お菓子などが話題になるシャトレーゼですが、ワインの実力も非常に高い。
私は甘いものは、72%のチョコしかほぼ口にしないので、シャトレーゼとは縁がなかったのですが、これからは変わりそうです。
もし、ワインが好きなら一度は試す価値があります。
基本的に、生ワインを飲もうと思ったら国産しかありません。海外から輸送できるほど日持ちしないからです。
これまで、1,000円くらいのワインだけを飲むことが多かった人は、美味しさにびっくりするかと思います。
「安いのに、美味しいワインが飲みたい」
そんな時におすすめです。初めてのワインにもおすすめ。
1,000円以下でここまで美味しいワインは貴重だと思います。
以上、シャトレーゼの樽出し生ワインのレビューでした。
缶入りのワインは「一人で飲みやすい」「アウトドアで便利」「ごみの処理が楽」など、ボトル入りとは異なるメリットがあります。
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