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美味しくないガムを噛み続ける人は、サンクコストとは。を知っておくべき

さて、私の人生で大切にしている考え方シリーズ?第三弾です。続編の予定は未定です。今回は、サンクコストです。

 

第一弾は「パレートの法則

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第二弾は「トレードオフ

 

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サンクコスト(埋没費用とも言う)は、経済学の初歩の知識ですが、経済学に関心が無い人でも、知っていて損しない知識です。保証します。

 

サンクコストとは、取り返せない損出を引きづるのは辞めよう。という考え方です。

 

投資でいえば、損切りに近い考え方です。

 

「この映画つまらないけど、とりあえず最後まで見るか。」
「このスマホ使いづらいけど、まだ使えるんだよなー。」
「ここまで読んだから、最後まで読み切らないと。」

 

それは全て、サンクコストですよ。

 

今、このブログを読み始めて「つまらないな。」と思ったら、すぐに閉じて他のブログを見てください。これもサンクコストです。

 サンクコストとは

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先ほどお伝えしたように、サンクコスト=取り返しの効かないコスト。です。

 

・映画館の入場券
・居酒屋のお通し
・買ったけどサイズの合わない服

 

こういった、キャンセルのできない費用のことを、サンクコストと言います。

 

もちろん、お金だけではなく、時間や労力についても同様です。 

サンクコストの具体例

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具体的には、映画館の事例が最も有名でしょう。

 

1.映画館に入る
2.映画代の1,800円を払う
3.つまらない。見る価値が無いと判断する。(この時点でサンクコスト発生)

 

映画を見ていて(ドラマでも可)。これは自分には合わないな。と思った経験は誰にでもあると思います。

 

そんな時に、私たちには2つの選択肢があります。

①もったいないから、見続ける
②諦めて、映画館を途中で出る

 

経済学的に正しいのは「②」です。なぜなら、映画代は取り返せないサンクコストだからです。

 

このまま映画を見ていても、何も得るモノが無いのであれば、いたずらに時間を無駄に浪費するだけです。

 

つまり、トレードオフの観点でいえば、無駄な交換をしているようなものです。(つまらない映画を見る引き換えに、時間を消費している。)

 

このように、サンクコストとは、誰でも活用する場面のある概念です。

 

買ったけど、似合わない服を持っていることも同様です。無駄に部屋の場所を圧迫するだけで、何も得るものがありません。 

コンコルドという飛行機を知っていますか?

サンクコストを意識していないせいで、莫大な損出を出してしまった例と言えば、旅客機のコンコルドでしょう。

 

マッハ2.2で飛行できるコンコルドの開発は、250機の販売で採算が取れる予定でした。本来なら、世界中の旅行者が喜ぶ移動方法でした。

 

しかし、こんな理由により、商業的な失敗は目に見えていました

 

・早すぎてうるさすぎる
・使える空港が少なすぎる
・環境への悪影響が大きすぎる
・乗客が100人程度で、航空券が高すぎる
・メンテナンスコストが高すぎる

 

それでも、コンコルドのプロジェクトは強引に進められました。そして、結果的に250機以上の販売目標に対して、16台の量産機を世に出して、プロジェクトは終了しました。

 

これは完全にサンクコストです。

「ここまで努力したのだから、世に出したい」
「ここで辞めたら諦めたと思われる」
「売らなければ、一円も回収できない」

 

赤字の商売とは、お金を支払って商品を買ってもらっているようなものです。

 

100円のジュース売る時、100円以上お客さんに支払っているようなものです。

 

こんな事態になるのも、サンクコストを理解しきれていないことが理由です。(もちろん、優秀な人達が行ったプロジェクトなので、サンクコスト自体は知っていたはず。)

サンクコストの考え方はどうやって使えば良いのか?

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最後に、もう少し具体的にサンクコストの使い方をご紹介します。

 

サンクコストを使うべき場面は「撤退の時」です。

 

事業であれば、何年もかけて、お金を投資したけどその費用が回収できないことがわかったとします。

※新しいスマホを開発したけど、費用は高く、性能は他社に及ばないことがわかっていると仮定します。

 

それでも、人は「せっかくだから実現して、世に製品を出したい。」と考えてしまいます。

 

ですが、それはサンクコストです。これまで投資した「時間」や「お金」、「労力」は回収できません。

 

ならば、諦めて他の事業にリソースを割くのが正解です。

 

もう少し、身近な例だと料理があります。

 

料理を作っている時、塩を砂糖を入れ間違えてしまったとします。しかも、大量に入れてしまったので、後から挽回は出来ません。

 

こんな時は、料理を辞めて、もったいないですが、捨ててしまうのがベストです。

 

そのまま料理を続けても、誰も食べないので、より、食材やエネルギーが無駄になります。

 

「辞めるべきだろうけど、踏ん切りがつかない」
「ここまで来たから、一応終わらせておこう」

 

このように考えてしまうのは人の性ですが、経済学的には間違った選択と言えます。

美味しくないガムを噛み続ける人は、サンクコストとは。を知っておくべき【まとめ】

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これまで、いくつかブログを書いていて、何度か登場してきた3つの概念。

 

1.パレートの法則
2.トレードオフ
3.サンクコスト

 

毎回説明を加えるのは、読みづらくなるかな。と思って、一度整理してみました。

 

割と普通の考え方なので「そんなの当たり前じゃん。」と思った人も多いと思います。

 

ですが、こういった基本的な考え方はパレートの法則にのっとれば、大きな影響を与える部分なので、やはり重要です。

 

あなたの人生で、大切にしている考え方はなんでしょうか?

 

質問にすぐに答えられるくらい、しみ込んでいる考え方が、あなたの特徴かもしれません。