今回は、読書の邪魔になること10個をまとめます。
「読書に集中できない」
「読んでる本がなかなか終わらない」
「本だけにフォーカスしたい」
そんな人は、読書に邪魔が入っている可能性があります。そんな、読書の集中の邪魔をするものを10個ご紹介します。
邪魔ものさえ無くしてしまえば、もっと読書に集中し、効率の良いインプットが可能です。せっかく本を読んでも、文字を追うだけでは時間の浪費です。
IQ、努力、粘り強さ、MINDSETなど、読書や勉強に必要なことはたくさんあります。しかし、「集中すること」もこれらに負けず劣らず重要なスキルです。
しかも、比較的カンタンに底上げできる点も、集中力改善のメリットです。
読書の集中力を邪魔する10個のこと
ここからは、本を読んでいる時に邪魔してくるものを10個紹介します。
一つでも減らすことができれば、それだけで集中力が上がるはずです。今回ご紹介するのは、こちらです。
①現在バイアス
②午後
③散らかった部屋
④悩み
⑤雑音
⑥眠気
⑦スマホと通知
⑧娯楽全て
⑨動くもの全て
⑩人の声
①現在バイアス
現在バイアスとは「今」の方が「未来」よりも大切に思えることです。
・今が一番大切
・今は大変だから
・あとで頑張ればいい
・今はその時では無い
こんな考え方は「現在バイアス」です。つまり、今は疲れているから、本を読まずに、テレビを見よう。と思うのが現在バイアスです。
今も大切ですが、読書をするのは未来への投資でもあります。
「今日はもういいや」
そんな風に思った時は、これは現在バイアスになっていないか。と考えてみてください。
バイアスを無くす最初のステップは、バイアス自体に気づくこと。です。
②午後
午後の時間はこの後ご紹介する「悩み」や「眠気」などもあり、集中力が低下します。※実際は、人によって集中できる時間は異なります。
午前中は、睡眠によって脳みそがクリアになっています。また、意志の力も充電されているので、読書に集中しやすいです。
一方、午後になると疲れが出たり、意志の力が弱まります。結果的に読書に集中できない可能性があります。
休日は是非、午前中の読書に取り組んでみてください。
意志の力については、こちらの本がおすすめです。意志力の有効な使い方や、鍛え方がわかります。
③散らかった部屋
「ツァイガルニク効果」というものがあります。これは、やりかけているモノが気になることです。
つまり、出来たことよりも、出来なかったことの方が気になります。
やりかけの状態でほっとくのは、なんとなく気持ち悪いことがあると思います。これが、ツァイガルニク効果です。
つまり、散らかった部屋など「やりかけのモノ」は非常に気になります。そして、読書の集中の邪魔をします。
もちろん、散らかった部屋以外にも「やりかけのこと」があればあるだけ、集中力は削がれます。
できるだけ、やりかけで気になることを無くしておくのが、本に集中する秘訣です。
④悩み
悩みも「やりかけのこと」であるので、気になることです。つまり、ツァイガルニク効果です。
仕事やプライベートで悩みがあると「あの仕事どうしよう」という思考が生まれやすいです。
そのため、できるだけ悩みが無い状態の読書が理想です。とはいえ、簡単に無くなる悩みなど無いです。そんな時はこちらの2つのことを読書前に行ってください。
①瞑想
②有酸素運動
これらの活動はストレス改善が期待できるので、読書「前」がおすすめです。瞑想については、こちらの本がおすすめです。
⑤雑音
人によりますが、繊細な人は「冷蔵庫の音」「換気扇の音」「外の音」が気になります。
特に、不定期に発生する音があると、集中力が阻害されます。
①耳栓をする
②音楽を聴く
この2つの対応がおすすめです。読書中に聞く音楽のおすすめはこちらから。
⑥眠気
読書は「静」の作業です。動き回りながら、読書することは少なく、座って読むことが多いです。
そのため、読書中の眠気については、立って読む・歩きながら読む。がおすすめです。
源流改善としては、午前中の読書が眠くなりにくくおすすめです。読書は姿勢によって、集中力が変わります。詳しくはこちらから。
⑦スマホの通知とSNS
スマホの刺激は非常に強いようで、知的作業において最も邪魔になるモノは「スマホの通知」です。
目の前にスマホがあるだけで、集中力が下がる。といった研究もあります。
そのため読書中はこれらの対策が集中力改善におすすめです。
・スマホの電源を切る
・スマホを目に入らない場所に置く
・スマホを別の部屋に置く
この3つから、お好きな方法を選んでください。
⑧娯楽全て
漫画・テレビ・ラジオ・ゲームなど、全ての娯楽は読書の邪魔です。
スマホと同様、目に入らない環境が理想です。しかし、読書のたびにテレビや本棚を動かすのは難しいと思います。
そんな時は「ご褒美として残しておく」のが、読書の集中力改善におすすめです。
ちなみに、タイマーをかけて「30分読書したら、10分ゲームする」など、ルール化するのがおすすめです。
スマホのタイマーでは、スマホが目に入るので、私はスマートスピーカーでタイマーを設定しています。
しゃべりかけるだけで、タイマー設定ができるので便利です。勉強や筋トレ、掃除など、あらゆる場面でタイマーは有効です。
時間制限があると、人は前向きに努力ができます。
⑨動くもの全て
目の前でウロチョロと動くもの全て、読書には邪魔になります。
・ペット
・人
・画面
とにかく、目の前の景色が変わらないことが重要です。こちらについては、対処が難しいこともあります。
あなたの生活環境に合わせて、時間や場所を調整してください。
読書におすすめの場所のメリットとデメリットについては、こちらで整理しております。
⑩人の声
人の声は非常に気になります。もちろん、テレビなどから聞こえて来る音も同様です。
そのため、できるだけ人が少ない場所の読書がおすすめです。
もちろん、図書館や静かな喫茶店などは「人の目を気にすること」で、逆に難しい本を読み続けることも可能です。
人の目は読書に対して、ポジティブな効果もあります。しかし、音だけは邪魔になる可能性が高いです。
読書中に邪魔になること10個を排除し、集中する方法「まとめ」
今回は、読書の邪魔になることを排除し、集中するための方法についてご紹介しました。
集中力は、あらゆる生産的な活動の源流です。詳しく知りたい。集中力を上げる方法を知りたい。
そんな人は、この本がおすすめです。「フォーカス」作者:ダニエル・ゴールマン
集中力を自在に操ることができれば、仕事も恋愛も自分の実力を最大限に発揮することができます。
せっかく、読書の時間を確保することができるなら、その時間を最大限有効に活用できるようにしましょう。