読書が苦手、出来ないと思うのは確証バイアスが理由かもしれません。バイアスはどんな人でも、陥る思い込みです。
具体的に、確証バイアスとはこちらです。
・自分が信じていることの裏付けを探す心理
・自分が信じていることを、否定する理由を見ない心理
つまり、読書が苦手だと思ったり、本を読むのが続かない人は、自分の間違った思い込みを信じ切っている可能性があります。
「本を読むのが苦手」
「いつも途中で挫折してしまう」
「どうせ、自分に読書は向いていない」
それには、単なる思い込みの可能性があります。もし、そんな思い込みを無くすことができれば「実は読書が出来る」と気付けるかもしれません。
あなたが読書嫌いだと思い込むバイアスの例
まずは、あなたが読書嫌い・読書が続かないと考えている時のバイアスについてご紹介します。
ここでは①バイアスとは何か②読書では、どんなバイアスが発生するか。についてご紹介していきます。
もちろん、最後にバイアスから逃れる方法もご紹介します。
バイアスとは何か【具体例】
バイアスとは、見たいものだけを見て、見たくないことから目を背けることです。
【信頼している・好きな人に起こるバイアス】
・あの時冷酷に見えたのは、その人のためを思っての行動
・あの時冷酷に見えたのは、仕事で悩んでいたせい
・レジの人にお礼を言うなんて素敵
・自分投資先は、今はたまたま流れが悪いけどきっとうまくいく
【信頼していない人・嫌いな人に起こるバイアス】
・あの時冷酷に見えたのは、正確が悪いから
・あと時冷酷に見えたのは、仕事のストレスのはけ口にしている
・レジの人にお礼を言っていたのは、周りに人が居たから
・あの時投資しなかったのは、いつかは失敗すると思っていたから
このように、バイアスという色眼鏡を、人はいろんなところで自然と集めてしまっています。
誰しも、完全にバイアスから逃れることは出来ません。
読書で起こるバイアスの具体例
読書でも、このようなバイアスが起こります。
例えば、読書が苦手だと思っている人が、たまたま気に入った本を見つけて、2,3日で読み切ったとします。
その時に、読書嫌いのバイアスがかかっていると、こう思います。
「たまたま作者の表現方法と、自分の価値観があった」
「内容がカンタンだったから。難しい本は無理」
「あの時は、たまたま本を読みたい気分だったから」
つまり、しっかり本を読むことができたのに、なぜかその事実を自らもみ消してしまいます。
逆に、本が読めなかった時はこう思います。
「読書中に寝たのは、自分が活字アレルギーだから」
「内容が難しくなると、途端に読む気が無くなる」
「たいていは、本を読みたい気持ちにならない」
もちろん、こんな風に思うことを否定するつもりはありません。しかし、「自然に思うこと」と「思っていることを理解していること」は別です。
もし、本が苦手だと思うなら、全てが苦手だと思うのではなく、得意な本と苦手な本を探しましょう。
それが出来れば、あなたは読書嫌いでは無くなります。
・○○な本は好きな人
・○○な本は苦手な人
以上のように、適切に自分を理解することができます。
読書嫌いのバイアスを無くす4つの方法
ここからは、読書嫌いのバイアスを無くすための方法をご紹介します。
正直、ここまでこのブログを読めていれば、1,300字以上読めているので、活字アレルギーでは無いと思います。
さらに、活字を好きになる方法をご紹介します。
①バイアスに気づく
②自分の考えている限界を超えてみる
③本を読み切る経験を積む
④人はどんなことでも成長できると知る
①読書が苦手というバイアスに気づく
まずは、自分が「読書が苦手」と思っているバイアスに気づくことが大切です。
もちろん、事実として読書が苦手かもしれません。それでも、「もしかしたら、思い込んでいるだけかもしれない。」と考えてください。
認知に関するバイアスで最初に必要なのは、そのバイアスに気づくことです。
②自分の考えている限界を超える
続いて、自分の考えている限界を超えて「やれば出来る」感覚を手に入れましょう。具体的には、こんなイメージです。
・自分は一日に一冊本を読むことは出来ない
・自分は3時間以上本を読むことは出来ない
・自分に、こんな難しい本は読めない
このような考え(バイアス)があるなら、それを覆してみましょう。
一日で一冊半本を読めれば、あなたの思い込みは勘違いだった証明ができます。
大変なトライですが、自分の限界を超える経験は気持ちが良いものです。
③本を読み切る経験を積み上げる
②で実践した内容に加えて、本を読み切る経験を積み重ねていきましょう。
具体的におすすめの手法はこちらです。(リンクで関連記事に飛びます)
・本を読むと眠くなる時の対策
リンクに飛ぶのがめんどくさい人は、まずはこの方法で読み切る力をつけてください。
・眠くなったら立つ
・とりあえず1ページ読む
・できるだけ、毎日本に触れる
・とりあえず、さらっと読む
・移動中やお風呂でも本を読む
どんな方法でも構いません。大切なのは「本を読み切った経験」を積み重ねていくことです。
④人はどんなことでも成長できると知る
最後に、絶対に忘れてはいけないのが「人は成長できる」と考えることです。
どんな人でも「これは成長できる」「これは成長できない」と思っていることがあります。
これらの内容について、全て「成長できる」と思えない人は、この後ご紹介する本がおすすめです。
・歌唱力
・料理
・人との交渉
・友達を作る
・プレゼン
・スポーツ
・絵を描くこと
・手芸
ここでご紹介した項目全て、確実にやればできます。あなた自身についても、あなたの家族や子供にも、必要な知識は「やれば出来る」です。
そのエビデンスや、やれば出来るを実践し続けるための秘訣は「MIND SET」が一押しです。
読書が苦手なのは、確証バイアスだと思う理由「まとめ」
今回は、読書が苦手だと思い込んでいるのが、確証バイアスである理由。そのバイアスを無くす「デバイアス」についてご紹介しました。
小さなチャレンジでも、小さな成功体験でも構いません。
何度も何度も繰り返していく経験が、あなたの思い込みを無くして、可能性を広げてくれるはずです。
これは読書に限らず、全てのことで使える方法です。