女性が好きな男性なら、一度は経験したことのある「女性の前での見栄っ張り」。これは、進化心理学的には、しょうがない事かもしれません。
私が最初に、女性の前で見栄を張った経験は、幼稚園生の時に、ブランコから飛び降りたことです。
他にも、男性は自分がキレイだと感じる女性の前に立つと行動が変わります。
例えば、スケボーをやっている時、キレイな女性がいる時は
・難しい技をやる
・テストステロンが分泌されている
・痛くても気にしていないふりをする
などなど、不思議な傾向があるようです。
そんな、男性限定(女性には起こりにくい)傾向の理由について、進化心理学の観点からご紹介します。
これも一つのバイアスです。知っておくことで、自分の行動を律したり、お子さんの行動原理がわかるかもしれません。
自分含めて、人の行動原理を知ることは、誰かを理解する助けになります。
参考書籍はこちらの2冊です。
- キレイな女性がいる時にリスクテイカーになるのは、原始時代から同じ
- キレイな女性がいる時に男性が気を付けるべきこと
- 女性が少ない環境も、意外と危ないらしい
- まとめ。進化心理学から考えると、男性の行動は腑に落ちることが多い
キレイな女性がいる時にリスクテイカーになるのは、原始時代から同じ
そもそも、人の性質のほとんどは原始時代から変わっていません。
つまり、200万年くらい人は変わっていない。ともいえます。
人の生活様式が大幅に変化したのが、産業革命以降と仮定すると、これは当然のように思えます。
原始時代以降、キレイな女性がいる時にリスクテイカーである事は、子孫を残す(モテ)ために必要な能力でした。
その傾向が今でも継続しているのが、私たち現代人です。
キレイな女性がいる時に男性が気を付けるべきこと
そんな男性がキレイな女性(主観)がいる時に気を付けるべきことを3つ取り上げます。
こういった場面に似たシチュエーションに遭遇したら、気を付けましょう。
どう考えても、普段と違う行動を取ってしまうのが、男性の性です。
1.スケートボードで遊ぶときに気を付ける
オーストラリアのスケートボード場に、心理学者がこちらの2パターンで調査に行きました。※20ドル払って、96人の男性に技を見せてもらう。
①男性一人で調査する
②魅力的な若い女性を連れて2人で調査する。
②については、①の男性一人で調査した場合よりも
・難しい技をやる
・テストステロンが分泌されている
・痛くても気にしていないふりをする
などの傾向があったようです。ちなみに同行してもらう女性は、事前に他の男性20人からのアンケートで、相対的に美人かどうか判定してもらっているようです。
つまり、美しい女性がいる場合は、ついつい張り切ってしまう。結果的に、リスクテイクの行動が増える。ということのようです。
大切なのは、リスクのあるスポーツなどをしている時、気を付けましょう。ということです。
とはいえ、難しい技への成功率も上がったようなので、チャレンジする勇気をもらっている。とも言えます。
2.お金を支払う時に気を付ける
男性は、自分の力を誇示するために、お金を多く支払う傾向があります。
理想のデートプランを
・何かを購入する選択をする前に見せたグループ
・見せなかったグループ
で2つに分けます。
理想のデートプランを見せずに、購入品の選択をする場合は、男女差はありませんでした。
しかし、理想のデートプランを考えた後は、男性のみ支払いに使う金額が増えました。
つまり、男性は女性のことを考えると、見栄を張ったり、ロマンティックな空間を演出するためにお金を多く使う傾向があります。
例えば、
・服を買いに行って、試着を促した店員さんが好みだった
・車を買う時、担当者が好みだった
・レストランに理想の女性と食事にいった
こんな時は、気付かぬうちに支払い金額が増える可能性があります。
3.運転をする時に気を付ける
運転についても同様で、キレイな女性と一緒にドライブをしているとき、普段よりも危険な運転をしやすいです。
それは、運転技術をPRすることで、自分の能力を示そうとするからです。
デートの定番の運転。お互いの安全のために、いつも以上に安全運転をする方が良さそうです。
女性が少ない環境も、意外と危ないらしい
これまでは、キレイな女性がいる時は、男性心理としてリスクテイクするよ。という話でした。
ですが、女性が少ない環境もそれはそれで危険です。
1.借金が増えるかもしれない
ジョージア州の「メイコン市」と「コロンバス市」を比較すると、クレジットカードの負債額が異なるようです。
実際、メイコン市と比較して、コロンバス市は約3,500ドル多いようです。
そこで、男女比を比較すると、こうなります。
メイコン市:女性ひとりにつき、0.8人の独身男性
コロンバス市:女性ひとりにつき、1.18人の独身男性
もちろん、これだけで男性の借金が増える。とは言えないかもしれません。
それでも、カジノで大きくお金をかける時、キレイな女性が近くにいる傾向もあるようなので、ある程度女性が男性の支出に影響を与えていそうですね。
2.暴力的に行動が増えるかもしれない
日本でも有名になった「バチェラー」簡単に説明すると、一人のイケてる男性をめぐって、何人もの女性が競争する話。
その逆転バージョンの「バチェロレッテ」では、一人のイケてる女性を巡って、何人もの男性が競争します。
その時、男性は女性が居ないすきに、殴り合うことが多かったようです。
他にも、インドでは男性比率が1%上がると、殺人率が5%増える。という事例もあるようです。
女性を巡って争いがある時、男性は少し暴力的になる可能性が増えます。かつて、力は女性獲得のために必要な能力だったことが影響しているようです。
共学よりも、男子校の方が平和かもしれませんね。
まとめ。進化心理学から考えると、男性の行動は腑に落ちることが多い
今回ご紹介した内容が全て、正しく、どんな場所でも同じ傾向になる。とは言い切れません。
それでも、進化心理学的に考えれば、男性心理は女性に大きく影響を受ける可能性があるんだなあ。ということがわかると思います。
スケボーの例でも取り上げたように、女性の前ではかっこつけようとして、リスクテイクをします。結果、これまでできなかった技に成功する可能性もあります。
重要なのは、情報をどのように使うか。
古い言い方ですが、勝利の女神。というのは、男性のチャレンジ意欲を後押ししてくれた結果かもしれません。
とはいえ、男性心理として、キレイな女性といる時は普段の自分と違う場合があります。くれぐれも、無駄なリスクを取らないように気を付けましょう。